ダックハントとは、1984年4月21日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフトである。
概要
ジャンル | ガンシューティングゲーム |
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対応機種 | ファミリーコンピュータ |
開発元 | 任天堂 |
販売元 | 任天堂 |
人数 | 1人 |
発売日 | 1984年4月21日(FC) 2014年12月24日(VC) |
ファミリーコンピュータ用光線銃シリーズ第2弾。光線銃型コントローラ「ガン」を使用しないと遊べない。
元々は「光線銃カスタムシリーズ」という単品のおもちゃの一つで、プロジェクタに映し出したカモの影を打ち落とすというものだったが、おもちゃとしては大変高価なものになってしまった。
これをファミリーコンピュータ用に作り直したのが当作品である。
ゲームモードはA、B、Cの3つがある。
Aは飛んでいるカモを撃ち落とすモード、BはAの難易度アップ版、Cはクレー射撃となっている。
A、Bのモードは犬が茂みに入り込み、カモを茂みの外に追いやる。それをプレイヤーが撃ち落とすというもの。
今でこそモンスターハンターシリーズなどで狩猟をモチーフにしたゲームはメジャーだが、狩猟を初めてモチーフとしたゲームはこの作品なのかもしれない。
撃ち落としたカモは犬が襟首を持ち上げ、しっかり獲物を捕れたことをニコニコとアピールしてくれる……が、逆に撃ち落とせなかった場合、この犬畜生は「うしししし」といった感じの腹立たしい嘲笑をプレイヤーに向けてくる。ケンケン
最近では「大乱闘スマッシュブラザーズDX」のフィギュアにカモがあったり、「メイドインワリオ」のプチゲームに採用されたり、「テトリスDS」にゲーム画面が登場したりしているので、笑う犬ぐらいは存在だけを知っているという人もいるのでは?
海外(主にアメリカ)では
アメリカではスーパーマリオブラザーズとin1になったお徳用ソフトが、NES(海外のファミコン)本体とセットで販売されていたため、世界での売り上げ総数は非常に多い。
よってアメリカでは大変知名度が高い、人気ゲームである。
前述の犬畜生の腹立たしい嘲笑だが、海外の人の怒りも当然買っている。
不人気ゲームキャラの投票が行われると、この犬にも結構な票が入り上位に来ることが案外ある。これは日本国内よりもソフトの知名度があるためだろう。
その不人気っぷりは、この犬を撃ち殺すFlashゲームまで作られてしまう程である。
スマブラ参戦
光線銃シリーズは専用の周辺機器を必要とする性質ゆえか、特に続編やリメイク作も発売されておらず、この『ダックハント』も今ではファミコン世代の人間にしかまともに知られていない非常にレトロなタイトルとなっていたが、なんとこのタイトルに登場するカモと犬をセットにしたキャラクターがあの『大乱闘スマッシュブラザーズ』の一作『スマブラ3DS/WiiU』にプレイヤーキャラとして登場した。
海外からリーク画像流出とかリークが本当だったのが確認されたとかそのせいでネタAAが大量発生したとか知らない。
通常攻撃は基本的に犬とその背中にいるカモが協力して行うが、スマッシュ攻撃は自分で攻撃する形ではなく、画面外にいる何者かが犬たちに向かって射撃し、それが結果的に相手への攻撃になるというスマブラのファイターとしては非常に斬新で異彩を放つ物になっている。
また、必殺技にも『ワイルドガンマン』や『ホーガンズアレイ』といった光線銃シリーズのゲームが元ネタになっているユニークな技が多数組み込まれており、最後の切りふだではシリーズのキャラが総登場し、ライバルに一斉射撃するというシブい演出まで見られる。言うなれば「ファミコン世代のガンマンアクションの逆襲」と呼ぶにふさわしい。
アピールの煽り性能が無駄に高く、例の嘲笑も戦闘前と勝利時にしっかり見せてくれる。
リトル・マック同様に海外勢アピールキャラという位置づけが大きく、参戦が確定した際はやはり日本国内の知名度と前作からリストラされたキャラの事もあってかしばらくは疑問や反発の声が大きかった(海外勢は狂喜乱舞だった模様)ものの、上記のようにファイターとして際立った個性、戦闘スタイルにより存在が受け入れられている。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にも引き続き参戦している。
VC配信
2014年12月24日より、Wii Uのバーチャルコンソールで配信中。価格は514円(税込)。
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関連項目
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