ダークネス・ネオスフィアとは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」に登場するカードである。
概要
ダークネスが使用するモンスター。攻撃力4000、正確なテキストは不明だが、以下のような効果を持っていた。
- 1ターンに1度、「ダークネス」の効果を無視して自分の魔法&罠カードゾーンにセットされたカードを確認し、順番を並べ替えることができる。
- 1ターンに1度、相手フィールドの魔法・罠カードの順番を並べ替えることができる。
- フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カードを裏側表示に戻すことができる。
- お互いのエンドフェイズ時、自分のライフポイントが4000未満の場合、ライフポイントを4000まで回復する。
十代とのデュエルで登場。
「ダークネス・レインクロー」の効果によって特殊召喚された。
《ダークネス・レインクロー》
効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/ATK 0/DEF 0
相手モンスターが攻撃宣言を行った時、
自分フィールド上に存在する「ダークネス・ブランブル」と手札のこのカードを墓地へ送る。
デッキから「ダークネス・ネオスフィア」1体を特殊召喚する。
セットカードの順番を並べ替える効果によって、「虚無」と「無限」、3枚のダークネスカードによるコンボを確実に成功させようとしたが、「N・ブラック・パンサー」によってこのカードの効果をコピーされたことで順番を再度並べ替えられ、フィールド魔法「ダークネス」をセット状態に戻されたため、コンボを破られてしまった。
それでも4000の攻撃力で「ネオス・ワイズマン」を攻撃し、戦闘破壊したが、それによって「E・HERO ネオス」が復活。「E・HERO ゴッド・ネオス」をコンタクト融合されてしまい、その攻撃を受けてダークネスはデュエルに敗れた。
アニメテキストがわからないため、OCGのように「ダークネス・レインクロー」の効果によってのみ特殊召喚できる特殊召喚モンスターだったのかは不明。
並べ替えによる出来レースを可能にした、ダークネスの切り札とも言えるモンスターであったが、自分から効果を発揮することはなく、コピーされて利用されるという少々情けない出番となってしまった。
OCG版
「LIMITED EDITION 15」(「Vジャンプ」2009年7月号応募者全員サービス)でOCGに登場。
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/ATK 4000/DEF 4000
このカードは通常召喚できない。
相手モンスターの攻撃宣言時、自分の手札・フィールド上から
悪魔族モンスターをそれぞれ1体ずつ墓地へ送る事でのみ、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードは戦闘では破壊されない。
1ターンに1度、自分フィールド上に
表側表示で存在する罠カードを全て手札に戻す事ができる。
「ダークネス・レインクロー」と「ダークネス・ブランブル」固定ではなく、手札とフィールドの悪魔族モンスター1体ずつをコストにするようになった。また、「ダークネス」や「虚無」、「無限」がOCG化されていないため、セットカード関連の効果は削除され、自分フィールドの罠カードを手札に戻す効果になった。さらにライフポイントを回復する効果は削除され、戦闘破壊耐性が追加された。
攻守4000は破格の数値だが、悪魔族限定の上にカードを2枚消費するため少々扱いにくい。それでも、「オベリスクの巨神兵」などの同攻撃力のモンスターに比べれば少ない消費で出すことは可能で、戦闘破壊耐性のためそれらを一方的に倒せる。「月読命」などによる攻守変更や「スキルドレイン」による無効化の悪影響を受けづらいのも利点。
罠カードを回収する効果を持つ。悪魔族と相性のいいカードはあまりないため、あまり役に立つ場面もないが、「王宮のお触れ」などによるロックを必要に応じて一時解除することはできる。また、このカードの召喚コストにするモンスターを「リビングデッドの呼び声」などで調達した場合、フィールドに残ったそれを再利用できる。
戻すこと自体はいろいろなコンボを考えられるが、召喚までの手間を考えると「霞の谷のファルコン」などを利用したほうが楽。
やはり難点は2体の悪魔族モンスターを要求する点。このカード自身を含めて3枚消費しても攻撃力以外に得るものはあまりなく、損失を回復する相性のいいカードがあまりないため、どうしても使われにくい。かつては「クリッター」をコストにすることでサーチ効果を利用できたが、近年まで「クリッター」が禁止カードになっていたため、その利用法は長期間使えなくなっていた。
さらに相手モンスターの攻撃宣言時という条件も付いているため、せっかく出してもすぐに高攻撃力を生かせず、そのターン中にカード効果で処理される恐れもある。
「ダークネス・"ネオス"フィア」であるため、「ネオス」と名のついたモンスターとして扱われる。そのため、「E・HERO ゴッド・ネオス」の融合素材にできる(それ以外の「ネオス」サポートは全て融合モンスター限定のサポート)。アニメで敵対したカードの融合素材にできるというなんとも奇妙な関係が出来上がった。
明らかに「ぎなた読み」によるものだが(Neosphere)、こういった場合もカテゴリに含まれるというのが遊戯王OCGの原則である(例外はネオスペーシアンと「ネオス」など)。類例に「ネオスペース・コンダクター」などがある(ただし、海外では「Neo Space」とはっきり指定されている)が、本来ネオスと縁もゆかりもないのはこのカードくらい。
しかし実際にゴッド・ネオスの融合素材として利用されることはなく、どちらかというと「E-HERO ダーク・ガイア」の融合素材になることのほうが多い。悪魔族の中では最大の攻撃力を持つため、融合素材としてよく、同じ条件の「幻魔皇ラビエル」、「邪神ドレッド・ルート」に比べれば、素材にしない場合でもフィールドに出しやすい利点がある。
「ストラクチャーデッキ-デビルズ・ゲート-」で再録された。現在入手するならばこれが最も楽な方法。
ダークネス/モンスターB
効果モンスター
ATK 4000/DEF 4000
このカードは通常召喚できない。
(1):モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、プレイヤー1人を指定して発動できる。そのプレイヤーのLPを4000にする。
(3):1ターンに1度、フィールドの魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す事ができる。―ダークネス・ネオスフィアを召喚!―
(1)の効果は、「ダークネス・レインクロー」を必要とせず、コストも無しに直接手札から出せるようになり強化された。(2)の効果は、メインフェイズ中に発動し、プレイヤーを指定してそのライフを4000にする効果になった。ライフの減っていない相手に使えばいきなり相手ライフを半分にできるため、大幅な強化と言える。(3)の効果は、相手も巻き込むようになっており、これもほぼ強化と言ってよい。
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