ダブルオーライザー(00 RAISER)とは、アニメ『機動戦士ガンダム00』に登場するモビルスーツ(MS)である。
本記事ではダブルオーザンライザー及びザンダブルオーガンダムも解説する。
ダブルオーライザー
00 RAISER ダブルオーライザー |
|
型番 | GN-0000+GNR-010 |
全高 | 18.3m |
重量 | 75.1t |
搭乗者 | 刹那・F・セイエイ 沙慈・クロスロード |
動力 | ツインドライヴ |
武装 |
ダブルオーガンダムでは安定しなかったGNドライブを安定させるため、オーライザーとドッキングした姿(オーライザーが無人でも合体運用は可能)。
名称にガンダムは付かず、『ガンダムを越えた存在』として機体名からは省略されている。
オーライザーをダブルオーガンダムの背部に背負うような形となり、GNドライヴにはオーライザーの翼が直接ドッキングしているので横幅がとても広い。
オーライザーの武装もその殆どがそのまま使用可能であるため、火力の向上にも繋がっている。
しかしその最大の特徴は、『ツインドライヴが安定稼働することにより莫大な量のGN粒子を生成できる』という、まさにその一点に尽きる。
トランザムライザー
ダブルオーライザーがトランザムを発動した際の名称。通常のMSの次元を超えた存在となる。
火力、機動力は既存のMSを遠く凌駕した性能を発揮するとともに、その場に居合わせた人間が脳量子波による意思疎通が可能になる(この際独特の演出として会話している本人たちは裸になる場合が多く。ト裸ンザムと呼ばれるようになった)。
ライザーソード
トランザム発動中にのみ使用可能になる超高出力のビームサーベル。
その刀身長はもはや大出力のビーム砲と見紛う程で、大気圏ぎりぎりからオービタルリング上のメメントモリを破壊して余りある長さのビームサーベルになっている。
GNソードIIではしっかりと安定しなかったため、「使用は最大出力で」「使えばトランザムを強制終了させられるほど大量のGN粒子を使う」模様。この運用を想定して開発されたGNソードIIIではサイズの調整ができるようになった。
トランザムバースト
トランザムバーストはツインドライヴシステムのブラックボックスに秘匿されていたイノベイター専用の機能である。セカンドシーズン24話でイノベイターへと進化した刹那の脳量子波を検知して発動した。
全方位に放射しているにもかかわらずMSを押し飛ばすほど大量かつ高密度のGN粒子を放出し、さらに多くの人々の意識を拡張。GN粒子の秘められた特性を真に引き出した。
体の細胞異常をある程度治癒する。素養があった人間は細胞活性と脳量子波の増大によりイノベイターへの変革の兆しをみせる(デカルト・シャーマン等)。
量子化
トランザムライザー時に突然発動した未知の機能である。
作中で詳しく語られていないが、機体がGN粒子(?)のようになってその場から消失し、任意の場所で復元する「ワープ」のような現象を引き起こす。
書籍では「量子跳躍」とも呼称され、本機以外ではダブルオークアンタ、サキブレに搭載されている。
ダブルオーザンライザー
公式外伝『機動戦士ガンダム00V戦記』に登場。型式番号:GN-0000+GNR-010/XN
オーライザーの武装強化形態である、ザンライザー(Xn Raiser)とダブルオーガンダムがドッキングした状態。
ザンライザーとは、当初想定されていた“オーライザーの支援機としての運用時”の強化オプションであるザンユニットを装備した状態のオーライザーである。
ザンユニットは「ブースター」「ビーム砲」「ウイング」「GNバスターソードⅢ」「アーム式パイロン」で構成され、2本のアームやGNバスターソードⅢでの格闘戦も可能となり、ガンダムの武装を用いる事も可能。…だったのだが、オーライザーにツインドライヴの安定機能を持たせる事が優先されたためプランのみで終わった。
ザンユニット自体をダブルオーガンダムに直接装備することも可能。この形態はザンダブルオーガンダムと呼ばれ、武装の有用性を検証する為に考案されていた。
ザンライザーのデータはガンダムハルート開発の際に参考にされている。
武装
ほとんどの武装はダブルオーライザーと共通。
- GNバスターソードIII
- ザンユニットによる追加武装。ザンライザー、ザンダブルオーガンダム、ダブルオーザンライザーいずれの形態においても使用可能。
- 二振りの大型実体剣だが、それぞれを合体させて一振りの大型GNバスターソードとしても運用可能。
- 一振り辺りのサイズはGNバスターソードIIより細身である(GNバスターソードIIは大型すぎて取り回しに問題があると考えられたため)。
ダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク型)
『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』に登場。型式番号:GN-0000RE+GNR-010。
前大戦で損傷したダブルオーライザーを修復した機体。太陽炉が2基とも失われたため、代わりに粒子貯蔵タンクを装備している。稼働時間こそ大幅に劣るが、基本性能自体は元の機体と同等レベルであり、トランザムシステムもタンク残量が許す限り使用可能。だがイノベイターとして覚醒した刹那にはダブルオーライザーですら追従できず、更なる高性能機であるダブルオークアンタが開発された。
関連動画
関連商品
関連項目
第4世代ガンダム
- 4
- 0pt