『タマユラミライ』とは、Azuriteより発売されたPCアドベンチャーゲームである。18歳未満は購入・プレイできない。
概要
Azuriteの3作目にあたる作品。『あくまで、これは~の物語』以来1年2か月ぶりの新作となる。
Windows 7, 8, 10に対応している。前作まではDMM GAME PLAYERによるオンライン認証が設定されていたが、本作ではなくなっている。価格はパッケージ版が9800円、ダウンロード版が7800円(いずれも税別)となっている。
2019年5月31日発売。『D.C.4 ~ダ・カーポ4~』との競り合いの末、萌えゲーアワードの月間賞を受賞している。
あらすじ
山あいの町である深野市は、かつて人と人ならざる者、妖異がともに暮らした地である。そしてそこには、人と妖異の「調和をとる」役目を担った魔法使いがいたという。「調和をとる」とは妖異を退治するということではなく、人と妖異とのトラブルを解決し、双方の利益を図ることである。
夜羽睦季は現代の深野で人と妖異の調和をとる役目を担う、魔法使いの後裔である。そんな彼にある日、地元の猫川という川の主である猫天宮花子に学校の女子トイレに呼び出され、このような報告を受けた。
猫川の水源地である六神石山(ろっこうしざん)には猿の経立(ふつだつ)と人狼がいる。経立とは動物が非常に長い時間を生きて妖異へと変化したもの、人狼は人間が狼へと変化したものであり、この二者は古来より犬猿の仲であった。その人狼が年を取って衰弱し、猿がそれを追って町に下りてきているらしい、と。
人狼は人に化けて人間を食らう。そして人狼は既に学校にいるという。危機感を抱いた睦季はすぐに女子トイレから飛び出すが……
登場人物
主人公
- 夜羽睦季(よはね むつき)
- かつて深野の地にいた魔法使いの後裔である青年。2年生。彼自身も妖異を見ることができ、ルーン魔術を使いこなす魔法使いである。思慮深く落ち着いているが、女性の体をかなり意識してしまうなど歳相応の一面もある。
メインキャラクター
- 神掛由岐奈(かみかけ ゆきな) - CV:八ッ橋しなもん
- 黒髪が印象的な少女。クールで他人には簡単に心を開かない。睦季に対してもなかなか素直になれず、蒔奈にからかわれる。話すときに比喩表現をよく使うくせがある。魔法使いでないにもかかわらず、睦季をも上回る霊力を持っている。しかしそのために周囲となじめず、孤独に生きてきた。ある「落とし物」を探しているという。
- 水晶石みだり(すいしょうせき みだり) - CV:くすはらゆい
- 睦季とともに暮らす、秘書のような存在。外見は深窓の令嬢という言葉がふさわしく、町を歩けば誰もが足を止めるほどの美人である。以前睦季に助けられたことがあるらしく、彼のことを先生と言って慕っている。正体は淫魔、つまりサキュバスであるが、その割に男性恐怖症でエッチなことが苦手である。睦季であっても、触れただけで衝撃波により突き飛ばされてしまうほどである。
- 猫天宮花子(ねこてんぐう はなこ) - CV:杏花
- 猫川の主、水の神である。水場ならどこにでも現れるため、学校の女子トイレによく居るトイレの花子さんである。川の主であるためその水源地の山にいる妖異たちにも詳しく、何か問題が起こりそうなとき睦季に知らせてくる。性格は物静かながらもおちゃらけている。
- 小伯白(こはく しろ) - CV:杏子御津
- 睦季とは昔なじみの、トランジスタグラマーな女の子。彼より背が低いが、白姉ちゃんと呼ばれている。彼女自身もやたらお姉さんぶるところがあるが、ときおり方言が混ざってしまう、まだまだ純朴な女の子である。
サブキャラクター
- 神掛蒔奈(かみかけ まきな) - CV:飴川紫乃
- 由岐奈と常に行動を共にする少女。苗字が同じだが、姉妹というわけではないらしい。由岐奈とは違い人当たりが良く、睦季にも当初から好意的である。由岐奈よりも霊力は弱い。
- フェレス - CV:大隈シロ
- 睦季が契約する大悪魔。今はその力を十分に発揮できない状態だが、本来は強大な霊力を持つ。
主題歌
関連動画
関連項目
外部リンク
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