『ダッシュ!四駆郎』とは、ミニ四駆を題材とした徳田ザウルスによる日本の漫画。単行本全14巻。
アニメ版も作られ、全25話が放映された。続編に『真ダッシュ!四駆郎』、『ハイパーダッシュ!四駆郎』がある。
ダッシュ!四駆朗は誤字なので注意。
あらすじ
日ノ丸四駆郎は元気な小学生、世界最高峰のラリー参戦に旅立った父よりもらったミニ四駆が宝物。
そんな四駆郎の前に突如現れた謎の男、皇(すめらぎ)。
彼はある思いを胸に四駆郎をより奥深きミニ四駆の世界にいざなう。
そして、凄腕のミニ四駆レーサーを集め、ダッシュ軍団(ウォリアーズ)を結成するのだった。
四駆郎は愛機、皇帝(エンペラー)と共に仲間たちと激しくも魅力的なミニ四駆レースの世界に
その身を投じてゆく!!
概要
ミニ四駆を題材とした初の長編ストーリー漫画。
ミニ四駆人気を盛り上げ、第一次ミニ四駆ブームを支えた作品。
今でもミニ四駆パーツやサーキットなどで見る「ダッシュ」の名はこの漫画にあやかって付けられたものである。
主なツッコミどころ
ホビー漫画ならではのぶっ飛んだ設定や表現も、この作品の見所のひとつである。
- 主人公の父親は、命を懸けて「地獄ラリー」という世界最高峰のわけの解らないラリーに出場している。しかも数年経ってもゴール出来ずにいる(アニメでは音沙汰もないため、家では死んだことになっていた)
- マシン(愛用のミニ四駆)は命よりも大切
- ミニ四駆は玩具じゃない!レーシングマシンだ!
- コンデンサー回路とか積んじゃう
- 軍団と書いて、ウォリアーズと読む
- 物理法則とか重力は当然無視
- なのに突然理論的な解説をすることも
- ダウンフォース万能説
- 地区大会なのにコースがバブリー過ぎる
- 謎のスーパーコンピュータ
- ラジコンとかスケボーと勝負しちゃう
- オフロードバイクとも勝負しちゃう
- もちろん勝っちゃう
- 敵キャラがチート過ぎる、主人公も大概チート
- ミニ四駆とは関係ないと思われる修行を行っている敵グループがいる
- ミニ四駆を嗜む者はレーサーであり、ドライバーでもある
- いつ雷が落ちるか解らないような状況でも逃げずに戦う。結果、命より大切なマシンが丸焼け
- 第17話及び18話での回想が北斗の拳世紀末
- TVのリモコンを改造して赤外線コントローラーを作っちゃう(あれ?これってもうラジコンじゃね?)
- 謎の発光と集中線多用
- 主人公は、死をも恐れないスタイル(マジでやったら死んじゃうし…)
- 何故か残っていた旧日本軍の基地でレース(最終的にぶっ壊しちゃう)
- 防水シャーシは当たり前
- ライト装備も当たり前、単三電池は持つのだろうか?
- スーパーアタックランディング(注:マシンを押し出してスタートさせるのは現在では反則です)
- とある回の登場人物の名前が「アイルトン・ウルセーナ」
- 最後はF1と対等になっちゃう
後付け
登場人物
日ノ丸四駆郎(ひのまる よんくろう)
羽の着いたバンダナをしている熱血主人公。
ラリー参戦の為旅立った父親にもらったミニ四駆(ブーメランJr.→皇帝)が宝物であり、命の次に大切なもの。
使用マシン
- ブーメランJr.(シャーシがカーボン強化素材製の特別品、シャーシのみエンペラーに受け継がれる。)
- 皇帝(エンペラー)
- 超皇帝(スーパーエンペラー)
- 大帝(グレートエンペラー)
- 自由の皇帝(リバティエンペラー)(※よく間違われるが、同じ作者の「風のレーサー狭」に登場する自由皇帝(リバティーエンペラーとは別物である)
- 大地皇帝(ジオエンペラー)
- 天昇皇帝(ライズエンペラー)
戸田弾九郎(とだ だんくろう)/タンクロー
気は優しくて力持ち。動けるデブ。実家は自動車整備工場。マシンの改造に余念がない。
使用マシン
南進駆郎(みなみ しんくろう)
キザなおぼっちゃま。パンクローの幼馴染で、彼がいないと不安になり、何らかの症候群が出ることが確認されている。
豆腐メンタル。
使用マシン
地味頁二(じみ こうじ)/パンクロー
普段は軟弱で冴えないガリ勉君。しかし、メイクをした途端人が変わり、パンクロッカーの様になる。メイク道具がなくても謎の技術でメイク後に変身することもある。
使用マシン
皇輪子(すめらぎ りんこ)
ダッシュ軍団監督、皇快男児の妹。数少ない女性登場人物の一人。
使用マシン
皇快男児(すめらぎ かいだんじ)
皇輪子の兄でダッシュ軍団の監督を務める。全ダッシュ系列マシンの設計及び製作者でもある。
かつて四駆郎の父、源駆郎のナビゲーター、及びマシン設計者として地獄ラリーに参加しており、顔の傷はその最中に負ったものである。このエピソードは、TVアニメ第18話で見ることができる。
鬼道院陣(きどういん じん)
ダッシュ軍団のライバル、チームUのリーダー。この作品屈指のチートキャラ。かつて皇が作ったチームに参加しており、原始皇帝はその時に譲り受けたマシンである。
使用マシン
日の丸源駆郎(ひのまる げんくろう)
四駆郎の父で、ラリードライバー。地獄ラリーの最中に行方不明となったと思われたが、物語中盤から本人から無事を知らせる手紙(ハガキ)が届いた。一体どうやって投函したんだ・・・よく回想で登場する。
使用マシン
博(ポー)
チームUの監督を務める外国人。北斗神拳気功法の使い手。源駆郎と皇が地獄ラリーの最中に世紀末出会った人物。
関連動画
関連チャンネル
チャンネルが閉鎖されているためニコニコで見ることはできない。
また、映像ソフトはビデオしかなく、入手は困難である。
現在はバンダイチャンネルで配信が行われている。
関連生放送
チャンネル開設を機に、全25話の無料放送が5話ずつ5回に分けて行われた。
関連項目
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