曖昧さ回避
- 『神曲』(しんきょく)の作者である、イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリのこと。
- 永井豪の漫画『魔王ダンテ』に登場する魔王。
- デビルメイクライシリーズの主人公。
- 「予想GUYデス」でおなじみ、ソフトバンクのCMに登場する俳優ダンテ・カーヴァーのこと。
- 「北斗の拳」の登場人物。南斗百斬拳の使い手。
- ダンテ(競走馬) - 1942年産のイギリスの競走馬。
本稿では、3.について述べる。
概要
デビルメイクライシリーズの主人公である男性(『4』のみ準主役)。
ゲストキャラクターとして『ビューティフルジョー』、『真・女神転生III-NOCTURNEマニアクス』にも出演したこともある。
他、『MARVEL VS. CAPCOM 3』にもプレイアブルキャラクターの1人として出演している。
便利屋「Devil May Cry」を一人(時期によっては二人)で経営する、いわゆる『何でも屋』。だが、その正体は悪魔退治を専門とする悪魔狩人である。赤いロングコートと背中に背負った大剣「リベリオン」・二丁拳銃の「エボニー&アイボリー」がシンボル。
設定
ダンテ? ああ、あの裏渡世の便利屋の。
商売柄、ヤバイ奴ならゴマンと見てるが あの野郎ほどムチャクチャな奴ァいねぇな。
まず、笑っちまうほど腕が立つ。
この前なんざ、ウージーを持った悪党1ダースを相手に、
変な剣一本で楽々と切り抜けやがってよ。
弾丸(タマ)が鼻先1インチを通っても、眉一つ動かしやがらねぇんだ。
おまけに、とんでもねえ変わり者だ。
依頼が気に入らねぇと思ったら 100ドル札を天井まで積まれても受けねぇクセに、
幽霊狩りだの悪魔払いだのってぇ胡散臭い仕事だと タダみたいな値段でも飛びつきやがる。
奴の体にゃ青い血でも流れてんじゃねぇかって噂だぜ。
ま、あんな野郎にニラまれりゃ、悪魔でも泣き出すだろうね。
プロフィール
姓は不明。『1』の小説版(時系列としては『3』以前)では「トニー・レッドグレイヴ」という偽名を使っている。
悪魔の血を引くが、寿命は人間と同じらしい。メディアによっては人間よりも長く生きる、とされている場合も。
作品ごとに年齢が違うため外見も異なる。
『5』発売以前の時系列としては『3』→『1』→『アニメ』→『4』→『2』。
『5』発売に伴い時系列が見直され、『3』→『1』→『アニメ』→『2』→『4』→『5』になった。
身長・体重に関する明確な設定も無い。ただ、『4』の公式サイトの壁紙から、185cm~190cm、もしくはそれ以上では無いかと推測できる。アニメの設定画によると、ダンテの頭に合わせて190cmの線が引かれているので身長は190cmでほぼ確定かと思われる。
家族構成
かつて、人間界を悪魔の手より護った伝説の魔剣士こと「スパーダ」を父に持つ。母親は人間の「エヴァ」。スパーダとエヴァの間に、双子の弟として生まれる。兄は「バージル」。『4』の主人公「ネロ」は親戚(バージルの息子なので甥)。
性格
気障かつ怠惰な性格で、強大な敵が相手だろうと人を喰ったような態度を崩さない皮肉屋。
しかし伝説の魔剣士スパーダの息子として、父から受け継いだ力を誰よりも誇りにしており、スパーダの息子としての誇りと、人間としての「正義」「優しさ」を重んじている為、悪魔として力だけを追い求めたバージルとは正反対の考えを持っていると言える。故に、自身の正義に忠実であり、相手が誰であろうと媚びることはない。
時系列的にもっとも若い頃の『3』では、悪く言えば"やんちゃ"な性格が露骨だった。『1』→『4』→『2』と時が進むに連れ、クールで落ち着きのある性格へと徐々に変化していく。『2』ではより寡黙な性格になっており、年相応の渋みを備えるようになった。ただ、『真・女神転生III-NOCTURNEマニアクス』にゲスト出演した時は、『2』に比べお喋りな性格になっている。
ただそうなると『5』のダンテの性格に無理が生じてしまうためか、後に『4』と『2』の順番が入れ替わった。
仕事
表向きには便利屋だが、その裏では悪魔狩人として活動している。過去に母と兄を悪魔に殺されたため悪魔を激しく憎んでおり、家族の仇を討つことを目的としている。『3』の「アーカム」のように、人間でも悪魔のような冷酷な心を持つ者に対しては容赦はしない。逆に「トリッシュ」やアニメ版に登場する「ブラッド」のように、悪魔でも人としての心があれば、人間として認め、接する。
悪魔との戦闘
怠惰な印象は有るが、対悪魔との戦闘は目を見張る物が有り超一流のデビルハンティングを見せる。しかし、戦闘方針や型に当てはまる物は無く、自由奔放意気揚々な戦い方が目立つ。魔具(武器)をコレクションしている節もあり、新しい武器を手に入れると取り敢えず試しに振り回したり、暴れまくる。(それが凄く格好良い)
ダンテが武器を手に入れたら、そこは、サーカスのショーへと変貌する様な物である。ヌンチャクをリフティングしたり、剣を空中で振り回したり、ライブを始めたり、銃弾で雨を降らせたり等等。特に、DMC4で手に入れる最後の武器演出は、芸術の一言である。
生活態度
不潔な印象はないが、少々不精な面がある。ゲームで登場する時はいつも、薄汚い店内でピザを食べつつ依頼が来るまで怠惰に過ごしている。
金に対する執着はなく、本来の便利屋の仕事を選り好みしたり悪魔狩りの仕事をタダ同然に(または本当に無料で)引き受けている事もあり、いつも借金まみれである。レディと知り合って以降は「仲介料」などと称して報酬の大半をレディに持っていかれたり、『5』ではついに事務所の電気も水道も止まってしまったが、ダンテは気にしている様子は無い。
そのため、よく「シリーズ作品の主人公は、過去の作品で手に入れたアイテムや武器をなぜ次回作にも持って来ないのか」と話題になるものの、ダンテの場合は「金に困る度に、旅先で手に入れた魔具や武器を質屋に預けたり売り払っているので、(スパーダの形見やエボニー&アイボリーなど大事な物を除いて)手に入れた魔具や銃火器は基本的に1作限りの登場」となっている。
悪魔としてのダンテ
悪魔と人間、両方の血を引く半人半魔。悪魔の血を引くが故に、超人的な怪力と生命力を持つ。脳を銃弾で撃ち抜かれたり、心臓を剣で刺し貫かれた程度では死なない。身体が損傷しても、瞬時に再生する。
悪魔の存在を「匂い」で感知したり、人間と、人間に化けた悪魔を見分けることも出来る。
また、内なる悪魔の力を引き出すことで「魔人」と化す。攻撃力が上昇する、変身中はライフが自動回復する、魔人専用の技を使用可能になる、敵の攻撃を被弾してもノックバックしにくくなる、等様々な力を発揮するが、『3』の頃は「魔人化」に覚醒したばかりという事もあってか魔人化による強化度合いが他作品と比べ弱めであった。
『2』では体力が極限状態の時に魔人化すると、「真魔人」と化し驚異的な力を発揮する。スパーダと同様で4枚の大きな翼を持ち、空を飛翔する事も可能で『1』でムンドゥスと空中戦を繰り広げた時の姿に近い。『2』では1度のミッションにつき1回のみ変身可能な所謂隠し要素だが、真魔人化が再登場した『5』ではストーリーでも反映されており、ゲージさえ確保できれば変身の制限もない。
アニメにおけるダンテ
アニメ版では掃除が嫌いであると明確に想定されているらしく、汚い店内がより印象的に映されていた。怠慢な性格にもより磨きがかかっており、自分の仕事は週休六日制だと声高に主張するほど。大体井上敏樹のせい。
また、ギャンブルに非常に弱いという一面も。現金を賭けた真剣勝負でも、ノーレートの遊びでも勝てない。
好物はオリーブ(実。オイルではない)抜きのピザとストロベリーサンデー(苺パフェのようなデザート、アニメ、角川ノベル版で登場)。趣味は不明だが、店内にはドラムやベースギター、ジュークボックス、ビリヤード台やダーツの的等がある。決め台詞は「Jack Pot!!」(=大当たりだ!!)。 煙草は嫌いらしい。
DmC Devil May Cryのダンテ
本稿で述べたダンテとは基本的に別人とされる。詳細は「ダンテ(DmC)」を参照。
担当声優
- ドルー・クームス(DMC1、ビューティフルジョー 新たなる希望)
- マット・カミンスキー(DMC2)
- ルーベン・ラングダン(DMC3(DMC3SE)、DMC4、MVC3・英語、UMVC3・英語、鬼武者Soul、ユーロ・ヒストリア、アニメ版・英語、DMC5)
- 森川智之(アニメ版、MVC3・日本語、UMVC3・日本語、PXZ、DMC4SE、PXZ2、DMC5・日本語吹替)
なお、3以降のタイトルでダンテを演じたルーベン氏は同作でモーションアクターも担当している。
また余談になるが、アニメ版や日本語吹替でダンテのCVを担当した森川氏が、最初にプレーしたテレビゲームはデビルメイクライである(アニメ版が放映開始されるよりも以前)。
名言
DMC1
DMC2
- 人を助けるのに理由がいるのか?
DMC3
DMC4
アニメ
- ここから先はR指定だ
関連動画
スーパープレイ、コンボムービー等
MVC3
手描きDMC(MAD)
M.U.G.E.N
MMD
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- デビルメイクライ
- MARVEL VS. CAPCOM 3
- ルーベン・ラングダン
- バージル(デビルメイクライ)
- スパーダ(デビルメイクライ)
- ネロ(デビルメイクライ)
- レディ(デビルメイクライ)
- ネロ・アンジェロ
- ムンドゥス(宿敵)
- アラストル
- 閻魔刀
- Dante Must Die(シリーズ恒例の、最高難易度の魔界)
- ダンテコッタイ
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