タルシス(Tarshish)、あるいはタルシュシュとは、
1.火星に存在する火山平原。太陽系最大の山であるオリンポス山がある事で有名。
2.アニメ「アルドノア・ゼロ」に登場する架空の機動兵器。名前の由来は1からと思われる。
当記事で2.を解説する。
タルシス(アルドノア・ゼロ)
火星「ヴァース帝国」の37家門より火星騎士クルーテオ伯爵が所有する白銀のカタフラクト。
存在自体はクルーテオの口から語られていたが、映像上でこの機体が登場したのは10話ラスト。
火星サイドの特徴の一つである曲面装甲のボディを持つが、アルギュレのように脚部が細いわけでもなく、ヘラスやニロケラスのように椀部が大型ではない。上半身だけを見ればニロケラスのようにずんぐりしているように見える。
ニロケラス・ヘラスとアルギュレの中間的なデザインとも考えられる。
両肩部の装甲に見える大型ユニットは椀部に接続されている。ワンシーンのみだが、スレイン・トロイヤードがザーツバルムの元へ駆けつけた際に、このユニットの内側にブレード状のものが装備されているのが確認できる。
戦闘シーンがなかったため、武装や特殊能力の詳細は現在不明。
1期中ではクルーテオがザーツバルムのディオスクリアの強襲により落命し、アルドノアドライブが停止。
その後ザーツバルムに接収され、10話でスレインに譲られている。
しかし、11話でスレインはこの機体に乗らず出撃。12話でスカイキャリアが被弾し、脱出。地球軍兵士に追われた末にこの機体に乗り込んだ。
アルドノアドライブの起動権限を持たないため起動しないと思われていたが、スレインの搭乗に起動。
背後からのアレイオンの銃撃を「先読みしている」ような動きで回避してザーツバルムの元へ向かい、界塚伊奈帆のスレイプニールの攻撃からディオスクリアを守った。
その後、彼とこの機体がどうなったか不明である。
開示された2期のイラストで、火星騎士の制服に身を包んだスレインがタルシスと共にある姿が公開されている。
しかし、その経緯や彼の立場など、詳細は不明である。
余談
- 「箱舟伝説」におけるノアの子孫「タルシス」の子孫8人は複数の種族に分かれたが、その種族たちがコルキス王国と交易を行った植民都市の一つが「ディオスクリア(ザーツバルム機)」とされているようである。
- ↑上記について。正確には「タルシス」は「タルシュシュ(Tarshish)」。ノアの子孫の中にこの名前がに存在し、聖書では「世界の西の果てにある土地」交易都市の名として登場するとのこと。また、火星のタルシス平原(台地)/山脈の由来となっている。また諸説あるのか、「精錬所」という意味もあるらしい)。
- ※完全に脱線してしまうが、火星タルシス山脈には太陽系最大といわれる「オリンポス山(火山)」があり、火星の様々な地域が「タルシス」の火山活動の影響を受けているともいわれている。さらに、そのタルシスの重さは火星の自転にまで影響を及ぼしているらしく、火星でも重要な地域でもある(らしい。初版記事作成者の知識・簡単な検索による調べから)。
- もう1人の主人公であるスレインが登場したことや機体デザイン・カラーリングから、コードギアスのランスロットと比較されることもある。一部の視聴者からはランスロットの別名である「白兜」とも呼ばれる。
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