ダービー卿チャレンジトロフィーとは、JRA(日本中央競馬会)が開催する中山競馬場・芝1600mの重賞競走である。格付けはGⅢ。
概要
1969年に、イギリスから当時エプソムダービー(現・英G1)を4勝していたL.ピゴット騎手ら3名を招待し「英国騎手招待競走」を開催した際、その中の競走に第18代ダービー卿からトロフィーの寄贈を受けたことを記念し東京競馬場にて創設された。
創設当初は東京・芝1800mの別定重量で開催されたが、1981年の第13回開催から施行場所を中山競馬場に変更。1984年の第16回開催より1600mに変更されたが、1990年の第22回開催から1200mにさらに距離を短縮。しかし、1996年の第28回開催からは1600mに戻され、さらに2002年の第34回開催からは負担重量をハンデキャップに変更し現在に至る。
歴代の優勝馬の中では、1985年、1986年と連覇を果たしたスズパレードは翌1987年の宝塚記念で勝利。
1200mで行われていた1994年の第26回開催では、1993年のスプリンターズステークス勝ち馬のサクラバクシンオーが58kgの負担重量を背負いながらも2馬身差の圧勝を果たした。
1998年の第30回開催で優勝したブラックホークは1999年のスプリンターズステークス、2001年の安田記念で勝ち星を上げている。
2004年の皐月賞覇者のダイワメジャーは、ハンデキャップに変更後の2005年第37回開催にてトップハンデを背負いながらも勝利し、その後マイルGI3連覇を果たしている。
その他2010年のショウワモダンは安田記念をのちに勝利し、2015年のモーリスはこのあと海外を含むGⅠを6勝している。
このように、競走条件がハンデキャップ競走に変更されながらも、数々のGI/JpnI馬を輩出している競走である。
レース結果
優勝馬の馬齢は新表記に揃えている。
なお、第1回〜第12回は東京競馬場・芝1800mにて、第43回は阪神競馬場にて、
第13回〜第15回は芝1800m、第22回〜第27回は芝1200mにて開催された。
それに伴いレコードタイムは距離別に表示している。
関連項目
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