チャド・トレーシー単語

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チャド・トレーシー（Chad Tracy、1980年5月22日-）とは、アメリカ合衆国出身の元プロ野球選手（内野手）である。

概要

7年間メジャーリーグでプレーし、通算79本塁打という実績を残していたが、2010年に所属していたフロリダ・マーリンズが再契約しないという情報を聞いた広島東洋カープのスカウト、エリック・シュールストロムはすぐさま獲得に動き、契約金50万ドル、年棒80万ドルプラス出来高というカープにしては高額のオファーを出し、見事獲得に成功したちなみにコルビー・ルイスは年棒85万ドル、出来高40万ドル。契約金は不明）。

メジャーでこれほどの成績をあげた選手をカープが獲得するのはメジャー8年間で72本塁打を打ち、ポスト山本浩二として1990年に入団し、山本浩二監督も『ホームラン40本はいける！』と絶賛したマイク・ヤング以来である。

ポジションは三塁手と一塁手。

エリック・シュールストロムスカウトの評価はグレッグ・ラロッカ、スコット・シーボル、ジェフ・フィオレンティーノクラスの打者という高評価である。

松田元オーナーも2月5日、沖縄キャンプに視察に訪れ、トレーシーに関して「（バットを構える位置の）トップが動かない。センター方向に打球が伸びる。守備も三塁で問題ないだろう」と満足顔。

カープでは2004年にグレッグ・ラロッカ以来シーズン40本以上打ったバッターはいないので大いに期待されていた。2005年に誰かが43本塁打を打ったような気がするがおそらく気のせい）

ちなみに、2005年に東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していたアンディ・トレーシーとはまったくの別人である。広島も楽天もロペスという名前の選手が所属していたため、たまにネタにされることがある。

開幕直後はホームランこそないものの、二塁打を連発し一時は二塁打数のリーグトップに立ったこともあった。
しかし徐々に二塁打どころかヒットすら出なくなり、ついには怪我で帰国。
そして2011年9月に自由契約となり、12月にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ。

その後メジャーに昇格し、メジャーですでに昨季を超える2本塁打を放つなど好調を維持している様子。
僕自身広島を出る喜びはあった。

2013年オフにFAとなり、2014年にロサンゼルス･エンゼルスとマイナー契約を結んだが放出され、現役を引退した。

通算打撃成績

関連動画

関連項目

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