「ヴィシア聖座・第一戦線総隊に所属、ダンケルクよ。知っての通り、私のカンレキに特筆するところはないけど…それが紛れもない事実なのだから、隠すつもりはないわ。それでも私の力が必要というのなら――失望はさせないわ」
ダンケルク(アズールレーン)とは、STGゲームアプリ「アズールレーン」の登場キャラクターであり、フランス海軍・ダンケルク級戦艦1番艦「ダンケルク(Dunkerque)」をモチーフとしたKAN-SENである。
あら?なるほど、概要説明ね。指揮官、私がしてくるわ
KAN-SEN名 | |
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ダンケルク MNF Dunkerque |
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基本情報 | |
所属 | ヴィシア聖座 |
艦種 | 巡洋戦艦 |
レアリティ | SR |
CV | 原田彩楓 |
イラスト | liduke |
艦歴 | |
国籍 | フランス |
出身地 | ブルターニュ地方ブレスト湾 |
造船所 | ブレスト海軍工廠 |
艦級 | ダンケルク級高速戦艦1番艦 |
進水日 | 1935年10月2日 |
就役 | 1937年-1940年(フランス海軍) 1940年-1942年(ヴィシーフランス海軍) |
最期 | 1942年11月27日(自沈) 1958年(解体完了) |
備考 | |
ヴィシア聖座所属の巡洋戦艦。レアリティはSR。CV:原田彩楓
ヴィシア所属の巡洋戦艦。 戦場では凛とした護教騎士、普段は優しいみんなのお姉さん。 ヴィシアだけでなく、他勢力の味覚すら虜にするお菓子作りはまさに凄腕の一言。
秘書艦に設定すると、違う表情を見せることも…?
2018年7月26日に開催されたイベント「光と影のアイリス」で実装された、フランスを元ネタとする陣営に所属するKAN-SEN。イベント以前のフランスに関わるKAN-SENは計画艦であるサン・ルイしかいなかったが、今回のイベントに際し多数のフランス由来のKAN-SENが実装されることとなった。ヴィシア聖座所属のKAN-SENは彼女の他に、駆逐艦のル・マルスや戦艦のジャン・バールが実装されている。
余談だが、ゲーム中では何故かヴィシア聖座所属の艦が少なく、ダンケルク実装当時は彼女含め僅か3隻のみであった。
2019年6月27日~7月11日に「光と影のアイリス」が復刻された。前回は入手出来なかった指揮官は今度こそ手に入れよう。なお、ヴィシア星座所属の艦は計画艦ガスコーニュと駆逐艦ル・マランが入ったため5隻となった。
2020年5月14日からは「光と影のアイリス」が「作戦履歴」で常設実装となり、同時にダンケルクも大型艦建造に常設実装となった。
デビューとなった「光と影のアイリス」では、鉄血公国の軍門に下ったアイリス(ヴィシア聖座)の一人として登場。鉄血からは捨て石のように扱われ、かつての同盟国ロイヤルからは攻撃を受けるという酷い境遇に立たされていた。圧倒的な戦力を武器に降伏を迫るロイヤルに対し、ダンケルクは凛として拒否。かつての仲間に銃を向けるロイヤル艦隊を「信用するに値しない」と評し、絶望的な戦いを挑む。奮闘するも、最後は討ち取られてしまう。彼女の死を思わせる展開[1]は、残ったヴィシア艦艇に徹底抗戦を促した。
ヴィシア聖座は史実において第二次世界大戦中にフランスがナチスドイツに降伏した際、枢軸側に協力した勢力「ヴィシー・フランス」を元ネタとしている。そのため、ゲーム内においてもヴィシア聖座は鉄血(=ナチスドイツ)と同じレッドアクシズの所属となっており、イベントでは鉄血の戦力を削ぐために現れたフッド率いるロイヤルネイビーと対峙することとなる。[2]
あぁ…甘いものは本当に人を幸せにする存在ね……し、指揮官!?いまの聞こえた!?(容姿・性格)
生え際から末端にかけて、銀から黒へ変化するグラデーションが特徴的な頭髪を持つ。衣服は白地に赤の帯を垂らしたスカートの上に黒字のコートを羽織っており、身につけている艤装は本人よりも遥かに大きく、まさに圧巻の一言。手には長めのレイピアを持ち、彼女が所属する「護教騎士団」の名に恥じない出で立ちである。
そんな凛とした騎士然の少々近寄りがたい彼女であるが、実際のその内面はかなりフランクな性格。そして、甘やかしてくれるお姉さんであり、胸部装甲にタッチしても「しょうがないわね…」と海よりも広い慈愛の心で包み込んでくれるのである。
加えてお菓子作りが得意という隠れた技能を持っており、その腕前はヴィシア星座の同胞だけでなく他勢力の人々も虜にしてしまうほど。セリフにもいくつかお菓子に関わるものがあり、指揮官をお菓子作りに誘ったり、委託帰還組に新作のお菓子の試食をお願いしようとしたりするなど、お菓子に対して並々ならぬ情熱を注いでいることが伺える。コンコードのキャラストーリーによると、「糖分補給連合」なるサークルを作り、参加してくる甘党のKAN-SENたちに自作のお菓子を振る舞っているんだとか。SDの固有モーションでもお菓子を見せびらかすので、手に入れた人は寮舎に入れてみよう。後のクリスマス時のロード絵でも、フッドとエンタープライズと一緒に立ち、モンブランと思しきお菓子を手にしている。
ちなみに彼女の立ち絵には、セリフに応じて表情が変化するというギミックが施されている。秘書官に設定してタッチするとコロコロ表情が変わるので試してみるといい。他にもマサチューセッツなどにも同じ仕掛けが実装されている。後発で実装されるKAN-SENや着せ替えスキンにおいてはこのギミックが標準装備となった。
さて、2018年8月2日から9日までの限定販売で水着着せ替え「夏のシュクレ」が追加される。
おやつとして自ら作ったドーナツを持ち、地面に横たわる姿がLive2Dで動きまくる。どことは言わないがあの部分も柔らかそうに動きまくる。誰だ?俺の主砲が最大仰角だとか俺の主砲が正面火力投射だなんて言ってるやつは?
たった1週間の販売なので買い逃さないようににゃ。ダンケルクを建造できてない指揮官も買えばきっと出るにゃ。2019年1月現在は売り切れ中だにゃ。再販売を待つにゃ。2020年5月14日から再発売中だにゃ。
上記のイベント復刻に伴い、「夏のシュクレ」も再販売されたにゃ。さらに、新規の私服着せ替え「昼下がりのヴィーニュス」も期間限定販売中にゃ。オシャレで色っぽいファッションに魅せられた指揮官はぜひ一緒に買うことにゃ。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1143066728072540160
結構…敗北など終わりを意味するものじゃないわ(性能)
ステータスとしては耐久・火力・装填共に既存のSR巡洋戦艦と大きな差が無く、特筆すべき所はない。しかし限界突破ボーナスに他にない特徴を有しており、初段で習得する「開幕主砲+1」により戦闘開始時に主砲をいきなり発射できるようになる。スキルが雑魚艦船の掃討に秀でているため、すぐには主砲を使わず雑魚艦船が多数出現した時を見計らって使用するといい。
欠点としては完凸まで行かないと主砲砲座が増えず、更に完凸時の砲座が他の巡洋戦艦と比べて1つ少なくなること。主砲補正がかなり高いので火力に不足はないが、攻撃回数が一つ少ないのは気になる所。また副砲には駆逐砲しか装備できないため、自爆ボートの迎撃は苦手。また対空補正が低いため対空も不得手である。
世の中にはどうすることも出来ないことがいくらでもあるけど、希望を捨てる理由にはならないわ(史実)
元ネタはフランス海軍のダンケルク級戦艦1番艦ダンケルク (Dunkerque)。1935年10月2日進水、1937年5月1日竣工。艦名はフランスの都市ダンケルクより。同型艦に2番艦ストラスブール (Strasbourg) がある。
ダンケルクはドイツのポケット戦艦ドイッチュラント級に対抗する目的で建造され、結果としてあらゆる面でドイッチュラント級を凌駕する功・防・走のバランスが取れた艦として完成した。33cm四連装主砲2基は艦橋前方に集中配備されていたため後方には撃てなかったが、代わりに後方に向けては13cm四連装副砲3基が睨みを利かせており、隙はない。最大速力も31ノットと、ドイッチュラント級(最大28ノット)を凌駕している。
第二次世界大戦の初期、ダンケルクは姉妹艦のストラスブールと共に長大な航続性能を生かした連合国側での船団護衛任務に従事。1939年8月にはイギリス海軍と共同してアドミラル・グラーフ・シュペーの追撃戦に参加。同年11月25日には巡洋戦艦フッドと共にシャルンホルストとグナイゼナウの追撃戦に参加している。
しかし1940年6月にフランスはナチスドイツに降伏し、ヴィシーフランスとなる。対イタリア戦を睨んで地中海に展開していたダンケルクとストラスブールは、アルジェリアのメルセルケビールでドック入りし整備される。フランスの戦力がナチスドイツに渡ることを恐れたイギリス軍はフランス艦隊を無力化するため、1940年7月3日にメルセルケビール港への攻撃を敢行。俊足のストラスブールはトゥーロンへの脱出に成功したが、ダンケルクは中破し沈没を避けるため故意に浅瀬に座礁させられた。7月6日に空母アーク・ロイヤルの搭載機による攻撃がおこなわれ、付近にいた哨戒艇が被雷。その搭載爆雷の誘爆でダンケルクは更に被害を受けることとなる。
後にダンケルクは浸水を排水し、応急修理終了の後に1942年2月にトゥーロンへ帰還。乾ドックに入渠し本格修理された。いよいよ本領発揮かと思われた矢先の11月に、北アフリカに残存していたヴィシーフランス軍がアメリカとイギリスの連合軍の攻撃に降伏してしまう。それが事実上の支配をしていたドイツに諮ること無く勝手に行われたことに腹を立てた総統閣下は、名目上にせよ独立していたヴィシーフランスを完全にドイツの支配下に置く事に決める。
こうして、フランスのトゥーロンにいたヴィシーフランス海軍の残存兵力もドイツに接収されることになった。
だが、明日にも接収が行われるという11月27日、旗艦ストラスブールからの号令の元、トゥーロンに停泊していたフランス海軍の艦船は一斉に自沈した。水上機母艦コマンダン・テスト、駆逐艦ル・マルスなどを含め、事実上その時点のドイツ海軍に匹敵する数の艦船が、こうして失われてしまった。
その自沈した艦の中に、ダンケルクもあった。ダンケルクの艦長は当初自沈処理を拒否したが、僚艦である軽巡ラ・ガリソニエールの艦長に説得され自沈を受け入れたという。
この「トゥーロンの悲劇」の後、各地に残っていた元ヴィシーフランス海軍の艦船は次々とイギリスにいたド・ゴール率いる自由フランスに寝返ってしまった。
ダンケルクは戦後の1945年に浮揚され、上部構造物は解体処分された。しかし艦体そのものはそのまま残されていたが、1955年になって流石に邪魔になったために解体されることになり、1958年に解体処分された。
あら、委託組が戻ってきたのね。新作の関連動画でも試聴してもらおうかしら
指揮官、描き立ての関連静画でもいかが?
関連項目……結構溜まっているのね。頑張るのはいいけど、あまり無理しないでね
- アズールレーン
- レッドアクシズ/ヴィシア聖座
- ヴィシア聖座所属艦
- ル・マラン(アズールレーン)
- ル・マルス(アズールレーン)
- ダンケルク(アズールレーン)
- ジャン・バール(アズールレーン)
- ガスコーニュ(アズールレーン)
- アルジェリー(アズールレーン)
- ラ・ガリソニエール(アズールレーン)
- ヴォークラン(アズールレーン)
- タルテュ(アズールレーン)
- アズールレーンのKAN-SEN一覧
脚注
- *会話上では「大破」とだけ表現されるため、救命された可能性は残っていた。後のミニイベントで、修理されてトゥーロンへ回航される姿が描かれている。
- *イベントのストーリーは史実でのイギリス海軍とフランス海軍との間で行われた海戦「メルセルケビール海戦」を元としている。Wikipediaなどを参考にしながらストーリーの流れを見ると面白いかもしれない。
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