バタフライとは、ダンカンが発売するヨーヨーの名前である。
ハイパーヨーヨーでの名前は「ハイパーパピヨン」。
概要
1958年の発売以来60年近く販売され続ける、ダンカンの超ロングセラー。
現在までに、累計1億個以上を販売した。
それまでのヨーヨーは、俗に「インペリアル型」と呼ばれる、マカロンのような形状のものばかりだった。
当時すでに「エレベーター」や「トラピーズ」など、ヨーヨーの溝にストリングを入れるトリックが開発されていたが、当時のヨーヨーではとても狭い隙間にストリングを入れなければならなかったため、高度な技術を要した。
そこで、ダンカンのデモンストレーターだったWayne Lundbergは、インペリアル形状の「ダンカン・トーナメント」のボディを左右逆に取り付けた蝶形ボディのヨーヨーを考案。その形状から「バタフライ」と名付けて発売した。
ほどなくして、この形状はストリングトリック機のスタンダードとなり、このヨーヨーの名を冠して「バタフライシェイプ」と呼ばれるようになった。
発売当初は木製だったが、1960年代にダンカンがFlambeau社に買収されると、親会社の得意分野であるプラスティック製に変更された。
その後は、ロゴデザインや軸回りの強化、ボディ材質の変更や安全性の向上など、マイナーなモデルチェンジを経ながらも、ほとんど変わらないデザインで販売されている。
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第1期ハイパーヨーヨーでは「ハイパーパピヨン」の名で発売。
ロゴデザインは1990年代版のロゴ(上記)から「BUTTERFLY」の文字を消し、蝶の部分を少し大きくしたもの。「ハイパーインペリアル」などと異なりハイパーヨーヨー名は刻印されていない。
派生機種
ヴィンテージスタイルバタフライ
先述の木製バージョンの復刻版。
ダンカン75周年など、節目の年に発売されることがある。
バタフライキーチェーン
キーチェーンバージョン。金属リムが内蔵されているので、こんなに小さくてもちゃんとトリックができる。
ホイールズ
ボディを重く、幅を広く、形状を丸くし、よりロングスリープとストリングトリックに特化したモデル。
2016年に「バタフライXT」のプラスチックベアリング版としてリニューアルされた。
バタフライXT
ボールベアリング搭載機種。ハイパーヨーヨーでの名前は「スパークバット」。
バタフライAL
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フルメタル機種。バタフライの形状をそのままアルミニウムボディで再現。
→ダンカン・バタフライAL
関連機種
- ヨーボニック・ビッグダディ
- ヨメガ・アルファウイング
- トムクーン・3in1ノージャイヴ(ストリングカスタム)
- スーパーヨー・トリプルプレイ(ストリングカスタム)
- スピンタスティクス・マンタレイ
- ヨーヨージャム・カンジャム
- ヨーヨーファクトリー・レジェンドウィング
関連動画
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関連項目
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