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チャッド・ハフマン(Chad Huffman、1985年4月29日-)とは、ハフマン族アメリカ合衆国出身のプロ野球選手(外野手)である。
概要
セントルイス・カージナルス #65 | |
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チャッド・ハフマン Chad Huffman |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | テキサス州 |
生年月日 | 1985年4月29日 |
身長 体重 |
185cm 98kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 外野手 |
プロ入り | 2006年 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
2006年のMLBドラフトでサンディエゴ・パドレスから2巡目指名(全体53位)を受け契約。
メジャー昇格がないまま2010年にニューヨーク・ヤンキースに移籍。6月にメジャーに昇格し、9試合に出場。しかしメジャー出場は現時点でこの年のみで、その後はクリーブランド・インディアンス、2013年にセントルイス・カージナルスに移籍したが、メジャー昇格は一度もなかった。
2013年オフ、同カージナルスの打撃ディレクターで元千葉ロッテマリーンズの助っ人外国人デリック・メイに勧められ、千葉ロッテマリーンズの秋季キャンプにテスト生として参加し、テストに合格。同時期に加入したルイス・クルーズと共に入団会見に臨み、1年契約を結んだ。推定年棒1545万円。背番号56。
2014年は開幕当初から、外野手の層が厚いこともあり一軍と二軍を行ったり来たりしていたが、二軍でも気の抜けた様子もなく真面目にプレーする姿勢が首脳陣に評価されたのか大松尚逸、角中勝也が調子を落とした場合など積極的に中軸として起用されていた。
6月4日の中日ドラゴンズ戦で勝ち越しの二塁打を放ち、初のお立ち台に上がると、東京ヤクルトスワローズ戦で第一号の満塁ホームランを放ったのを皮切りに交流戦後も好調を維持した。後半戦以降もそのまま本領発揮かと思われたが、同じポジションでキューバの大砲アルフレド・デスパイネを獲得したことで外人枠の都合により出場機会をほぼ失い、終盤は2軍暮らしのままシーズンを終えた。
オフには12月をもって自由契約と発表されていたが、2015年1月に再契約することが球団から発表された。1年契約で推定年棒は2600万円。契約更新について「今年もマリーンズでプレーできることを誇りに思う。とてもエキサイティングだね。もちろん、今年もお立ち台で『ハフ満足(後述)』と叫ぶつもりでいる。日本一を目指し、全力で頑張ることを約束するよ。みんな、熱く燃えようぜ!」と無駄に熱いコメントを残していた。
しかし2015年は前半戦の6試合のみの出場でわずか1安打、お立ち台に上がる事もなくほとんど2軍暮らしのまま、オフに自由契約となってしまった。
2016年はデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだが、結局3Aのまま11月に放出。
2017年はセントルイス・カージナルスとマイナー契約を結んでいたが、6月8日に待望のメジャー昇格を果たした。シーズン中のメジャー選手登録は2010年のヤンキース時代以来となった。同月14日には代打で登場し、移籍後初ヒットとなる三塁打を放っている。
プレースタイル
典型的なプルヒッターでホームランもさほど多くないが(ちなみにQVCマリンフィールドでは未だにホームランを打っていない)、2014年シーズンは打率2割7分ながら出塁率と得点圏打率は3割を超えるなど、確かな選球眼と勝負強い打撃を持ち味とする。
また外野守備(主にレフト)にも定評があり、軽快なフットワークでダイビングキャッチを試むことが多く、度々ファンを沸かせている。ヤンキース時代のわずかなメジャーでの試合においてもダイビングキャッチを行ったことがあり、この時にも解説者に賞賛されていた。
人物
- 2014年シーズンにQVCマリンでのお立ち台の際「ハフマンゾク(満足)!」という渾身の決め台詞を放ち、その後も2度お立ち台で同様の駄洒落決め台詞を放っている。ファンにも浸透しており、それ以後ファンの応援席のフラッグの中には「ハフ満足」「ハフマン族」といった単語も見られるようになった。それを追うように公式グッズから「ハフマント(スーパーマンのパロディ)」というブランドで商品が発売され、山室球団社長から月間ヒーローインタビュー賞の記者会見でマントを贈呈される始末である。この影響か、以後しばらくロッテでは「タムラッキー(田村)」「デスパイーネー(デスパイネ)」などと選手が次々とお立ち台で叫びだし、一時ダジャレ球団と化していた。
- 日本での好物はラーメンだという。
- テキサス州ヒューストン出身。故郷への誇りを持っており「日本にはサムライ魂というものがあるように、テキサススピリットがある。カウボーイのようなタフな精神。未開拓の土地を恐れず奥へと進む開拓精神だね」と語り、ハッスルプレーを心掛ける所以になっているという。
- スポーツ一家に生まれ、元アメフトの選手の祖父と父ロイス・ハフマン、MLBのマイナーで9年間プレーした8歳年上の兄を持つ(後述)。もう一人兄がおり、ハフマンは3兄弟の末っ子だという。そして祖父・父・兄と同じテキサスクリスチャン大学に進学し、兄達と一緒にハフマンも大学時代は野球をする傍らアメフトもプレーしたという。
- 両親は2014年シーズンの7月に、ルイス・クルーズの両親と共に来日しQVCマリンフィールドにも訪れている。折しもハフマンの打撃が上向いてきた時期と重なったのだが、前述の通り本拠地でのホームランを見せることは叶わなかった。
- 先にMLB入りした8歳年上の兄ロイス・ハフマンJr.は1999年、ヒューストン・アストロズに12巡目で指名されるがマイナー暮らしが続き、2004年から2006年には3Aで好成績を残し昇格のチャンスがあったものの、当時のアストロズで彼の守るファースト・サードのポジションが空かず、更に2006年には左手を故障したことでメジャー昇格どころか放出されてしまい、以後3年間は毎年移籍しながら3Aでプレー。メジャー昇格のないまま、ハフマンがヤンキースでメジャーデビューする前年の2009年をもって引退したという。ちなみに弟と同じく右打ち。
- 独身である。(前述の兄は妻子持ち)
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
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ロッテ | 応援歌のピコカキコ一覧#988 | 11954 |
年度別打撃成績
(2016年終了時点)
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010年 | NYY | 9 | 21 | 18 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 5 | 1 | .167 | .286 |
2014年 | ロッテ | 67 | 210 | 185 | 23 | 50 | 20 | 0 | 4 | 28 | 0 | 1 | 0 | 20 | 4 | 51 | 1 | .270 | .354 |
2015年 | 6 | 13 | 11 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | .091 | .231 | |
MLB:1年 | 9 | 21 | 18 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 5 | 1 | .167 | .286 | |
NPB:2年 | 73 | 223 | 196 | 23 | 51 | 20 | 0 | 4 | 28 | 0 | 1 | 0 | 22 | 4 | 55 | 1 | .260 | .347 |
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関連項目
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