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タグボート

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タグボート（tugboat）とは、他の船舶やエンジンを持たない艀（はしけ）、自走出来ない水上構造物の移動を目的とした船の英名。日本語では引船や曳船等という。

曖昧さ回避

TUGBOAT - 日本の広告代理店。

概要

一言で表すなら、小さくて力持ち。小回りが利いて前後左右自在に動ける頼もしいヤツ。

船自体は意外と小さい物が多く、自船よりも非常に大きく重量のある船舶等の移動を行うため、船体規模に比べ非常に高馬力なエンジンを搭載している。ただ馬力はあるがトルクに全振りしているため、最高速度はそこまで早くない。

ワイヤー等を用いて牽引する他にタグボートの船体自体で対象に接触して押すことで移動させることもあるため、船体縁には緩衝材を配置している。

タグボート自体は目的によって大小様々なタイプがあるが、港湾内で船舶の移動を手助けするタイプは細やかな操船が求められるため、アジマススラスターやフォイト・シュナイダープロペラ（現在は稀）といったスクリュー自体に舵性能を持つものを採用していることが多い。
　…難しく書かれているが要するに細かな操作を行うため360度自由に回転できるスクリューがついていると思って頂ければ問題ない。

一方、外洋にて石油掘削洋上プラットホームやメガフロート等を曳航する「外洋タグボート」や「オーシャンタグ」と呼ばれるタイプの大型タグボートもあるが、小回りはそれほど要求されないこともあり通常の船舶と同様のスクリューと舵を艤装するものが多い。もちろん、一部にはアジマススラスターを採用したオーシャンタグも存在する。