ダークニンジャは、サイバーパンクニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」の登場人物である。
概要
ダークニンジャは「ニンジャスレイヤー」に登場するニンジャである。初登場は「ゼロ・トレランス・サンスイ」であるが、このエピソードでは最後に少しだけ出番があっただけで、本格的な登場は「メナス・オブ・ダークニンジャ」からである。また、「カース・オブ・エンシェント・カンジ、オア・ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル」という彼に重点を置いたエピソードがある。
ダークニンジャは主人公ニンジャスレイヤーの宿敵にして、彼の妻子を殺害した仇敵であり、第一部「ネオサイタマ炎上」では悪のニンジャ組織ソウカイ・シンジケート(ソウカイヤ)の首魁ラオモト・カンの右腕として、第二部「キョート殺伐都市」ではザイバツ・シャドーギルドの一員としてニンジャスレイヤーと対峙し、幾度となくカラテを交える。
また、数奇な運命から「ハガネ・ニンジャ」のニンジャソウルを宿しており、第一部終盤からは「運命者」と称される謎の者たちの導きによって自らの運命を知る行動を開始。第二部では自らの運命がいかなるものかを確信すると同時に、それを打ち破ることを決意。第三部「不滅のニンジャソウル」では運命を超えるべく暗躍を続けている。
キャラクター
キャラクターとしては非常に寡黙で冷徹、他人に対して感情を表に出すことはほとんど無い。古のニンジャ知識や、ザイバツでのしあがるのに必要な複雑怪奇な作法やワビ・サビにも精通する。
また、ニンジャとしても作中でも屈指の実力者であり、オブシディアン(黒曜石)色のニンジャ衣装に身を包み、カタナを使用するイアイドーを軸としたカラテで何度もニンジャスレイヤーを追い詰め、多くの強力なニンジャ達を圧倒してきた。特に彼が愛用する妖刀「ベッピン」を使って放つヒサツ・ワザ「デス・キリ」は凄まじい威力を持ち、ニンジャスレイヤーですら捉える事が出来なかった。ただし現在のところ、それ程のカラテを以ってしてもナラクの力を引き出したニンジャスレイヤーには敗北している。
なお、ニュービーヘッズ(新たにニンジャスレイヤーのファンになったばかりの人)などからは「無感情な殺人機械」のような印象を持たれることが少なくない。だがその実内面では、自らが「ダークニンジャ」になることを押し付けた理不尽な運命に対して徹底的に抗うという決意や、燃えるような激情が渦巻いている。
また、少年時代に苦難を共にした旧友が危機に陥っているところに出くわしたときには、少々のリスクを伴ってでも救おうとする意外な姿を見せた(第2部「ドゥームズデイ・ディヴァイス」)。非道な行いをするニンジャであり、なにより物語の主人公の妻子の仇でありながら、それでいて人間らしい心を失いきってはいないという皮肉な存在である。
余談だが、青少年のなんかをあぶなくするビッチ女ニンジャ「パープルタコ」と、自らの邸宅のフートンでなにやら行ったようだ(第2部「アウェイクニング・イン・ジ・アビス」)。その挙句、パープルタコ=サンは「あたしもう……ねえ許して」「あたし死ぬかと思ったの」「ねェ好きになってもいいよね……?」などと甘い声で睦言を言っている。ワザマエ!
ダークなんとか=サン
以上の通り、主人公の宿敵と位置付けられているダークニンジャではあるが、第一部~第二部中盤までは登場機会が少なく、また彼自身寡黙なニンジャであったため、非常に影が薄かった。どれくらい薄いかと言うと、第二回キャラクター人気投票ではライバルでありながらなんと36位。[1]ズノウ・タノシイ社エンターブレイン社の公式PV第一弾からもハブられた。その影の薄さをニンジャヘッズにネタにされ、「ダークなんとか=サン」「なんとか=サン」「ダークドメイン=さんじゃない方」「36位=サン」などインなんとかさんいじめを彷彿とさせるニックネームをつけられる羽目となる。
第二部中盤以降は登場機会が増え、彼自身の目的も出来るなどで存在感を増し、ヘッズからは本名フジオ・カタクラから「フジオ」と呼ばれることも増えた。物理書籍では彼が登場するエピソードも数多く初翻訳され、もはや「ダークなんとか=サン」などと呼べばシツレイの誹りを免れ得ぬだろう。……が、この一連の流れで変なニックネームはつけられる呪いにかかったのか、この後も「ツチノコ」(ハガネ・ニンジャの伝承から)「トコロテン」「ナメクジ」(共に本編での描写から)「美尻=サン」(書籍版での挿絵から)「ダークカカオ=サン」「ダークチョコ1位=サン」(2013年のバレンタインデーに(キャラクター宛で)送られたチョコの数が一位だったことから)など変なニックネームをヘッズにつけられることとなる。ヤンナルネ……
ニコニコ動画ではアニメ化作品「ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン」が配信されているが、彼の再起を描いた重要エピソード「コンスピーラシィ・アポン・ザ・ブロークン・ブレイド」が収録された12話は、よりにもよってロブスター=サンの登場する曰くつきのエピソード「デイ・オブ・ザ・ロブスター」と、その続編「デイ・オブ・ザ・ロブスター2」と同時収録の三本立て。あまりにも色物すぎるエピソードォンに重要エピソードが挟まれてしまったことで、今度は「ダークロブスターサンド=サン」「ダークエビサンド=サン」などといった新しいニックネームがつけられることになってしまった。ここまでされる謂れは無い!
関連動画
セガが運営している日本の戦国時代を舞台としたアーケードカードゲーム「戦国大戦」に、コラボ企画によってカードとして出演している(ただしコラボキャラでも武将名を宛がうのが慣例のため、カード名は「風魔小太郎」となっている。)。
関連静画
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関連項目
脚注
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