ゾロアークとは、ポケットモンスターに登場するNo.0571のポケモンである。初登場はブラック・ホワイト。
基礎データ | |||
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名前 | ゾロアーク | タイプ | 🌒あく |
英語名 | Zoroark | 高さ | 1.6m |
分類 | ばけぎつね | 重さ | 81.1kg |
グループ | 陸上 | 特性 | イリュージョン |
孵化歩数 | 6400歩 | ― | |
性別比率 | ♂:87.5% | 隠れ特性 | ― |
♀:12.5% | 捕捉率 | 45 | |
世代 | 第五世代 | 努力値 | 特攻+2 |
進化 | ゾロア → ゾロアーク(Lv30) | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #0571 | 図鑑の色 | 灰 |
イッシュ | #077(BW) #152(BW2) |
カロス | #125(マウンテン) |
アローラ | #029(USUM/アローラ・メレメレ) #013(USUM/ポニ) |
ガラル | #088(ヨロイ) |
ヒスイ | ― | パルデア | #229 |
図鑑説明
- ポケットモンスターブラック、ポケットモンスターY、アルファサファイア
- あいてを ばかす ことで むれの あんぜんを まもってきた ポケモン。 なかまの けっそくが かたい。
- ポケットモンスターホワイト、ポケットモンスターX、オメガルビー、バイオレット
- いっぺんに おおぜいの ひとを ばかす ちからを もつ。 まぼろしの けしきを みせて すみかを まもる。
- ポケットモンスターブラック2・ホワイト2、スカーレット
- ゾロアークを とらえようとした ひとを まぼろしの けしきのなかに とじこめ こらしめた といわれる。
- ポケットモンスターウルトラサン
- なにかに ばけるだけ ではなく なんびゃうにんもの ひとに まぼろしを みせる ちからをもつ。
- ポケットモンスターウルトラムーン
- にんげんに すみかを あばかれそうに なると まぼろしを みせて もりを さまよわせ つづける という。
- ポケットモンスターソード
- にんげんに すみかを あばかれそうに なると まぼろしを みせて もりを さまよわせ つづける という。
- ポケットモンスターシールド
- にんげんに すみかを あばかれそうに なると まぼろしを みせて もりを さまよわせ つづける という。
- Pokémon LEGENDS アルセウス
- ヒスイのすがた
白髪 振り乱し姿 死神の如く。 我が身をも 切り裂く 激しき怨讐にて 仇 襲い 道連れ覚悟で 仕留めたり。
概要
\こきゅきゅきゅきゅーんっ!!/
- 2010年公開映画『幻影の覇者 ゾロアーク』で初登場したポケモン。
- 純粋なあくタイプのポケモンはポチエナ系・ダークライ・ブラッキー・アブソルに次いで、ゾロア系となるゾロアークで7匹目。
- 特性のイリュージョンはパーティリストの最後にいるポケモンに化けるというもの。詳細は後述。
- 種族値的には速攻二刀タイプのアタッカーで、攻撃と命中を同時上昇させる爪とぎ、敵の命中率を下げる悪特殊技のナイトバーストといった新技を覚える。
- 専用技のナイトバーストは命中95・威力85の悪タイプの特殊技で、追加効果で4割の確率で相手の命中率を1段階ダウンさせる。
現在、あくタイプの特殊技は「あくのはどう」とこれの2つのみで結構珍しい。その「あくのはどう」は命中100の威力80で、2割の確率でひるせる。ゾロアークはどちらも覚えられるため、性能的には好みで選んでしまって問題ないレベル。
ただし、ナイトバーストはレベルアップで自力習得するが、あくのはどうは遺伝で覚えさせないといけないため手間がかかる。 - BW2においてはゲーム内通常イベントでゾロアをもらえるため入手は容易だが、BWの段階では図鑑完成に必要であるにも関わらず野生でもゲーム内の通常イベントでも手に入れることが出来ないなんとも理不尽なポケモンだった。BW当時手に入れる方法は、2010年公開映画の前売り券で手に入れられた三犬を転送マシン、もしくやポケシフターでBWのROMに送り、三犬のいずれか一匹を連れてライモンシティ近くの迷いの森に行き、そこのキャンピングカーに乗っている女性に話しかけるというイベントをこなすか、2011年にニンテンドーゾーン及びワールドホビーフェアにて配布された個体を入手するしかなかった。または自力入手でなければGTSで交換してもらうしかなかった。ちなみにワールドホビーフェアでの配布個体は当時わざマシンのなかったバークアウトを覚えており、他のポケモンにバークアウトを覚えさせるためにはこの配布個体の♂が必須であった。
- 映画の主役を務めて配布されたポケモンであるため幻ポケモンであるかのようなイメージが一部にあるが、進化前のゾロアが存在することからも分かるように、野生で捕まえられないだけでタマゴで普通に増やせる一般ポケモンである。ミュウやシェイミ等のように通信対戦で禁止されているといった事もなければ、マナフィとフィオネのように劣化版しか生まれないといった事もない。
- 映画のゾロアークはオカンだった。予告編ではサトシに化けていたりしていて闇サトシとも言われていたが映画本編にそんな場面は一切出ていなかった。ポケ映画ではよくあることである。
- 2015年11月4日より、北米ROMにて「ヘドロばくだん」を覚えた特別なゾロアークの配信が開始された。ゲンガーとの組み合わせにより相手を翻弄しながら戦うことも可能となったが、配布対象が限定的であるため対戦環境で数が増えることは無いと思われる。(しかし、奇襲性は高いため、ゲンガーとの組み合わせと出会ってしまった場合は注意が必要である)
「イリュージョン」について
ゾロア系統専用の特性「イリュージョン」は、手持ちの後ろにいるポケモンに化けた状態で場に出てくるというもの。
- 「化ける」とは
メタモンのように技までコピーしたりするわけではなく、あくまで見た目と名前が変わるだけ。ステータスやタイプ、覚えている技などはゾロアークのまま。
ゾロアーク側のトレーナー視点からは、姿とHPバーの上の名前、ポケモンを出し入れするときの「○○!交代!」などのメッセージは変身先のポケモンのものに変わるが、コマンド入力待機中のメッセージでは思いっきり「ゾロアークは どうする?」と表示されるため、例えばニコ生で画面を映して放送している場合、視聴者にはゾロアークだとすぐバレる。- この変身により、ヌオーが出てきたと思って草ポケを出したらたらいきなり先制火炎放射を撃ってきて返り撃ちにされた・・・などと言う事が起こり得る。または、毒とか格闘タイプだと思ってサイコキネシスを撃ったら全く聞かなくて反撃を貰った、カウンターを覚えないはずのポケモンなのに中身がゾロアークでカウンターを食らった、等など。
- この変身は、ゾロアークが相手から何らかのダメージを受けると解ける。ダメージを受けなければいつまでも解けないが、化けた先のポケモンが覚えるはずが無い技を使うと、変身が解けなくてもゾロアークだとバレる。特に、専用技のナイトバーストを使うと1発である。
また「かたやぶり」「いかく」などの、登場時に何かしらのメッセージが出る特性を持っているポケモンに化けた場合、そのメッセージが出ないので、これまたすぐバレる。
サーナイトのような、場に出るときに発動する特性とそうでない特性を持っていて、どちらもそれなりに使われているポケモンならまだしも、バンギラスのように場に出たときにメッセージが表示される特性しか持っていないポケモンや、オノノクスのように2つ以上あるがメッセージが表示される特性の使用率が格段に高いポケモンの場合はばれやすい。 - それでも上手く使って読み合いに勝てば多大なアドバンテージを得られるため、通信対戦では最初に見せる6匹のうちにゾロアークがいた時点で必ずイリュージョンを警戒される。
しかし逆に言うと、ゾロアークを使う側もゾロアークを見せておいて対戦に出さないという事も出来るため、相手に先発で出したポケモンがゾロアークなのかそうでないのかの読みを強いる事が出来る。ゾロアークのあくタイプと弱点が逆になるタイプのポケモンだと効果的。 - このようなことから、きちんと育てておらずレベル50になっただけのゾロアークでも、手持ちに入れておくと相手をある程度牽制出来る。
- 上記のように見た目、性別、ボール、色違いか否かなど外見上の情報は例外なくコピーできるが、戦闘中のあらゆる処理は見た目に関係なくゾロアークとして行われる。そのため、例えばメスのゾロアークでオスのカイリキーに化けてオス相手にメロメロを発動させるといったネタ的な運用も可能。
- 変身する「後ろのポケモン」とは
「手持ちの瀕死でないポケモンの中で最後尾にいるポケモン」と言う意味。
例えばゾロアーク・フシギバナ・リザードン・カメックス・ピカチュウ・カビゴン と言う並びの手持ちの時に野生ポケモンに出会った場合、ゾロアークはカビゴンに化けて出てくる。しかしこの中でピカチュウとカビゴンが既に瀕死だった場合、カメックスに化ける。
6匹の中から3匹選ぶ3on3シングルバトルでは、選んだ3匹の中の最後尾、つまり3番目として選んだポケモンに化ける。
先発で出さずに途中で交換で場に出した場合でも、その時点で手持ちの最後尾にいるポケモンに化けて出てくる。ただし、ゾロアーク自身が最後尾にいた場合、何にも化けずにゾロアークのまま出てくる。 - また、イリュージョンを利用したゾロアークの代表的な戦法の一つとしてタスキカウンターがある。
カウンターは物理技を受けた場合、受けたダメージを倍にして返すと言うものだが、その攻撃で倒れてしまったら意味が無いので、単体で扱えるポケモンはソーナンスかハピナスくらい。他のポケモンで使うには、どんな大ダメージを受けてもHP1で生き残るきあいのタスキを併用する。ほぼ自分の最大HPの2倍のダメージが出るので、ハピナス並のHPでもない限り、耐久型のポケモンでも一撃。
これ自体は昔から存在するメジャーな戦法だが、タスキカウンターを有効に利用出来るポケモンとそうでないポケモンがいるため、有効活用出来るポケモンは出した時点でタスキカウンターを警戒されてしまい、うまくカウンターをかわされてしまう。
しかしゾロアークは「普段タスキカウンターを使いそうもないポケモン」に化けることで相手のカウンターへの警戒を緩める事が出来るため、他のカウンター使いよりはいくらか決めやすい。
ヒスイのすがた
概要
- レジェンズアルセウスに登場するゾロアークのリージョンフォーム。ゾロア同様灰白色を基調とした体色で、先端が赤いぼさついた鬣が特徴。この毛先は常時蠢いており、ここから恨みのエネルギーを放出する。恨みのエネルギーは時に正気を失わせるほどの強烈な幻覚作用を引き起こし、呪いによって対象の肉体と精神を侵食する。
- ゾロア種の死霊という出自もあってか気性が激しく、他の生物には敵意を剥き出しにする原種以上に排他的な性質だが、仲間には優しい面を見せる。
- 本編ではエイチ湖の試練ではオヤブン個体との戦闘イベントがある。ここで倒しても後でランダム出現するが出現は極稀なのでできればイベント戦で捕獲したい。
- タイプは固有の複合タイプであるノーマル・ゴースト。格闘・ゴーストの両方に耐性のある唯一の組み合わせであり、タイプ相性上はコノヨザルに滅法強い。自身の耐久力は低く一致等倍を耐えるかも怪しい水準だが無効タイプ3つ・弱点が悪1つのみと防御属性として中々に優秀なタイプではある。それにしても唯一の弱点である悪タイプに原種が属しているのは何の因果なのだろうか。また、種族値は特攻と素早さが僅かに原種より高く、より特殊アタッカーとしての側面が強くなっている。
- 専用技「うらみつらみ」はレジェンズアルセウスでは敵を30%の確率で霜焼け状態にする威力60のゴースト特殊技で、状態異常のポケモンに対しては与ダメージが倍増する。SVでは霜焼けの廃止に伴い大幅に効果が変わり、追加効果が敵の攻撃力確定ダウンに変更され、威力が75に引き上げられた代わりに状態異常者への与ダメ倍化がない。シャドーボールとの威力差は小さく追加効果での選択となるだろうが、専用技なので使用した瞬間にばれる点には要注意。
- ポケモンSVDLCコンテンツ「ゼロの秘宝」の早期購入特典として、ハッピータイムを習得したテラスタイプ悪・カリスマのあかし付のヒスイゾロアークが先行入手できる。シリアルコード受取期限は2023年10月31日、使用期限は2024年2月29日まで。
関連動画
関連静画
お絵カキコ
関連項目
関連リンク
- 新ポケモン「ゾロア」「ゾロアーク」の姿が判明!2010年ポケモン映画にも登場!
- ポケモン映画公式サイト「幻影の覇者 ゾロアーク」
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