ターボババア(ダンダダン)とは、漫画『ダンダダン」に登場する妖怪である。
概要
モデルは都市伝説上の妖怪。作中でオカルンが最初に出会った怪異であり、正能市のトンネルに生息。不用心に入ってきた人間に「オッパイ吸わせてやるからイチモツしゃぶらせろ」と言い、追いかけっこで負けるとイチモツを奪われ、呪われてしまう。
ぼさぼさの白い長髪に赤い肌と黄色く光るギョロ目で身長が1.2mくらいと巨大な老婆の姿をしているが、体の大きさを自由に変形させることができるため、巨大な顔だけの姿に変身したり、分身したりできる。
代表的な口癖は「クソだらあ」「ぶち殺したらあ」「てめえはグッバイ」など、常に口が悪い。
最大の特徴は何といっても圧倒的なスピードであり、常にどんな場所でも時速100キロで走ることができる。そのため、昔は「100キロババア」とも呼ばれており、全国各地を暴れまわっていた。
物語の最初期に登場した妖怪であるが、作中でも最強クラスの妖怪に部類する危険な存在である。他の幽霊と合体することもでき、正能市をテリトリーとする地縛霊の蟹と合体し、スピードとパワーを兼ね備える強力な妖怪となっていた。妖怪の中でも知名度は高いらしく、悪魔のメルヘンカルタからは「ターボババア様」と呼ばれていた。
ターゲットにしたものはどんな卑怯な手段を使っても逃がそうとはしない強い執着心を持っているため、ターボババアの手から逃れるのは至難の技といえる。
プロフィール
招き猫
モモとオカルンとの勝負で正能市から追い出され、星子の神越市にはった結界術によって撃退されてしまう。ところが、ターボババアは成仏させられる直前に霊体になってオカルンの中にへばりついており、星子のハリセン攻撃により、霊体を招き猫人形に移されてしまう。しかも意識のみが招き猫に移され、霊力はオカルンに残ったままとなってしまい、ターボババアは能力を失ったただのかわいい招き猫となるのだった。
以降は、霊力を返してもらう条件でしぶしぶオカルンの金玉探しに協力することとなり、綾瀬家の居候になる。ふてぶてしい態度は相変わらずだが、豊富な知識量でモモたちをサポートするようになり、オカルンに力の使い方をレクチャーしたり、深夜の学校の音楽史で修行をつけて鍛えるなど面倒見の良いところも徐々に垣間見せるようになっている(オカルンが死ぬと霊力が二度と戻らなくなるという事情はあるが)。
星子のことを当初は恨んで憎んでいたが、勝ち気で面倒見が良いといった性格が似ていることもあって次第にババア同士意気投合するようになっている。さらには一緒に銭湯に行ったり、星子の仕事(除霊)に同行したり、一緒の布団で寝たり、喧嘩してもいつの間にか仲良くバカ殿を見て笑い転げたりと、星子の好物を知り尽くしたりと何だかんだ星子のことを相当気に入っているようで、今の生活を満喫しているようである。ババアコンビの絡みは作品の癒しとも言われており、コミックのおまけ漫画の二人のやり取りは読者の間でも人気が高い。モモとは他愛のない口喧嘩をすることも多いが、星子の孫(星子の大切なもの)ということで彼女のことも大事に思っおり、命がけで守ろうとしたこともある。このように、なんだかんだで綾瀬家の家族の一員として受け入れられている。
招き猫となってからは、作品のマスコットキャラクターとして定着しており、テレビアニメのEDでは招き猫姿のターボババアがひたすら登場する映像が流されている。アニメ勢はターボババアが招き猫に憑依される5話までは「何なんだこの招き猫?」と疑問に思う人が多く、その分5話で種明かしされたときの反響は大きかった。
オカルンの金玉を戻すときにはなぜか星子と野球やラグビーで真剣勝負をするのが恒例行事となっており、得意球に「ターボババアボール」、「大リーグボール6号」がある。ちなみに朝に投げ込みの練習をしているらしい。
プロフィール
性格
勝ち気でプライドが高く、自分のスピードに絶対的な自信を持っている。もっとも、この自信がゆえにモモの挑発に乗ってしまい、消滅する原因となった。
さらにはセコくて、理不尽な要求をつきつけ、極度の負けず嫌いで負けないためならどんな卑怯な手段でも使う。都合が悪くなるとダブルスタンダードな発言も平気でしてくる。自分に対して敬意を払わないものに対して嫌悪感を抱き、容赦ない暴言を吐いてくる。
そんな凶悪かつ歪んだ性格の持ち主だが、ターボババアが出現する場所は理不尽な死を遂げた少女の霊がいる場所であり、星子は地縛霊となった少女たちを慰めて回っていたのかもしれないと推測しており、心優しく、情が移りやすい一面を持っている。実際にその少女たちの供養に訪れたり、捨てられていた子猫を拾って介抱したりと虐げられた弱者に対して優しさを見せている。
招き猫となってモモたちと行動を共にするようになってからは面倒見が良く、情が移りやすい性格がより表に出るようになっており、悪態をついたり、憎まれ口を叩きながらもモモやオカルンたちを何だかんだで助けている。こうして物語が進むにつれて、読者の間でも「口の悪い優しいババア」というイメージが持たれている。
綾瀬家では一日遊んだり、昼寝したりと悠々自適に過ごしており、本来の目的を忘れているのでは?と思わせるほどグータラ生活を満喫している。オカルンの鞄に忍んで学校に出没するなど、とにかく自由。
短気で喧嘩っ早いことが災いしており、キレやすいためすぐに挑発に乗ってしまう。招き猫になってからは手足の短さからパンチやキックが届かず、だいたい負けている。口喧嘩でモモにマウントを取れると嬉しいらしく、思わず子供のようにはしゃいでいる。モモに負けず劣らず気が強いアイラや無礼で協調性のないカワバンガとは犬猿の仲である。
近代妖怪だけあって、電車などの現代の文明に対する知識も持っており、スマホも扱える(PCは苦手だた)。他の妖怪についての知識量も豊富で、戦闘中の解説ポジションになることも多く、モモとオカルンにとって頼れる参謀となっている。
どういう原理になっているのかは不明だが、招き猫に憑依後でも食べ物を食べることが可能。意外と舌が肥えており、非常に食い意地が張っている。ちなみに、年寄りが好きそうなものだけでなく、オムレツや焼き肉、スナック菓子など若者が好みそうなものも好物である。というか、何でも食べる。ハードチップルでスパイファミリーもびっくりの潜入作戦を引き受けたこともある。
能力
時速100キロで走る能力
100キロババアとしても知られる、ターボババアを象徴する能力。その名の通りどんな場所でも時速100キロで走り続けることができ、不安定な壁面から電線まであらゆる条件下で高速移動が可能。螺旋の動きを意識して、電線の中に入りこんだり、電波の流れに沿って移動もできる。
このようにターボババアの能力は強力かつ応用することで多様な使い方が可能となっており、ターボババアの能力を借りて変身できるようになったオカルンですら能力の全てを使いこなせていない。
呪い
追いかけっこに負けた相手のイチモツを奪い、その物に呪いをかける。呪いにかかった人間を媒介として動くことが可能になる。
この呪いの力は一人が感染すると周囲を巻き込むというパンデミック状態に陥らせることができる。さらには取り憑いた相手を媒介してなお見た者すべてを呪い殺せるらしく、星子すらこの呪いには抗えず、まるで時間でも止めたかのように自覚さえ与えぬまま動きを拘束されていた。
憑依
前述した呪いとも共通する能力だが、ターボババアは呪いの対象だけではなく、他の霊に憑依することもでき、地縛霊と合体して自身を変化させパワーアップしたり、操ることもできる。この能力によって無数の人間や霊を操って呪う対象を疲労させたり、逃げ道を無くさせたりできる。
幸運を招く能力
星子によって霊体を招き猫人形の中に入れられてから発現した能力であり、本人曰く「何か良いことを招いてくれる能力」。ババアがその場にいるだけで本来なら偶然起きる幸運な出来事を必然的に引き起こす効果があり、実際にモモやオカルンはこの力によって何度も命を救われている。
ただし、誰のための幸運であるか定かでないため、少々安定感に欠ける。
余談
ターボババアの発祥とされている説として、長野県の更科にあったとされる姥捨山に伝わる伝説で姥捨伝説というものがある。かつて食料が乏しかった時代に口減らしとして、老人は殿様に山奥に置き去りにされていたという風習があった。その後入山した若者がその山で生き永らえた老人に追いかけられたという話がささやかれ、本作のターボババアはこの伝説をモデルにしたのではないかと言われている。
テレビアニメでの声優はONEPIECEのモンキー・D・ルフィで知られる田中真弓氏が演じているが、オーディションを受けた時にこのキャラクターを演じるのは自分しかいないと感じたらしく、アフレコ時にはアレンジしたグッズのパーカーを着ていたほど気合いが入っていたとのこと。
第1回キャラクター人気投票では主人公二人に次ぐ3位にランクイン。
作品と同名の飲食店である「肉汁餃子のダンダダン」とのコラボ第1弾ではソロで登場し、マスコットキャラクターとしての大役をこなした。
https://www.dandadan.jp/anime-dandadan/
2025年7月にはファンタCMシリーズ『3年T組!ダンダダン先生』に先生として登場。
関連動画
関連静画
関連チャンネル
関連項目
- ダンダダン
- 高倉健 / オカルン(霊力を貸す)
- 綾瀬桃 / モモ(星子の大事なもん)
- 綾瀬星子 / 星子(親友・家主)
- 白鳥愛羅 / アイラ(クソ女)
- 円城寺仁 / ジジ
- バモラ(居候仲間)
- 佐脇凛 / いんちょー(ボンクラ)
- アクロバティックさらさら
- 邪視
- メルヘンカルタ
- サンジェルマン伯爵(何やら因縁があり?)
- 妖怪
- ターボババア(モデルとなった妖怪)
- 招き猫
- マスコットキャラクター
- TAIDADA
- 地縛霊
- ファンタCMシリーズ
- ニャンコ先生(『夏目友人帳』に登場する似た境遇の妖怪)
- 田中真弓(担当声優)
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