ダックスフント(Dachshund)とは、ドイツ産の小型犬である。
曖昧さ回避
ダックスフント
ドイツ語で「アナグマ犬」という意味。その名の通り、アナグマ(ダックス)を狩猟するために使われていた犬(フント)である。
地中の巣に入り込み、アナグマのみならずウサギやキツネなどの獲物を追い出すのが仕事。その為に品種改良を重ねた結果、胴長短足の特徴的な身体となった。
歴史は古く、12世紀頃に基礎となる犬種が誕生したと考えられている。
猟犬として用いられてきたのはスタンダードで、それよりも小さなタイプのミニチュア、カニンヘンが存在する。また毛色やタイプが多いのも特徴で、短毛のスムースヘアード、長毛のロングヘアード、剛毛のワイヤーヘアードに大別される他、黒、茶、灰、クリーム、ブルーなど、毛色も豊富である。
性格は落ち着いており、辛抱強い。ただし元来は猟犬である為、負けず嫌いでやんちゃな側面もある。無駄吠えにならないよう、躾はしっかり行う必要がある。
疾病のリスクはそれなりに多く、特に胴長短足ゆえの負担から最も注意すべき疾患にヘルニアが挙げられる。肥満すると腹が地面に擦り付けられる為、外傷を負うケースもある。
またペットブームによる乱繁殖が原因で、股関節形成不全や遺伝性疾患などをもって生まれる個体も存在する。垂れ耳の宿命として外耳炎のリスクも背負っており、飼うからには慎重な体調管理が重要となる。
洗濯物にもぐったり棚の下に立てこもったりするのが得意なようだ。
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