※この記事では『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの登場人物について説明します。
タランとは、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに登場する架空の人物である。デスラー総統の副官であり、ガミラス軍総司令部将軍である。(声:矢田耕司 他)
概要
デスラー総統の懐刀、股肱の臣。デスラー総統の副官である。
アニメ第1作ではガミラス帝国大マゼラン星雲防衛総司令官として、イスカンダルへ向かうヤマトに対してデスラー機雷による防衛線を構築し、航海を妨害するなどした。タランが特に目立って活躍(デスラー総統からの信頼が厚いことが見受けられる描写)があるのはアニメ第2作、第3作、ゲーム版であるが、その他の作品でも常にデスラー総統の側に控えている。「何年私の副官をやっている・・・?」とデスラーに言わしめる彼であるが、一体いつからデスラーとタランは縁があったのか非常に気になるところだ。(ちなみに、アニメの時系列で言うと数年程度)
外見は、『さらば宇宙戦艦ヤマト』までは細身の神経質そうな官僚として描かれていたが、『宇宙戦艦ヤマト2』以降は武人らしく忠誠心の強そうな容貌となっている。
「タラン」「将軍」「タラン様」などと呼ばれているが、ガルマン・ガミラス帝国では特に役職には就いていない。小学館のムック本に掲載された小説によれば、大マゼラン星雲防衛総司令官でありながらヤマトの本星への進入を許してしまった事を理由に、デスラーからの副総統就任要請を固辞し続けている、とある。そのせいで、ガルマン・ガミラス帝国には副総統が存在しない。
『宇宙戦艦ヤマト2199』にて
第3章にて原作の旧デザインと新デザイン両方が兄弟という設定で登場。
細いほう(旧デザイン)が兄の「ヴェルテ・タラン」、ゴツいほう(新デザイン)が「ガデル・タラン」という名前になっている。
…しかし、このような細かいネタまで拾ってくるあたり2199の制作スタッフはよくわかっていると言わざるをえない。
兄のヴェルテ・タランは軍需国防省相、すなわち兵器開発局などの軍備供給を担う軍需省と国防省のトップを兼任している優秀な技術屋官僚。年齢は地球換算で42歳。
航宙艦隊総司令のガル・ディッツやエルク・ドメルとは友人であり、たびたび彼らと一緒に登場する。彼らとの仲は良いようで、ガル・ディッツに対し彼の娘のメルダ・ディッツの無事の帰還を祝いつつそれをネタにからかったり、ドメルに対してはエルクと呼んでおり、さらには彼のためにしょっちゅう無理をして装備の工面をしているらしい。
デスラー総統からの信頼、そして彼の総統への忠誠はどちらも厚いが、疑問に思った命令に対しては例えそれが総統命令でも反論することがある。親衛隊などの増長に対しては現状を憂いている。
また、前述のように技術屋であり軍需省のトップであるため、デスラー砲の開発を把握し実戦では第二バレラスともどもその運用を任される、ドメルのために兵器開発局の連中に無理を言って最高機密の瞬間物質移送器をかっぱらってくるなど兵器関連などの出番も多い。
弟のガデル・タランは大本営参謀次長。参謀本部にて軍事作戦の立案を行う。年齢は地球換算で40歳。兄のことは兄さんと呼ぶ。
忠義に厚い昔ながらの軍人。そのためかギムレーの惑星オルタリアの反乱を移民団ごと殲滅した際には苦言を呈した。
正直何かと出番の多い兄に比べどうにも見せ場が無く影が薄い。はたして彼が第7章で何か見せ場を作れるのだろうか・・・。
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