ダートトライアルとは、未舗装の路面に設定されたコースを走り、そのタイムを競い合う競技である。
概要
昔は採石場などを利用したコースが多かったが、人気が高まり、競技人口、観客ともに増えたために、最近は専用のダートトライアルコースが全国で誕生している。
基本的な競技内容は、ジムカーナと同様、特定のコースを1台ずつ走行して、そのタイムを競う。
通常は1周約2分弱のコースを2回走行し、速いほうのタイムで順位を競う。
滑りやすいダート(未舗装)路面でのタイムアタックはレースや他の舗装路面で行われる競技とは、テクニックや見た目の迫力がまったく異なる。
ダート路面をスライドさせながらコーナーをクリアしていくその様は迫力満点である。
その意味では観客受けのする競技と言える。
特に改造車クラスの車両の走行はかつてのWRC(世界ラリー選手権)で一世を風靡したグループB時代のラリーマシンを彷彿させる迫力がある。
欧米では、これに似たイベントとしての「ヒルクライム」の人気がある。
部門:
全日本ダートトライアル選手権の部門は、第11条「参加車両」の分類に基づき、PN部門、N部門、SA部門、SC部門およびD部門の5部門で構成される。
クラス区分:
PN、N、SA、SC、Dの各部門は、参加車両の気筒容積に基づき、下記の通りクラス区分される。
スピードPN車両部門:気筒容積1600cc以下の2輪駆動のPN車両。
スピードN車両部門:
クラス1:2輪駆動のN車両。
クラス2:気筒容積1600cc以下の4輪駆動のN車両。
クラス3:気筒容積1600ccを超える4輪駆動のN車両。
スピードSA車両部門:
クラス1:2輪駆動のSA車両。
クラス2:4輪駆動のSA車両。
スピードSC車両部門:
クラス1:2輪駆動のSC車両。
クラス2:気筒容積1600cc以下の4輪駆動のSC車両。
クラス3:気筒容積1600ccを超える4輪駆動のSC車両。
スピードD車両部門:(クラス区分なし)
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