ダニエル・リチャルド(Daniel Ricciardo)とは、オーストラリア出身のレースドライバーである。「ダニエル・リカルド」とも呼ばれる。
概要
1989年、パース生まれ。9歳でレーシングカートに参戦し、2005年よりレースデビュー。
2009年にイギリスF3に参戦して6勝を挙げてチャンピオンとなった。
2010年にワールドシリーズ・バイ・ルノーに参戦してランキング2位、その傍らでレッドブル・レーシングのリザーブドライバーとなり、若手ドライバーのみのテストにおいてはトップタイムをマークした。
F1
2011年にイギリスGPよりHRTでデビューを果たす。しかし戦闘力に欠けるマシンのために下位争いを強いられることとなった。
翌年にはスクーデリア・トロ・ロッソに移籍。地元である開幕戦オーストラリアGPで初入賞を果たし、通算10ポイントを獲得した。
2013年は中国GPでの7位を最高に、11ポイントを獲得している。
その中、同郷の先輩であるマーク・ウェバーが引退を表明、翌年のレッドブル・レーシングのドライバーに起用された。これにより同チームは、生え抜きのレッドブル育成ドライバー二人による体制となった。
2014年、トップチームのシートを得た彼は、開幕戦のオーストラリアGPでいきなり2位に入賞。結果は規定違反で失格となったもののこれはチームの責任であり、彼の才能にはいささかも疑う余地はなかった。その後は表彰台の常連となり、ついにカナダGPでの初優勝を初め3勝を挙げ、通算238ポイントを獲得。ランキングにおいても3位となってトップドライバーとして覚醒を果たした。チームメイトのセバスチャン・ベッテルが昨シーズンまでの4連続チャンピオンからは信じられない絶不調に陥り、ついに未勝利シーズンに終わったのとは対照的だった。特に、オーバーテイクが難しくなった近年のF1の中で、コース上でぶち抜いて逆転勝利するそのスタイルは大いに評価を集めることとなった。
翌シーズンの2015年は、フェラーリに移籍していったベッテルに代わりダニール・クビアトがチームメイトとなる。この年は圧倒的強さのメルセデスの前に未勝利に終わり、通算ポイントは92。ランキングは8位だった。
2016年、シーズン途中でチームメイトが突然トロ・ロッソからクビアトとトレードされたマックス・フェルスタッペンに代わった。その彼にチームのシーズン初勝利を持って行かれたり、モナコGPではチーム戦略ミスで勝てるレースを落としたりとフラストレーションが貯まる展開が多かった。しかし、マレーシアGPでの2年ぶりの優勝をはじめ全体としては安定した戦績を残し、通算ポイント256、ランキングは再び3位を獲得することとなった。
2017年、シーズン前半はなかなか優勝できず、去年に続いてフラストレーションを貯める結果になった。しかし、アゼルバイジャンGPで後方からの追い上げレースで優勝。通算ポイント200、ランキングは5位となった。
2018年、前半は力を発揮しモナコGPでの初勝利も含めた2勝をあげた。だが、後半は表彰台にも届くことがなく、通算ポイント170、ランキング6位に終わる。そして、レッドブル残留が有力視されていがが、電撃的にルノーへ移籍。あまりにもフェルスタッペン中心となりすぎたチームへの不満があったのではと言われている。
2019年は新天地ルノーでの初年度となったが、最高位4位に終わる。通算ポイント54、ランキング9位にまで落ちてしまった。
2020年は2回の3位表彰台を得るところまで巻き返し、通算ポイント119、ランキング5位となった。
シューイについて
シューイとは、リチャルドが表彰台の上で行うパフォーマンスである。
もともとはオーストラリア人の若者たちの間で流行っている悪ノリの一種らしく、リチャルドと同じオーストラリア人のMotoGPライダー、ジャック・ミラーが初優勝した時に表彰台で世界に初披露。それを知ったリチャルドがF1の表彰台でも始めたものだ。
で、問題はその内容である。
おもむろに自らの履いているブーツを脱ぎ、その中に酒を満たしてイッキ飲みをするのである。
それにとどまらず、表彰台の他のドライバーやインタビュアーも巻き込んで回し飲みまでする。
信じられない、という御仁は下の関連動画をご覧あれ。
ただし、潔癖症を自認する方や、飲食の最中の方はくれぐれも気分を害されないように注意してほしい。
関連動画
この動画の11:35辺りからシューイの様子が見られます。
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関連項目
- F1世界選手権
- レッドブル・レーシング
- マーク・ウェバー
- シューイ
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