タキオン怪文書とは、ネット上に流布するなりきり系二次創作SS(いわゆる『怪文書』)のうち、「アグネスタキオン(ウマ娘)」が発した台詞のように書かれたものである。
SS型『怪文書』については単語記事「怪文書」に詳しい。
概要
おやカフェじゃないかこんなところで会うなんて奇遇だね相席してもいいかないいよねありがとうグッドサイエンティスト。
いやぁここのところすっかり「タキオン怪文書」なるものの研究に没頭していてね。
ようやく解析が終わりネットの海に放流しようとする段まで漕ぎつけたというのに携帯電話が部屋のどこを探しても見つからないんだよ。
だからこうして非合理的ながらも足を棒にしてかわりに送信するモルモットくんを探しているわけだが…
察するに今の私は相当悲惨な風体をしてるのだろうね?
腫れ物扱いにも慣れたものだと思っていたが、今日はやけに周囲の視線を感じるんだ。
まあかれこれ数日は着たきりの白衣では無理もないというものだがね。
ん?なんだいカフェ?「みんなが注目しているのは白衣ではなくあなたの後ろに這い寄ってくるJRAの馬主バッジを付けた男のせい」?
ふーーくははッ!おいおいまったく何を言い出すんだいキミは!
見えないものが見えるだけでなく見えているものが見えなくなるとは!この私がそんな失態を演じるはずが
あれーっ!?
…急用を思い出した。ここらで失敬するとするよ。
ウマ娘プリティダービーには、性格や語り口が個性的なキャラクターが何人も登場する。そのうち、アグネスタキオン(ウマ娘)のキャラクター性を膨らませ、文章形式で表現した二次創作群が「タキオン怪文書」と呼ばれている。
「ウマ娘プリティーダービー」のアニメseason1放送頃には、トレーナー・ウマ娘の語り口のような文章のネット掲示板・SNSへの書き込みや、それを怪文書と称する現象が確認されている。そして、アプリゲーム配信によるアグネスタキオンなどの各ウマ娘のキャラクター性の追加と、本記事冒頭の引用文の元となった文章の拡散が起こっている。大泉洋など、アグネスタキオンと似た口調の人物に途中で入れ替わる内容のものもある。
ただし、二次創作者によってモチーフが誇大表現、本来の設定から逸脱したものもあるので、閲覧には注意が必要である。また、過度なキャラクター改編や一ユーザーによるなりきり行為が苦手な層や、ネタの外部拡散を快く思わない人々もいる。さらに、Cygamesの配慮要請から、過激な事を思わせる表現に対し「イメージに反する」などと他の人から注意喚起される可能性にも気をつけたい。
関連項目
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