タル爆弾とは、モンスターハンターシリーズにおける対モンスター用の武器である。
概要
タル爆弾とはモンスターハンター作中において、火薬をタルに詰めた爆弾の総称である。
モンスターの肉質を無視して固定ダメージを与えることが出来るため、攻撃の通りにくい部位の破壊や、狩猟時間の短縮の強い味方である。
大きさや用途、威力によって細かく種別されるが、大きく分けて「大タル爆弾」「小タル爆弾」「打ち上げタル爆弾」の3種類に分類される。
初期作品では防水性が低かったため雨天の屋外では使用が出来ず、代わりに雨天でのみ使用可能な爆雷針という雷を呼ぶ設置武器が存在した。
なお、アイルー族には秘伝の防水技術があり、雨天でも平気で爆弾を投げつけてきた。後にその防水加工技術が人類にも普及したため雨天、さらには水中でも爆弾の使用が可能となった。
ボマーのスキルを使う事で威力を上昇させる事が可能。(MH4では1.3倍。JUMPタル爆弾のみ1.2倍) またこのスキルを発動すると爆弾や爆薬関係アイテムの調合率を100%に引き上げる事ができ、格段に運用しやすくなる。
食事スキル、ネコの火薬術では、各種タル爆弾の威力および特性がGにアップグレードされる。各種爆弾Gの威力はそのまま。また、ボマーとネコの火薬術には武器の爆破属性強化という特性もある。
MHXX以前では罠師スキルがあると大タル爆弾の設置がかなり速くなるため、戦術の幅が広がる。
フレンドリーファイアにダメージが存在しない当シリーズにおいてプレイヤーもダメージを受ける数少ない攻撃手段でもある。そのためパーティープレイでは注意が必要。特に大タル爆弾Gはダメージも大きく、ボマーも併用すると防御力によっては即死する危険性もある。防具無しクエストでは特に注意。
逆にこれを利用して体力を意図的に減らし、火事場系スキルの発動を狙う事もできる。体力調整の際は赤ゲージを小タル爆弾で消すのがコツ。
大タル爆弾
大型のタルに爆薬を詰めた大威力のタル爆弾。爆風は広範囲に及び、モンスターに(さらにはハンターやオトモにも)多大なダメージを与えるハンター生活の頼もしい味方。こんがり肉と並び、色々な意味でモンスターハンターを象徴するアイテムの一つである。
一度に設置できるのは2個まで。時限装置などがついておらず、起爆には外部から何らかの衝撃を与える必要がある。そのため、小タル爆弾やペイントボール、またはガンナーの射撃などが必須となる。また、設置から一定時間が経過すると爆発せず消滅してしまう。
MHRiseでは空中で出すと真下に爆撃できる。バゼルギウスの爆鱗かな?
何らかの事情で安全な起爆方法が使えない場合などには直接攻撃で起爆し、モンスターもろとも吹っ飛ぶ漢起爆と呼ばれる荒技も存在する。なお、設置→起爆までが最速なのは「蹴り」であり、そのため急ぐ必要に迫られた場合は、やむなく爆弾に蹴りを入れる覚悟も必要となる。
また、爆弾を蹴り、吹っ飛ぶ一連の所作をネタとして行う者も居る。良い子は真似しないでください。
モンスターによるブレスなど一部の攻撃でも起爆するため、あらかじめ設置しておびき寄せるなどの場合は誤爆に注意が必要。特にブナハブラの虫汁による誤爆は深刻で、被害に遭ったハンターは数多い。
弓による曲射の打ち上げ部分にも誘爆するので、爆弾の近くでの火器の取り扱いは慎重に。
威力強化版の大タル爆弾Gも存在する。こちらは見た目からハンターの姿が隠れるほどの大きさで、その威力の程が見た目からも伝わる代物である。
モンスターハンターシリーズは睡眠中のモンスターに与えるダメージは初撃のみ威力が2倍~3倍となるため、モンスターを睡眠状態にするなどした後、大タル爆弾Gなどを使用して寝起きドッキリを仕掛ける睡眠爆破という戦術がある。
シナト村の雑貨屋のばあちゃんによると、昔から「寝耳に爆弾」とよく言われていたらしい。
使用の際は起爆に使うペイントボールや小タル爆弾の爆風などがモンスターに当たってしまわないよう注意が必要。また、ハンターが複数人数居る場合、ボマーで威力強化された爆弾を起爆するのが望ましいため、配置を工夫してみよう。
支給用大タル爆弾
そのクエスト限定で使用可能な支給品の大タル爆弾。アイテム支給や採取で入手できる。名称にGは入っていないが、威力、見た目、所持数は大タル爆弾Gに相当する。特に闘技場や古龍など強敵相手のクエストではお世話になる事が多い。
支給品ゆえクエスト終了と共に返却されてしまう。折角なのでどんどん使ってしまおう。
対巨龍爆弾
ラオシャンロンやダレン・モーラン、ダラ・アマデュラといった超弩級古龍モンスター討伐に際して支給される爆弾。モンスターの背中や頭などに乗って直接設置する。ボマースキルで威力がアップする。
起爆は小タル爆弾と同じ時限式のため、狭い足場で着火を強行する必要はなく、設置直後に振り落とされても安心。
見た目は大タル爆弾Gと同じだが、時限式である事を示すためか小タル爆弾に似た火花がバチバチ弾けるエフェクトが追加されている。
足場の悪い狭い場所で使う事になるため自爆しやすいが、爆風はハンターにはダメージ無しの親切設計。だが、その威力たるや大タル爆弾Gのおよそ3倍弱という高火力を誇る。さらに肉質無視で古龍の硬い甲殻をものともせずダメージが通る。討伐時間が目に見えて短縮できるため、余す所無く活用しよう。
小タル爆弾
小型のタルに爆薬を詰めた時限爆発式の爆弾。威力はあまり高くはないので、攻撃目的というよりも主に上記の大タル爆弾の点火や、爆音を利用して音に反応するモンスターへの牽制などに使われる。
まれに麻痺状態の味方ハンターを救助するためにも使われるが、少ないとはいえダメージも入る上、時限式のためうまく運用する事は難しい。
その場に置いて着火するため、移動しない(出来ない)と爆発に巻き込まれる。
強化版の小タル爆弾Gも存在する。見た目は全く変わらないが、威力は格段に強化されている。
MHFとMHRiseではこの小タル爆弾を投げることが出来る。
MHFでは投げタル爆弾として別アイテムだが、MHRiseでは小タル爆弾に対して置く、投げるを使い分けられるようになっている。
打ち上げタル爆弾
小タル爆弾の亜種で、火薬を推進剤として真上に爆弾を打ち上げて爆発させる特殊なタル爆弾。
近接武器のハンターでは届かない飛行中や天井などに貼り付いた状態のモンスターにダメージを与えられるほか、大型のモンスターの下に潜り込み、打ち上げタル爆弾を使って腹部などの部位破壊を狙うといった戦法が可能。
強化版の打ち上げタル爆弾Gは見た目は変わらないもののダメージは強化されている。ただし打ち上げ軌道が真上ではなくやや前に斜めになっており、うまく当てるにはより技術が必要になっている。
関連動画
様々な方法でタル爆弾を活用している動画。またこのシリーズでは毎回の漢起爆も見所となっている。
関連商品
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関連項目
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