ターパンとは、ウマ科ウマ属に分類される絶滅した動物である。家畜として飼育される馬の野生種であると考えられている。
概要
ターパンという名はテュルク語族(おそらくキルギス語かカザフ語)に由来すると考えられる。
元々はフランスやスペインの南部からロシアの東部にかけて分布していた。紀元前3000年頃にロシアの南部にてスキタイが家畜化していた痕跡がある。しかし、西ヨーロッパでは16世紀頃に姿を消し、東ヨーロッパでも珍しくなっていった。
干し草の貯蔵庫を襲撃することから害獣として扱われるようになった。また、家畜の馬とは容易に交尾することが可能で雑種が生れるのだが、狼犬のような野生種の血が入った家畜は扱いが難しく、ターパンとの雑種も非常に手が掛かるため、農夫たちから目の敵にされた。
野生のターパンは1875年から1890年の間に姿を消したと考えられる。最後のターパンはロシアの動物園で飼育されていたもので、1909年に亡くなった。
なお、後期のターパンには明らかに家畜馬の影響が見られる個体が存在していた。このため純粋な野生種だったのか野生種と家畜種の雑種あるいは野生化した家畜種だったのか議論されている。
復元の試み
絶滅した後に人々はターパンの復元を試みるようになった。
代表的なものはドイツのヘック兄弟によるもので、ターパンによく似た家畜種のコニックと現存する野生馬のモウコノウマと交配させてターパンによく似た馬を生み出した。これらはヘックホースと呼ばれており、今も飼育されている。
関連項目
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