ダルメシアンとは、クロアチア・ダルマチア地方原産とされている中型犬である。
ジャパン・ケネル・クラブ(JKC)ランキング(2014)では第42位。(267頭)
曖昧さ回避
歴史
原産はクロアチアのダルマチア地方とされているが、詳細は不明であり、いつごろ誕生したのかも定かではない。
この犬種が元々どのような用途に使われていたのかも不明であるが、かつては猟犬・番犬・牧羊犬・軍用犬など数多くの使役に使用されたと思われている。その後にビクトリア朝時代のイギリスでは、貴族のペットとして人気が上がった他、馬車の護衛をする伴走犬としても人気を集めた。馬車のスピードに悠々とついて行きながらも、伴走する際にどの場所が一番優雅に見えるかを自分で判断していたという。
その後、馬車に代わって自動車が登場したことにより、馬車の伴走犬としての役目は失われた。しかし、当時は馬が引いていた消防車の伴走の使役を再び与えられ、消防車が自動車に変わった今でも、消防署のマスコット犬として愛されている。
現在ではその特異な模様からペット・ショードッグとして人気が出ている。1961年にはウォルト・ディズニー製作の映画『101匹わんちゃん』がアメリカで大ヒットし、今でも高い人気を保っている。日本国内でも飼育する人は少なからずおり、今でもJKCのランキングにはそこそこ高順位にランクインしている。
特徴
ダルメシアンの特徴と言えば、やはりその他の犬種にあまり見られない白と黒のぶち模様である。遠くからでも目立つその姿は、ダルメシアンの印象を大きく裏付けている。(一応グレート・デーンのハールクインなど、他犬種でも存在はする)なお、白と黒が多めだが、まれに茶色も存在する。
また、かつては馬車の伴走犬だったというだけあって、非常にスタミナがあり、体格的にも逞しい犬種である。そのため、ただの散歩をすますだけではダルメシアンの運動欲を解消できない可能性があるので、ジョギングやフリスビーなどの少し激しい運動も取り入れたほうが好ましい。
平均的なダルメシアンの体高は48~58cm、体重は18~27kgほど。
性格は明るく活発的だが、あまり他人にはすぐに慣れるタイプではないため、初対面の人や犬には吠えかかる可能性もあるため、注意したい。
関連動画
関連項目
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