ダブルオーガンダムとは、『機動戦士ガンダム00セカンドシーズン』及び『劇場版機動戦士ガンダム00』に登場する機動兵器「モビルスーツ」である。
タグやタイトルでは00ガンダムと記載しているものもあるが、公式での名称は「ダブルオーガンダム」とカタカナ表記になっている。
概要
00 GUNDAM ダブルオーガンダム |
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型番 | GN-0000 |
全高 | 18.3m |
重量 | 54.9t |
搭乗者 | 刹那・F・セイエイ |
動力 | ツインドライヴ |
武装 |
ガンダムエクシアの後継機として開発された第4世代機。
機体のデザインが公表された時の通称はツインドライヴの形状から「ツインタニシ」などと呼ばれていたことも。
イオリア・シュヘンベルグよりもたらされた情報から得られた技術のひとつ、2つのGNドライヴを同時に同調稼働させることで、生産するGN粒子の量を2倍ではなく2乗化する「ツインドライヴシステム」を搭載した初の機体。真の意味で革新的な技術を応用した「第4世代機」と呼べるガンダムは事実上本機のみとなっている。
(ケルディムガンダム、アリオスガンダム、セラヴィーガンダムは既存技術の転用による性能の底上げを図った第3.5世代機といった方が適切)
ツインドライヴの制御
同調稼働させることが出来れば膨大なGN粒子を生成させることが出来るが、あらかじめそのように調整されたものでなければ同調にはGNドライヴ同士の相性が必要であった。
本機の場合は新規にGNドライヴを製造する余裕が無かったため、既存の5基の組み合わせでの試行錯誤を繰り返しており、比較的相性の良かった0ガンダムとガンダムエクシアのそれを搭載。さらにトランザムを使用して出力を増強させることでようやく起動に成功した。
しかしツインドライヴシステムの持つポテンシャルは本機を開発したソレスタルビーイングメンバーの予想を大きく上回り、GNドライヴ同調の不安定さで機体がオーバーロードするといった状況も見られた。
この欠点を克服するため、当初はGNコンデンサーにより稼働する支援戦闘機として開発された「オーライザー」にツインドライヴの安定制御システムを追加している。
オーライザーはダブルオーから粒子の供給を受けることで稼働する支援機として開発されており、合体状態での運用は副次的なものであった(戦艦プトレマイオスⅡもその運用を想定して建造されていなかったため、格納庫のサイズの問題で合体状態での出撃が不可能だった。)。しかし先述の事情によりツインドライヴを安定稼働させるため、合体しての運用が前提となっている。
ドッキングする事によりツインドライヴが安定化。更には単体では無理に発動出来ないトランザム時の理論的限界を超えた粒子生産・放出が可能となる。
武装
- GNソードII
ビームライフル・実体剣・ビームサーベルの3つの機能を併せ持つ複合型格闘兵器。2基を携行する。
ガンダムエクシアのGNソードとは異なりマニピュレーターで保持する構造で、GNブレイドの後継パーツとしての側面も持つ。また、射撃と斬撃の切り替えもよりシンプルなものとなっている。
2基のGNソードIIは柄の両端を接続することでGNツインランスとして扱うことも可能。
ライフルモードは出力の調整でマシンガンのように連射することもできる。
ツインドライヴの恩恵により膨大なGN粒子を得られるためどの状態でもその外見に見合わない高威力を誇る。 - GNビームサーベル
リアスカートに2基装備。刀身長を調整し、GNビームダガーとしても使用可能。 - GNシールド
先端部分が伸縮式のブレイドとなったシールド。2基を装備する。
バックパックのGNドライヴ部分にバインダーとして1基ずつ装備できる他、2基を結合させて大型のシールドとすることも可能。また、劇中では披露されなかったが両腕に1基ずつ装備しての斬撃武器としても用いられる。 - GNソードIII
最終決戦において装備された追加装備。形状的にはガンダムエクシアのGNソードに近く、腕部ハードポイントに接続されて折り畳み式の刀身を持つ。従来型と同様に射撃と斬撃の使い分けが可能で、刀の部分にはGN粒子の運用効率を上げた新素材を使用している。ビームライフルは3連装で斉射、連射は自由。
後述のダブルオーライザー形態での使用が想定されており、ライザーソードの運用が容易になっている。
バリエーション機
詳細は各々の個別記事を参照。
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ダブルオーライザー
ダブルオーにオーライザーを装備したツインドライブを安定させる為の形態。得られる出力は2倍ではなく2乗もの大出力となっており、量子化やトランザムバースト等の規格外の能力を保有する。 -
ダブルオーガンダム セブンソード
エクシアを模し、発展させた「セブンソード」を追加した形態。プランのみ。- ダブルオーガンダム セブンソード/G
セブンソードに「GNソードⅡブラスター」を追加した形態。こちらは実機が製造されている。 - ダブルオーガンダム セブンソード/G インスペクション
セブンソード/Gの再点検用。シミュレーション上の存在だが性能は向上している。
- ダブルオーガンダム セブンソード/G
- ザンダブルオーガンダム
オーライザーを介さず、直接ザンユニットを装備したダブルオー強化形態の第二案。 - ガンダムラジエル
ダブルオーに繋がる機体の一つ。合体機構にはラジエルの開発データもフィードバックされている。 -
ガンダムダブルオーダイバー⇒ガンダムダブルオーダイバーエース
2018年放映のアニメ「ガンダムビルドダイバーズ」の主役ガンプラ。ダブルオーガンダムのデビューから10年の節目に再び主人公機として返り咲いた。各部の改造によってダブルオーライザーに近い特性を得た高機動格闘機として電脳世界「GBN」(ガンダムバトルネットワーク)を転戦していく。
後にエースユニットを装備した「ガンダムダブルオーダイバーエース」になる。余談だがダイバーエースになると歴代主人公機で最も長い名称になった。
- ガンダムダブルオースカイ
ダイバーエースが大破してしまい、ダイバーの機体を改修して「ガンダムダブルオースカイ」にフルモデルチェンジした。これまでのダブルオー系列では異例のマッシブな体型になっており、意匠もダブルオーを保ちつつデスティニーガンダムやAGEシリーズの要素も加わっている。
- ガンダムダブルオースカイ
関連動画
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PG 1/60 ダブルオーライザーは財布をトランザムしないと買えないぐらい高い
関連コミュニティ
関連項目
第4世代ガンダム
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