ダンジョンキーパーとは、ダンジョン管理をテーマとしたリアルタイムシミュレーションゲームである。
概要
プレイヤーはダンジョンキーパーとなってダンジョンを作成、クリーチャーを管理し、土地の勇者やライバルキーパーを倒す。そうして世界を悪に染めていくことを目的としたダークファンタジー。
地下世界
ゲームのすべては地下世界で展開される。地下世界には以下のような地形が存在する。
- 土 掘ることができる。
- 岩 掘ることができない。
- 金鉱 掘ることができる。掘ると財宝を生む。
- 宝石 叩くと財宝を生む。無限に財宝を生むことができ、宝石そのものを取り除くことはできない。
- 水場 クリーチャーの速度が下がる。
- 溶岩 多くのクリーチャーは溶岩に触れるとダメージを受けるため、すすんで溶岩に入ろうとはしない。
- ゲート 異次元へ通じる門。多くのクリーチャーはここを通ってダンジョンへやってくる。
- 勇者の門 勇者どもが通る門。勇者の門どうしはつながっていて、複数の門がある場合、勇者はこれを使ってワープすることがある。
キーパー
キーパーは以下の6つの能力を使ってダンジョン作成やクリーチャーの管理を行う。
- 掴む クリーチャー・財宝を掴む.一度に掴むことができるのは8つまで。掴むことができるのは手下クリーチャー・自分のダンジョンに落ちている財宝・非占有地に落ちている財宝。
- 落とす 掴んだクリーチャー・財宝を自分のダンジョンに落とす。インプのみ非占有地に落とすことが可能。
- 叩く 手下クリーチャーを叩いて喝を入れる。罠を叩いて起動させる。
- 掘る指示を出す インプに土・金鉱・宝石を掘る指示を出す。
- 部屋を作る 財宝を支払ってダンジョン内に部屋を作る。
- 魔法 財宝を支払ってキーパー用の魔法を使う。
部屋
キーパーは財宝を支払うことで自分のダンジョンに部屋を作ることができる。最初からすべての部屋が作れるわけではなく、多くの部屋は研究や占領が必要。ステージごとに作れる部屋作れない部屋の制限がある。
- ねぐら 手下が休息する部屋。休息すると手下の体力は回復する。体の大きい手下には大きなねぐらが必要。
- ニワトリ小屋 手下はニワトリを食べる。ニワトリを食べると手下の体力は回復する。
- 宝物庫 財宝を保管する部屋。給料日になると手下はここに給料を取りに行く。
- 訓練室 手下はここでレベルを上げる。デーモンスポーンが好む。
- 図書館 手下はここで部屋と魔法を研究する。ウォーロックが好む。
- 工房 手下はここで罠とドアを生産する。トロルが好む。
- 兵舎 軍団を編成することができる。ここに複数のクリーチャーを置き、一体を支配すると他のクリーチャーがついてくる。
- 監視所 手下をここに置くと近づいてきた敵と戦う。水場・溶岩の隣にこれを建てると、AI操作のクリーチャーは段差を乗り越えることができない。
- 牢屋 敵クリーチャーを殺さずに捕らえておくことができる。一部のクリーチャーはここで餓死するとスケルトンになる。洗脳を受けている手下はここに入れておけば寝返らない。
- 拷問室 捕獲した敵を拷問することができる。拷問の結果は、寝返って手下になる、敵ダンジョンの情報を吐く、死んでゴーストになるの三通り。味方を拷問することもできる。ダークミストレスが好む。
- 神殿 多くの効果を持つ。クリーチャーを泉に落とすとクリーチャーの種類や組み合わせによって、神がほうびや罰を与える。洗脳を解く。疫病を治す。ゴーストが好む。
- 洗脳室 クリーチャーをここで働かせると敵ダンジョンやゲートから同種のクリーチャーを引き寄せる。ヴァンパイアが好む。
- 墓場 インプはクリーチャーの死体をここへ運ぶ。死体からヴァンパイアが生まれる。
クリーチャー
クリーチャーを手下にする方法は8つ。
- ゲート クリーチャーは一定の条件を満たすとゲートを通ってダンジョンにやってくる。例)大きなねぐらと大きなニワトリ小屋があるダンジョンにはバイルデーモンがやってくる。
- 接触 所属をもたない中立のクリーチャーにキーパーの手下クリーチャーが接触すると、その陣営に参加する。
- 拷問 捕獲した敵クリーチャーを拷問して寝返らせることができる。また、拷問で死んだクリーチャーはゴーストになる。
- 餓死 牢屋で餓死したクリーチャーはスケルトンになる。スケルトンにならないクリーチャーもいる。
- 洗脳 洗脳室でクリーチャーを働かせることで、同種のクリーチャーをゲートや敵陣から呼び寄せることができる。
- 神殿 神殿の泉に特定のクリーチャーを落とすと、神が褒美としてクリーチャーを与えてくれる。
- 初期配置 ステージ開始時に与えられている。インプが与えられている場合が多い。転送のスーパーアイテムを使うと、次ステージに初期配置クリーチャーを送り込むことができる。
- 召喚 インプはインプ召喚の魔法で呼び出すことができる。
各ステージにはゲートから来るクリーチャーの上限数が設定されている。一人のキーパーの手下としてやってくる上限数、種族ごとの上限数、ステージ全体としての上限数など、ステージごとに設定が異なる。ゲート以外からクリーチャーを得ることで、この上限を突破することができる。
インプの特性
インプは他の手下クリーチャーと著しく異なる性質を持つ。インプの特殊能力は以下の4つ。
- 掘る 土・金鉱・宝石を掘る。
- 占領する 非占有地・敵ダンジョンを占領して、味方ダンジョンにする。味方ダンジョンに隣接するところでのみ可能。
- 壁を強化する 土の壁を強化して敵インプに掘られないようにする。
- 運ぶ 財宝・罠・気絶したクリーチャー・死んだクリーチャーを運ぶ。
さらに給料・食事・睡眠を必要とせず、上限数もない。ときどきタバコを吸ってサボっている。
魔法
魔法にはクリーチャーが使用する魔法とキーパーが使用する魔法がある。クリーチャーの魔法にはレベルが必要で,一度使うとしばらくは同じ魔法を使うことができない。キーパーの魔法は研究と財宝が必要で,多くの魔法は使用する財宝を増やすことで効果を高めることができる。
アイテム
地下世界には強力な効果を持つアイテムが落ちていることがある。見つけたアイテムは、落ちている場所を占領して味方ダンジョンにすることで使用可能になる。ほうっておくとインプが図書館に持ち帰る。
声
ゲーム中、さまざまなアドバイスや警告、報告をしてくれる謎の声.説明書にも何者か書かれていない。魔王説・神説・上司説 ・先輩キーパー説・幼なじみ説など諸説ある。
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関連項目
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