ダイパリメイクとは、ゲーム『ポケットモンスターダイヤモンド・パール』のリメイク作品のこと。
・・・それを予想、期待した人々がツイートした結果、Twitterのトレンドワードに上がった単語である。
概要
ポケットモンスターシリーズでは、たびたび過去の作品を現行のハードでプレイできるようにリメイク作品を発売している。『ファイアレッド・リーフグリーン』『ハートゴールド・ソウルシルバー』『オメガルビー・アルファサファイア』が例に挙げられるが、各作品はリメイク元の発売順に発表されており、次のリメイク作品は『ダイヤモンド・パール』と予想された。しかし、前述の『オメガルビー・アルファサファイア』が発売されてから6年が経った2020年現在でも、リメイクに関する発表は無く、これを期待する人々は鬱屈した感情を抱えていた。
そんな中、2020年6月17日に「ポケモン新作発表会」と題した動画を公開するとポケモン公式ツイッターからツイートが行われ、Twitterでは「ダイパリメイク」の発表ではないかと話題が現れ、トレンドワードに上がった。
この新作発表会では結局「New ポケモンスナップ」を始めとした新作スピンオフ、ポケモン剣盾のDLC第1弾「鎧の孤島」の配信開始の発表のみに留まりリメイク作品の情報は一切なかった。しかしこの1週間後である6月24日にも「新作発表会」を行うと発表され、リメイクを待ち望む人はこれに心を躍らせた。だが……
こちらでは「Pokémon UNITE」という新作スピンオフのみの発表であり、YouTubeの本動画のチャット欄や公式ツイッターへのリプライなどにもダイパリメイクに対するコメント・ツイートが行われた。
2021年1月12日、一部まとめサイトやツイッターに「海外ポケモン公式サイトでdiamondpearl.というサブドメインが取得された」という情報が流れた際もトレンドに浮上。サブドメインとはニコニコ動画における大百科のURLの「dic.」、静画の「seiga.」のように、サイト内に更に分けられた部屋の名前であるとイメージしてもらうといい。ポケモン剣盾の海外公式サイトも「SwordShild.」といったサブドメインを持っていたため一定の信憑性はあったが、同15日には既に削除されていたようだ。
2021年2月18日に1年半ぶりのニンテンドーダイレクトが配信された際、前述のサブドメインやポケットモンスターシリーズ25周年、ダイヤモンド・パール発売15周年などの話題が度々挙がっていたため前々日の放送日の発表時点で再浮上。
こちらではポケットモンスターの情報は全く発表されなかった。なお放送直前のCM枠では1月15日に公開されていたNew ポケモンスナップの映像が放送された。
同年2月27日の「Pokémon Day」に「Pokémon Presents」と題した最新情報の放送が行われることが発表。ニンテンドーダイレクトから間を置かない放送なため新作発表の期待感からかトレンドに浮上した。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/poke_times/status/1365320565070913548
そして遂に正統派リメイクである『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が発表され、人々は沸き上がったのであった。また『Pokémon LEGENDS アルセウス』というシンオウ地方を舞台とした新たなタイトルも発表された。なおこの際「BWリメイク」という気が早すぎる単語や、「ORAS」「HGSS」といった前リメイク作品名もついでにトレンドへ浮上した。
ここからの項目は独自研究を元に書かれています。 信じる信じないはあなた次第です。 |
何故リメイクが望まれているの?
- 発売から年月が経っている
ダイヤモンド・パールの発売は2006年。実に14年も経っており現代の環境でリメイクされることを望んでいる声は多い。また前リメイク作のORASはリメイク元のルビー・サファイア発売から12年を経てからの発売となっており、それ以上の期間がおかれていることにも理由はある。 - プレイ人口が多い
ダイヤモンド・パールの全世界合計売上本数は2018年で1767万本であり、GB作品の赤緑青・金銀の次点で多い。また、マイナーチェンジ版であるポケットモンスタープラチナを含めれば更に売上本数は増える。売上本数が多いということはプレイ人口が多い、プレイ人口が多いということは思い出深いプレイヤーも多くなるということでリメイクが望まれているという理由。しかしポケモンシリーズは「サブロム」という1人で複数のソフトを持つプレイヤーがおり、単純にプレイヤーが多いということにはならない可能性がある。 - 没イベントやイベントがなく謎がある場所のストーリー回収
リメイク作品にはイベントの追加や修正が行われることが多い。ダイヤモンド・パールではヨスガシティの教会は特にイベントがなく、それであって固有のグラフィックが使われていることから様々な噂がある。またアルセウスの捕獲イベントが没となっていることや、ポケモンやしきの入れない部屋など追加要素を入れられるポイントは多い。それらに対するイベントを望むのが理由。 - ネットとの繋がりが強くなった作品のため
ダイヤモンド・パールはネットを通じた遠隔地同士の対戦・交換が本格的に実装された作品である。過去にクリスタルでモバイル通信が行えたが、リアルタイム通信によるPvP対戦や交換はこちらが初。さらに「電車男」等の影響でBBS文化の一般化が進み、ポケモンのプレイヤーとネットが密接に繋がるようになった。また、ポケモン剣盾以前に外部改造ツール(偽トロキャプチャ)を使用せずに動画を撮影できたのはダイヤモンド・パール世代のポケモンバトルレボリューションであり、当時流行り始めていた動画投稿サイトからこれに触れたプレイヤーもいるだろう。結果ネットにおいて声を挙げるプレイヤーはダイヤモンド・パール世代が多くなったという可能性。 - ポケモン剣盾でのポケモン数削減の補填
ポケモン剣盾では膨大となったポケモンの種類を削り、指定されたポケモンのみ捕獲・戦闘できる設定となった。それに選出されなかったポケモンを登場させるためにダイヤモンド・パールをリメイクするという理由。総リストラされていた旧世代の化石ポケモンが「冠の雪原」で大量復帰を果たした中第4世代出身のズガイドス種及びタテトプス種のみが不在という点や、幻のポケモンが第4世代のみ一切復帰していない点なども「DPリメイクの為にこれらをシンオウ御三家共々温存しているのでは?」という説の温床となっている。
何故リメイクされないの?
- 制作するタイミングでない
前述の新作発表会では17日にポケモン剣盾のDLC「鎧の孤島」が配信され、さらに2020年11月に同DLC「冠の雪原」が配信されることが決定している。このタイミングで別の作品を出すことは同シリーズ内でプレイヤーを奪い合うことになりかねない。また冠の雪原は制作中であり新作に回す余力はないという理由。
ところで、「ダイパリメイク」は以前「USUM」発表時にも話題に挙がったことがあるが、当時はNintendo Switchの発売後であり、新ハードに対応した新作を計画・開発をしていたであろうことは想像に難くない。実際に「Let's Go!ピカチュウ Let's Go!イーブイ」を挟んでポケモン剣盾が発表された訳だが、それらの計画・開発のためにマップ・キャラグラフィックを新規に作る必要のあるダイパリメイクより使いまわしが出来るUSUMを発売した可能性はある。 - 作品限定ポケモンを捕獲できないわけではない
ポケモンシリーズがリメイク作品を発売する大きな理由として、その作品でのみ捕獲できるポケモンが多く存在するという点がある。特にタマゴによる増殖ができない伝説のポケモンは希少性が高い。そのため定期的に過去作をリメイクして新規のプレイヤーにも捕獲可能にする必要はある。
しかし近年ではORAS、USUM、そして冠の雪原でそれまでに登場した伝説のポケモンを捕獲できるイベントがあり、これを理由にリメイクを行う必要がなくなった。また、伝説のポケモン以外の代表的な限定ポケモンとしていわゆる「御三家」やミカルゲなどが挙げられるが、これらはORASで捕獲できる。
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