タイプライターとは、
概要
タイプライターは1714年にイギリスで発明され、1874年にアメリカで商品化された。現在コンピュータのキーボードに採用されているQWERTY配列やShiftキーなどは、タイプライターに採用されたものを源流とする。
打刻すると独特の音がする。
欠点
キーを連続して叩くと活字を叩きつけるハンマーが絡まってしまう現象がしばしば発生した。マイコンを使ったワードプロセッサーの登場によりタイプライターが 滅びたため、現在では「タイプライターが絡まる」と言っても「('Д')?」となってしまうだろう。英国のTVドラマ「名探偵ポワロ」内で、ミスレモンが しばしばタイプライターの絡まりに頭を悩ませているシーンが登場する。
またキーを打つと同時にインクで打刻してしまうため、現在のように間違えたからと文字を消したり自在に改行・切り取り&ペーストすることはできない。(訂正印のように上から打刻する事は可能)
その後
和文タイプのものは1915年、杉本京太によって発明・改良されたが、こちらは約3000の活字をひとつずつ拾うという、まったく違う構造のものであまり普及しなかった。
その後1964年に欧文用ワードプロセッサがアメリカで開発され、タイプライターはワードプロセッサ、やがてはパーソナルコンピュータにその機能を継承し1980年代には姿を消していった。
現在は同様の盤面がキーボードとして生き続けている。ただしスマホの普及や音声入力が可能となったことで、タッチタイピングが可能な人間は若干減少している。
音楽作品「タイプライター」
1950年、アメリカの音楽家ルロイ・アンダーソンによって作曲された。
手打ち式タイプライターのキーをたたく時の音、改行位置まで来たことを知らせるベルの音、手で印字位置を戻す時の「シャッ」という音が出てくる(ただし、ベル音については、タイプライター内蔵のものをそんなに都合よく鳴らせないため、別に用意した卓上ベルが使用される)。ジェリー・ルイスのコミカルなパフォーマンスも有名。
その他
ゲーム
ゲーム「バイオハザード」シリーズにおいてはセーブポイントとして定番。ただしインクリボン必須。古い洋館ならまだしも、市内各所から研究所、絶海の孤島まで普及しているのはネタにされることもある。(作中年代は1998年以降で、作中には普通のコンピュータ・プリンタもある)
ランダム
「お猿さんがランダムにタイプライターを叩きまくったら、いつか偶然作品を作れるんじゃね?」
といった確率的なものもある。ちなみに計算したら途方もない年月が必要。
→ 無限の猿定理
関連動画
関連項目
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