ゾーラ族とは、ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズに登場する種族である。
概要
半魚人で基本的には水辺で生活している種族。
敵キャラとして出てくる時と味方で出てくる時があり、しかも見た目が大きく異なるという謎があったが、2017年の書籍『ハイラル百科』で海河の区分やリト族はゾーラが環境の変化によって進化した結果である事が判明した。『ふしぎの木の実 時空の章』ではゾーラ族には「海ゾーラ」と「河ゾーラ」の2種類がいて、緑色で顔の横からエラが生えているのが河ゾーラ、青白く頭の後ろにヒレがあることが多く人に近い見た目なのが海ゾーラだと説明されているが、「初代」では海にいるゾーラが攻撃してくるし、「時オカ」では河にすむゾーラが味方だったのでおそらくこれは住処による区別ではなく、種族自体が分かれたということだろう。
「ゾーラ族」と表現される場合は海ゾーラを指す場合がほとんど。
初代
敵として河ゾーラが登場。水面から顔を出して光弾を発射して攻撃してくる。
リンクの冒険
神々のトライフォース
基本的には敵なのだが、キングゾーラは500ルピーで水かきを売ってくれる。リンクはカナヅチなのでこれがないと泳げない。キングゾーラの近くでゾーラを殺してもなにもしてこない。 闇の世界ではグロイが似たようなモンスター「クー」が出てくるが、闇の世界に迷い込んだゾーラかもしれない。
夢をみる島
水面から顔を出して火の玉を吹いてくる。今回も敵キャラではない河ゾーラがいる。みとおしレンズを持っていればどうぶつ村の空き家で会話することができ、DX版なら写真が撮れる。
時のオカリナ
初めて海ゾーラが登場。ただし川の奥のゾーラの里に住んでいる。ミニゲームをクリアして貰える銀のウロコがあれば深く潜れるようになる。キングゾーラと娘のルト姫がおり、里の奥の湖にはジャブジャブ様という守り神が住んでいる。
大人時代になると里はゾーラ族ごと凍ってしまい、助かっていたルト姫は里を救うために水の神殿へ向かっている。そして彼女のせいで人外娘属性に目覚めた人も。
ムジュラの仮面
今作でも味方として登場。主に海辺のグレートベイの海外に生息し、そこで活動するゾーラ族のバンド「ダル・ブルー」を中心に話が展開される。ゾーラ族は卵生だということが判明した。
また、今作では「ゾーラの仮面」を被ることでゾーラ族に変身し、操作することができる。ヒレをブーメランとして飛ばす攻撃と電撃のバリアを使用した体当たりを使用する。オカリナを使用するとギターになる。
ふしぎの木の実
『時空の章』では上記の通り、海河2種類のゾーラが登場。 海ゾーラは野蛮な河ゾーラと一緒にされることを嫌っている。 『大地の章』には登場しない。ゾーラの里への行き方はものすごくめんどくさいので詰んだひともいるかも。キングゾーラの病気を治すイベントがある。また、ゾーラの鱗は重要アイテムである。こちらにもジャブジャブ様は守り神として登場。ゾーラの鱗ってその辺の河ゾーラ殺して剥ぎ取っちゃだめなの?
風のタクト
どういうわけか鳥のような種族である「リト族」へと進化した。ゾーラ族自体は賢者ラルトを除き登場しない。
魚の島という島にジャブジャブ様と名前が似たジャブー様という精霊が住んでいる。関係性は不明。
リト族については単独記事参照。
トワイライトプリンセス
海ゾーラが登場。水源に住んでおり『時のオカリナ』と比べると全体的に中性的な容姿。兜と槍を持った兵士や人間の下で働くゾーラ族も登場した。重要キャラクターとして女王ルテラと王子のラルスが登場する。
里はまたしてもゾーラ族ごと凍っており、到着した時点で女王は既に故人。王子は行方不明に。何故かカカリコ村にはゾーラ族ゆかりの場所がある。
神々のトライフォース2
河ゾーラのみ登場し、攻撃してくるゾーラと会話できる友好的なゾーラがいる。ゾーラの里が存在しておりオーレンというゾーラの女王がいる。盗まれたスベスベの石を返すとゾーラの水かきをくれる。
ブレス オブ ザ ワイルド
ゾーラの里がラネール地方にあり、神殿のような神秘的な建造物を築いている。ハイラル王国と共同で治水工事を行うほど種族間の関係は良好のようだ。現在はかつて王女ミファーが使用した古代兵器、神獣『ヴァ・ルッタ』の暴走によって止まない大雨と貯水池の決壊の危機に瀕している。
今作のゾーラはいわゆる海ゾーラに近いが体の色がカラフルで全体的にサメのような印象になり、長命の設定が付与されている。100年前に子供だったゾーラが若い大人として登場する程度には長く、眠りにつく前のリンクと知り合いだった人物も多くミファーの死がリンクの所為だと考える老人もまた多い。
登場するすべてのゾーラに固有の名前があり、ミファー以外の主な人物としてはドレファン王とシド王子、ムズリなど。
余談
風のタクトには魚男という喋る魚が登場し、スカイウォードソードには水生の亜人種族としてパラゲ族というタコとクラゲを足したような種族が登場する。
主な名前付きゾーラ
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この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
- キングゾーラ
海ゾーラ河ゾーラともに王が存在することが多く、そのままキングゾーラと呼ばれる。
『神トラ』のキングゾーラや後述する『ブレス オブ ザ ワイルド』のドレファンは普通のゾーラを大きくしたような姿だが、『時オカ』と『時空の章』のキングゾーラは他のゾーラ族と異なり卵体型である。泳げるのかとか気にしてはいけない。『トワイライトプリンセス』のキングゾーラは名前しか登場しないため容姿は不明。
『時のオカリナ』のキングゾーラはリンクを玉座の後ろにある通路へ通す際に座ったまま移動するだけの無駄に長いイベントがある意味有名。そのモーションが長すぎるため、TASやTAでは会話ごとスキップされる上、7年後氷漬けにされた際もスルーされてしまう。フルネームはキングゾーラ・ド・ボン16世らしい。
『神トラ』のキングゾーラは泳げるようになるゾーラの水かきを500ルピーで販売し、『時のオカリナ』のキングゾーラは青い炎で助けるとゾーラの服をくれ、『トワイライトプリンセス』のキングゾーラも勇者にゾーラの服を遺しているなど、ほとんどの作品でリンクの泳ぎを助けるアイテムに関係している。 - ルト
『時のオカリナ』に登場するゾーラの姫。『ゼルダ無双』にもプレイヤーキャラとして登場している。
詳しくは個別記事へ。→ルト姫 - バンド「ダル・ブルー」
『ムジュラの仮面』に登場するゾーラ族のバンド。ボーカル担当のルル、ギター担当のミカウ、キーボード担当兼リーダーのエバン、ベース担当のジャパス、ドラムのディジョの5人のバンドでマネージャーにトトという小型のキングゾーラといった外見のゾーラ族がいる。 - ラルト
『風のタクト』における前任の大地の賢者。既に殺害され肉体は無い。ゲーム内で唯一のゾーラ族である。 - ルテラ
『トワイライトプリンセス』に登場する女王。夫のキングゾーラとは死別しており、息子のラルスがいる。リンクが玉座の間に到着した時点で既に処刑されていたが、幽霊の姿でラルスを助けてくれるように頼んでくる。
ラルス王子を助けた後カカリコ村にあるキングゾーラの墓に隠されたゾーラの服を譲ってくれる。 - ラルス
ルテラの息子でゾーラの王子。ゾーラの里が襲われていることをハイラル城のゼルダへ伝えるに行く途中で魔物に襲われ倒れてしまったところをイリヤやテルマ達に発見される。
人の医者は匙を投げてしまい、治したことがあるというカカリコ村のレナード牧師のところへ移されることになった。リンクはテルマの馬車の護衛を引き受ける。
快復した後は母の死を知り鬱ぎ込むが、後に王位を継ぐ決心をする。 - オーレン
『神トラ2』に登場するゾーラの女王。スベスベ石によって人に近い姿を保っているが、石が盗まれると河ゾーラらしい姿になってしまう。
後にみずのほこらへ封印されるも賢者に覚醒する。 - ミファー
『ブレス オブ ザ ワイルド』に登場する100年前に死亡したゾーラの王女。ゾーラ族の英傑で神獣ヴァ・ルッタを操った。槍の名手であり治癒の特殊能力を持つ。リンクに対して恋心を抱いていた。 - シド
ゾーラの王子でミファーの弟。水を放出し続けるヴァ・ルッタを止める為にリンクと協力して戦う。さっぱりしているがやや暑苦しい性格で、100年前は子供だったらしい。
ハンマーヘッドのような突起が特徴。
続編の『ティアーズ オブ ザ キングダム』にも登場し、ラネール地方を襲った異変を解決後父から王位を譲り受ける。 - ドレファン
ゾーラ族の王でミファーとシドの父親。全体的にクジラっぽい。ちなみに王族の名前はドレ・ミファ・ソラ(ゾーラ)・シドが由来になっており、他のゾーラも音楽用語が由来となっていることが多い。 - ムズリ
ミファーの教育係だった老人。最初はリンクを信用していなかった。頭部がマンタっぽい。
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