タイガー&ドラゴンとは、
概要
両親を子供の頃に亡くし、笑いを忘れたヤクザの山崎虎児(長瀬智也)がひょんなことから落語家・林家亭どん兵衛(西田敏行)の高座を聞いて感動し、弟子入りする。
ところがこのどん兵衛、実は虎児が属する組から400万円の借金をしていたのだ。
そこで2人は、「虎児はどん兵衛から噺を1つ教わるごとに授業料を支払い、どん兵衛はその授業料を虎児が所属する組の借金の返済に充てるため、そのまま虎児に返す」という、奇妙な契約を交わすこととなった。
根っからのヤクザで笑いのセンスのない虎児であったが、かつて「落語の天才」であったが今は落ちぶれているどん兵衛の次男・谷中竜二(岡田准一)と出会ったのを機に、徐々にその才能が開花していく…
サブタイトルは古典落語の演目をそのまま用いて、その演目をベースとした一話完結形式のドラマに仕立てられている。落語と極道そして家庭、それそれの異なる世界を絡めて描いた笑いあり、涙ありの人情喜劇である。
なおタイトルは主題歌のほか、主演の2人である「虎児」と「竜二」の役名ともかかっている。
落語の指導は本編でもどん兵衛一門の出世頭を演じている春風亭昇太が担当。
その兄弟子で、小噺しかできずリアクション芸人と化している林家ペーみたいな落語家を阿部サダヲが演じている。
また本職の大御所落語家である笑福亭鶴瓶師匠も出演しているが、その役どころは落語家ではなく虎児が属するヤクザの組長である(※ただし「元落語家」という設定)。そして組長の娘役の伊藤修子が舌足らずで天然ボケであることを鶴瓶が「きらきらアフロ」などで度々暴露してはイジっていた。
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