ターボマンとは、下記の2項目を示す。
- ターボマン(ジングル・オール・ザ・ウェイ)…アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画作品「ジングル・オール・ザ・ウェイ」に登場する人形。
海外版スーパー戦隊シリーズことパワーレンジャーシリーズがモデル。 - ターボマン(ロックマン)…カプコン発売の横スクロールアクションゲーム「ロックマンシリーズ」に登場するキャラクター。初登場は「ロックマン7 宿命の対決!」。この記事では主にこれについて触れる。
ターボマン(ロックマン)
「ロックマン7 宿命の対決!」に登場するボスの1体。
ライトグリーンのボディにF1レーサーのようなヘルメット形の頭部をもつロボット、肩にタイヤ、膝にライト、胸部にはエンジン、背中には排気用のバルブが見られる。
シリーズでは初の黒いバイザーの奥に光る目のデザインが採り入れられたキャラクターであり、8のアストロマンや9のギャラクシーマンに受け継がれている。
ワイリーが資金難でロボットを作成する部品がなくなったため、自分の愛車をロボットに改造したという変わり種で、車であるためガソリンで駆動するロボットである。
攻撃もガソリンを用いるため、燃費が非常に悪い。
スピードはワイリーナンバーズの中でも上位で、クイックマンに勝利したことがある。しかし、自動車だけにデコボコ道や悪路は苦手。
クイックマンとの逸話があるせいか、ターボマンステージにはクイックマンステージにあったビームシャッターエリアとよく似た炎が左右から一直線に伸びてくる喰らうと即死の落下地帯がある。
乗り物系可変型ロボットとして初登場し、その後の作品ではロックマン&フォルテのドリルタンクに変形するグランドマンやロックマン9のUFOに変形するギャラクシーマン、ロックマン10のバイクに変形するニトロマンの先駆けとなった。
ボスとしてのターボマン
攻撃手段は、以下のとおり。
- 真上にジャンプして、ロックマンを狙って空中から大きな炎の車輪を撃つ。
炎の車輪に触れると、ロックマンが一定時間燃え続ける演出となり、この時は連続してライフが1ずつ減っていく。
炎の車輪は、着地後に壁に向かって床を転がり、さらに壁を登って天井に着いたら、ロックマンを狙って残り火4つが落ちてくる。残り火に触れると、ダメージを受けるがロックマンを燃え続けさせる効果は無い - 床から動かずに、ロックマンを吸い寄せる。
この時にバスターのチャージショットを当てると、ダメージを与えるほか吹っ飛んで、次の行動に移る。 - 車の形状に変形して、ロックマンに向かって急発進するように突進する。
突進に当たると、ロックマンは壁に向かって吹っ飛び、追加ダメージを受ける。
チャージ中の音を聞く事が突進の合図。その性質上、無音環境でプレーした場合は突進の合図が分からなってしまう。
攻撃方法でも述べた通り、炎の車輪攻撃の回避について癖が非常に強い。
これに加えて、突進攻撃もしっかりと合図を見落とさない事が特殊武器無し撃破の際の大きなカギとなる。
弱点武器は「クラッシュノイズ」。通常では大きなダメージを与えられるが、チャージ状態のものは、さらに大きなダメージを与えられる。
また、一度弱点武器を当てた際には攻撃パターンを突進に固定させる事が出来るので「特殊武器→突進→回避→特殊武器…」という様なハメパターンに持ち込む事が出来る。
余談だが、特殊武器「サンダーストライク」を当てると、一定時間無敵状態となって、車の形状に変形しての突進を仕掛けてくる。
ロックマン・ザ・パワーバトルのターボマン
アーケード作品の「ロックマン・ザ・パワーバトル」では「ロックマン7コース」で戦えるボスとして登場。他の同コースで戦えるボス達同様にキャラ自身のグラフィックは本家7の流用。
こちらの攻撃パターンは同コースのボスの例に倣って本家7とほぼ同様。
だが、ステージの横幅が大幅に広くなっていたり、体当たりの速度が減少、炎の車輪の残り火がプレイヤーを追ってこなくなった事によって安全地帯が新たに設けられたりと大幅に弱体化。
結果的に原作の強敵ボスから一転して比較的倒しやすい位置づけのボスとなった。プレイスタイルによってはフリーズマンと並んでゲーム後半に回されがちな一体である。
弱点は原作同様「クラッシュノイズ」。
だが、(同作のボスの多くで言える点ではあるが)わざわざ弱点武器を使わなくてもバスターだけでも簡単に勝てたりする。
特殊武器「バーニングホイール」
4つの炎をロックマンの周囲に纏い、炎の車輪を前方に撃つ。炎は地面に沿って移動する。
攻撃ボタンを押し続けると炎を纏い続け、前方に撃つ時間を少しだけ遅らせることができる。また、水中では炎が発生しない。消費エネルギーは1。
攻撃力自体もそこまで高くないため、攻撃系の武器としては使いづらい部類に入る。
しかし、以下の攻撃以外の用途としての効果があるため、どちらと言えばステージ探索用と言っても良い。
- スラッシュマンステージ…大木に着火して葉を燃やして、大木に居る一部の敵を消滅させる。また、葉が無くなった分、視界が開ける。
この効果によって、ビートが囚われているオリがあるエリアに侵入する事が可能になる。 - シェードマンステージ…暗闇の通路に置いてある燭台に着火できる。燭台の火は消えることが無く、周囲を明るく見やすくさせる。
スラッシュマンステージとは異なり、特定の強化アイテム回収に関連する物ではない。
アーケードの「ロックマン・ザ・パワーバトル」でも、ほぼ性能は一緒。
ただ、今作では弱点武器として設定されているボスは少なく、かつ「ロックマン7コース」で戦えるボス全般がバスターが有用。従って、攻撃武器としての能力も原作譲りと言わざるを得ない。
関連動画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 2
- 0pt