ゾナウ民族とは、ゲーム『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』及びその続編『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』で言及される古代民族である。
概要
『ブレス オブ ザ ワイルド』のハイラルにおいて数千年前に忽然と姿を消した民族。
「フィローネを本拠地とした蛮族」と言われているが、高度な建築技術とまじないの力を持っており、ハイラル各地に数々の謎めいた遺跡を残している。古代シーカー族の祠と連動した遺跡も多く、深い関わりを持っていたと思われる。
彼らの遺跡の装飾にはコログ族やウオトリー村のものに似た渦巻き模様が多用されている。また、龍・フクロウ・ブタをモチーフとした遺跡も多い。これらの動物はトライフォースが象徴している勇気・知恵・力に対応すると考えられており、ハイラルの他の民族と同様の信仰を持っていたことが読み取れる。
『ティアーズ オブ ザ キングダム』において
ゾナウ遺跡自体はE3 2014で『ゼルダの伝説 最新作 Developer Story』として公開された映像の中で既に登場しており(上動画の23:05付近)、当時盛んに考察されていたが、その後は発売前宣伝でも実際のゲーム中でも『ブレス オブ ザ ワイルド』の他の要素と比較して大した情報が無く、後に出版された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド マスターワークス』においても概要に記したのと同程度の記述しかなく、時と共に忘れ去られていく要素でしか無かった。
しかしE3 2019で『ブレス オブ ザ ワイルド』の続編が発表されるやいなや、その初公開映像に、渦巻き模様を多用した石造りの遺跡やドイブラン遺跡やヤシノ遺跡で見られる夜光石様の緑色の謎の光などゾナウ的要素がふんだんに盛り込まれていたために考察勢の注目の的となった。
さらには『Nintendo Direct 2022.9.13』で続編の正式なタイトル『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』と共に発表されたタイトルロゴにはゾナウ遺跡の龍の石像を思わせるデザインのウロボロスが描かれており、ストーリーとの深い関係が示唆されている。
そして2023年3月に公開された映像「プロデューサーの青沼英二がプレイする『ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム』」内にて本作の新たな敵キャラである「ゴーレム」が倒された際に「Zonai Charge(ゾナウチャージ)」というアイテムを落とす事が判明し、本作に登場する文明物がゾナウの手によるものであることが明確なこととなった。
映像内では同じゾナウ民族の技術によるものと思しきリンクの新たな力が紹介されており、その背景にあるであろうストーリーについて様々な考察が行われている。
関連項目
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