チップ&デールとは、ディズニーの二匹組のリスのキャラクターである。
現在の専属声優はトレス・マクニール(チップ)、コーリー・バートン(デール)で、日本においては滝沢ロコ(チップ)、稲葉実(デール)である。
概要
ディズニーアニメに登場するキャラクター。
1943年公開の『プルートの二等兵』にてデビューしたが、この時はディズニーにはよくいる脇役的な扱い(ビーバーやモグラなど)であり、名前もなかった。しかし人気が出たためか、リスの住宅難ではついに名前が設定され、ディズニーの人気キャラクターとして確立した地位を築いていく。
しっかり者のチップと、どこか抜けているデールによる掛け合いが魅力。
短編作品ではプルートやドナルドダックと共演することが基本であり、チップとデール単体で出演している作品はほとんどなかった。
しかし人気はあったため、ダックテイルズ終了後、そのコンセプトを継承した作品「チップとデールの大作戦」では名実ともに主人公として活躍し、最大の代表作になった。
ドナルドとは共演のたびに壮絶な戦いを繰り広げているが、大抵の場合チップとデールが勝利して、ドナルドを酷い目に遭わせている。チップとデールの側に正義がない作品もあるが、大抵はドナルドがチップとデールの食料や住処に危害を加えるため、その報復としてドナルドとの戦闘が発生するパターンのほうが多い。
ニコニコでは曲などを音階を上げた動画にタグとして付けられる事も多い。
声がチップとデールに似ていることから付けられたらしい。
初期の作品ではさほど重要視されたキャラクターではなく、ほとんど同じ容姿で描かれていたため判別しづらい。
それをスタッフも感じ取ったのか、作品を重ねるうちに徐々に変化をつけていくようになる。ちなみに簡単な見分け方は鼻の色で、黒い方がチップ、赤い方がデールである。「チョコチップ食べて鼻血デール」と覚えよう。
さらに細かく言うと、体の色、前歯の配置、目の開き方など差異はあるのだが、これは作品を続けていくうちにゆっくりと追加されていった要素である。
二匹の関係
日本では"兄弟"と紹介されており、旧吹替版の『リスの冬支度』でもデールがチップを「兄貴」と呼んだり、喧嘩のシーンで「もう兄弟とは思わない」と言い放っている。しかし、本国アメリカでは"パートナー"と紹介されており、新吹替版の『チップとデールの大作戦』でもチップは「むかつく奴だけど親友なんだ」と発言している。これはキリスト教圏で親しみを込めて「Brother(ブラザー)」と呼び合う習慣があるが、日本語訳にした際に「兄弟」となってしまうことで混同が生じ、日本独自の解釈として二匹を血縁として扱われる事態になった。
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関連項目
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