曖昧さ回避
(同音異義語があればここに挿入して下さい)
- サンスクリット語で輪、車輪、円を意味する単語。
- 人間の生命や肉体、精神をコントロールするエネルギー(いわゆる「気」)の中枢。
- 古代インドで用いられた武器。「チャクラム」。円盤状で外側に刃が付いており、投擲して斬ることを目的とする。
- 漫画「NARUTO」に登場する、忍者が術を発動するのに必要なエネルギー源。おそらく2.から採られたのだろうが、作品自体が独自に大きく発展しているので、本来の意味とはかけ離れている感がある。
- 日本の元競走馬。2003年2月にデビュー。
- 遊戯王OCGの儀式モンスター。
- 「喜納昌吉&チャンプルーズ」のライブハウス、「ライブハウス・チャクラ」。→公式サイト
- 日本の企業名、及び同社から刊行されている雑誌、「Chakra」。→公式サイト
- 板倉文、小川美潮らによるロックバンドグループ、及びその1枚目のアルバムのタイトル。
ここでは2.、3.、4.、6.について説明する。
概要
2.の概要
ヒンドゥー教のヨーガにおいては、人体の頭部、胸部、腹部の輪のように、光っているように感じられる場所を指す。
数は6箇所または7箇所あるとされるが、8箇所という説もあり、はっきりしない。
- 第1のチャクラ(ムーラーダーラ・チャクラ)
- 脊柱の基底に当たる会陰(肛門と性器の間)にある。ムーラ・アーダーラは「根を支えるもの」の意。
- 第2のチャクラ(スワーディシュターナ・チャクラ)
- スヴァ・アディシュターナは「自らの住処」の意。陰部にある。
- 第3のチャクラ(マニプーラ・チャクラ)
- 腹部の臍(へそ)の辺りにある。マニプーラは「宝珠の都市」の意。
- 第4のチャクラ(アナーハタ・チャクラ)
- アナーハタは「ニ物が触れ合うことなくして発せられる神秘的な音」を差す。胸にある。
- 第5のチャクラ(ヴィシュッダ・チャクラ)
- 清浄なる輪の意。喉にある。
- 第6のチャクラ(アージュナー・チャクラ)
- アージュニャーは「教令、教勅」の意。眉間にある。
- 第7のチャクラ(サハスラーラ)
- ほかのチャクラとは違い身体次元を超越しており、チャクラには数えないこともある。頭頂にある。
Googleなどで「チャクラ」と検索すれば、チャクラの解説をしているページがたくさん出てくるが、サイトによって言っていることが違ったりする。スピリチュアル的なものやよく分からない何かと結びついて独自に変容しているものもあり、ここに書いてあることとはまったく違うことを言っているものもあるだろう。
学術用語とは異なり、何が正しくて何が間違っているといった明確な定義はないので、どれが正解というものでもない。ここに書いてあることが実は真っ赤な嘘である可能性だってある。恐らくあなたが思うチャクラがこそが最も正しいものなのだろう。あなたにとっては。
ヴァレリー・ハント博士による非主流派科学のチャクラ研究
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の生理学名誉教授ヴァレリー・ハント (Valerie V. Hunt)博士 は、霊能者などと協力して「オーラ」とか「チャクラ」と呼ばれるものと人体の電位変動の相関を調べる研究を行った。
ハントは被験者の体表でチャクラに相当する部位に筋電図用の電極をあてて、人体の微弱な電位変動の波形を記録した。その結果、低ミリボルテージ電気信号の周波数と、霊能者の霊視の結果に相関関係があることを発見した。
(注釈。「ボルテージ (voltage)」とは、電圧、電圧量、ボルト数などの意味であり、「人体が発している低ミリボルテージ信号」とは、「人体が通常、発している、ごく微量の電圧(ミリボルト単位)の電気信号」を指す。「全人類が発している、ありふれた電気信号」である)
この研究においてハントは、それまでに記録も報告もされたことのない、サインカーブを描いて変化する規則的な高周波信号を発見した、と主張した。その報告によれば、チャクラの部位で測定された波形はつねに100から1600Hzの範囲であり、正常な脳波、筋電図、心電図での電位変動が示す電気信号をはるかに超える高周波であった。
(注釈。脳波の正常値は0から100Hzで、ほとんどの波形は0から30Hz。筋電図の場合およそ225Hzまで上昇する。心臓の場合250Hzまで上昇する)
この研究に対し、第三者による検証実験は行われていない。そのため肯定の証明も否定の証明もないまま、判断保留の状態が異常に長引いている。
(出典はリチャード・ガーバー(医学博士。ミシガン州デトロイト、ウェイン州立大学で代替医学の教鞭をとる)と、バーバラ・アン・ブレナン(大気物理学の修士号を取得。NASA、アメリカ航空宇宙局に勤務した経歴あり)の著作)
(「バイブレーショナル・メディスン」 リチャード・ガーバー著 日本教文社)
http://www.somatics.de/HuntStudy.html
http://www.rolf.com.au/downloads/ucla.pdf#search='Valerie V Hunt aura'
3.の概要
古代インドに置いて用いられていた投擲武器の一種。戦輪、飛輪、円月輪とも。
中央に穴の開いた円盤状の金属で外側に刃が付いている。直径は12~30cmほど。
投げ方には中央の穴の部分に指を入れて円盤をチャクラムをくるくる回して投擲する方法と、チャクラムを指で挟んでそのまま投擲する方法がある。
4.の概要
もしかしたら原義よりも知名度が高いかもしれない。
体内の精神エネルギーと身体エネルギーを練り合わせることでチャクラを生み出す。
また、仙人として修行を積んだ者は自然エネルギーを己のチャクラにする事も出来る。
足にチャクラを集めて木にぶら下がったり、さらに足から放出することで水面に浮かんだり出来る。また、身体能力も強化でき、これにより忍者は超人的な動きが可能となる。
殆どの術の発動にはチャクラを必要とするが、全てのチャクラを使い果たすと死に至る。
「火遁・豪火球の術」のように炎をだしたり、「影分身の術」のように分身体を作り出したり、「掌仙術」のように怪我の治療に利用したり、活用法は様々。「如雨露千本」や「火遁・鳳仙火の術」のようにものの動きをコントロールすることも出来る。大量のチャクラを集めて放出すれば、「千鳥」(「雷切」)や「螺旋丸」のように殺傷能力を持つほどになる。
また、がに股になって虎の印を結び、チャクラを足から放出すればダイナミックな宙返りが出来るらしい。
6.の概要
2000年3月23日に発売された「DARK CEREMONY EDITION」で登場した儀式モンスター。テキストは以下の通り。
儀式モンスター
※遊戯王カードWiki
星7/闇属性/悪魔族/攻2450/守2000
「チャクラの復活」により降臨。
場か手札から、星の数が合計7個以上になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。より引用
最初期ゆえに仕方がないとはいえ、このカードより使いやすいモンスターはたくさん存在する。わざわざ儀式召喚せずとも、「デーモンの召喚」などを利用したほうが手っ取り早い。そのうえ、儀式モンスターでも、攻撃力2500に加え、除去+自己強化能力を持ち、種族、属性、レベルまで同じな「破滅の魔王ガーランドルフ」が存在する。
ガーランドルフと比べてこちらが優れているのは「絶対魔法禁止区域」の効果を受けられる点だが、それなら属性、種族が同じで攻守がこちらより高い「ゼラ」が存在する。レベル7に目を向けても、やはりこちらより攻守が高い「ガルマソード」が存在する。
どうしても使いたいなら「高等儀式術」、「奈落との契約」を用意してほかの儀式モンスターと一緒に使用したい。「儀式の準備」でのサーチや、儀式魔人たちでの強化、「契約の履行」での蘇生なども考えてみよう。
扱いにくい上に1度も再録されず第1期で絶版なので、遊戯王カードとしての「チャクラ」を覚えている人は少ないだろう。今後、トーナメントパック辺りで再録される可能性もなくはないが……。
再録された時は恐らくエラッタされて後半の「場か手札から~ならない。」の記述が削除されると思われる(現在の儀式モンスターはその記述が削られているため)。実際のルールに変化はない。
OCG非準拠のPSソフト「遊戯王真デュエルモンスターズ 封印されし記憶」ではOCGと異なり儀式召喚の生け贄が固定されており、「キラー・ザ・クロウ」、「破壊神 ヴァサーゴ」、「闇の芸術家」の3体を生け贄とする必要がある。
3体ともOCGにおいてレベル3で、一応OCGで同様の生け贄で儀式召喚することも可能。入手難易度的な意味でも実際のプレイング的な意味でも難易度は高いが。
封印されし記憶の続編、「継承されし記憶」(同じくOCG準拠でない)では、戦闘破壊されたときにデッキリーダーの召喚ゾーンに復活するという、ある種の自己蘇生能力を持っている。
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関連項目
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