チャンステーマとは、野球(特にプロ野球)の応援活動で、得点機(チャンス)に演奏される曲のことである。
略称は「チャンテ」。
概要
プロ野球には、私設応援団というものが存在し、NPBから認可される形でトランペットやドラム、呼子笛を用いての応援活動すなわち鳴り物応援が行われている。通常、選手が打席に立っている際に演奏される応援歌は、その選手個々人専用の選手別応援歌が、まだ実績のない若手などの選手には汎用テーマと呼ばれる応援歌が演奏される。しかし、試合の終盤、通常6回から後のイニングで、得点圏(二塁や三塁)に走者を進めた際には、応援団は打席に誰が立っているかを問わず、同じテーマ曲を演奏し続けることが多くなる。これが、いわゆる「チャンステーマ」である。
チャンステーマの始祖については諸説あるが、1990年代に大阪近鉄バファローズの私設応援団が、「暴れん坊将軍のテーマ」をチャンステーマとして演奏し始めたのがその始まりと言われている。
コールとしては通常の「かっとばせ」の他に、「○○(相手球団名)倒せ」などがある。対巨人戦の場合、11球団の応援団は巨人の正式略称である「読売」をコールする。
なお、オールスターでは終盤になると常時チャンステーマを演奏するのが恒例となっている。特にオールセントラルは打者の所属球団に関係なくチャンステーマが演奏されるため、巨人の選手に対し阪神のチャンステーマが演奏されることもある。
各球団のチャンステーマ
2018年現在の各球団の主要チャンステーマを、前年度2017年のペナントレース順位順に記す。
セントラル・リーグ
広島東洋カープ
- チャンステーマ2:2002年から。その当時指揮を執っている監督の現役時代のテーマ(マーティ・レオ・ブラウン→野村謙二郎)がスローペースで演奏された後、浦和学院高校の浦学サンバ。監督が野村から緒方孝市に交代してからは後者のみ演奏。
- コンバットマーチ:監督テーマ演奏の後『ダッシュKEIO』、その後「かっ飛ばせ○○!○○倒せオー!」。元々汎用の選手テーマだったが2009年までチャンステーマとして使用されていた。現在もたまに使用されている。
- マメチャンス:主にビハインドの展開で使用されていたテーマ。もとはハワイ民謡の「タウワフワイ」を原曲にしたハウス食品のマメスナック「ジャック」のCMソングで、西田真二の応援歌に用いられていたものの流用。コンバットマーチと同じく2009年以降使用されていないが、後に歌詞を変更、ハワイ出身のキラ・カアイフエの個人応援歌として流用された。
- 飛ばすチャンス:2009年から。3コール(「タイムリータイムリー○○」「ホームランホームラン○○」etc)の後「広島!」とシャウトする。メロディー後のコールも前述のように「タイムリー」や「ホームラン」、一打サヨナラ時には「絶対勝つぞ、カープ!」などに変化する。
- 極チャンス:2012年から。「おまえがきめろ〜」のファンファーレから始まる。最後に「おっ!・まっ!・えっ!・がっ・きめろ!○○!」と区切りながらシャウトするのが特徴。特に終盤の決定的なチャンスにて使用される。
- ハイパーユニオン:2012年夏より演奏開始。元々は明治大学野球部の応援曲。最近では試合中で演奏されることが減り、勝利時に「宮島さん」に続いて演奏されることが増えている。
- チャンス・スーパー:2016年から。原曲はSuperflyの「愛をからだに吹き込んで」。2018年頃からはこちらがメインのチャンステーマとなりつつある。
- <マルチテーマ(決めろ!):2018年から。原曲は新日本プロレス内藤哲也選手入場曲「STARDUST」。チャンス時の他に、相手投手交代時、イニング頭等、とにかく攻めたい時、打ちまくりたい時、外野席の一体感で球場の雰囲気を変えたい時に使用される。
阪神タイガース
全てオリジナル曲。なお阪神では2005年途中に応援歌を従来制作していたが暴力団関与等により既に球場から排除されていた応援団「中虎連合会」が著作権絡みの不祥事を起こしたため応援歌が一斉に変更されたが、この出来事以前は岡田彰布の応援歌(原曲は早稲田大学のコンバットマーチ)として用いられていた曲がチャンステーマとして用いられていた。
- チャンスマーチ:2005年から。盛り上がりに欠けるせいか、近年はもっぱら押せ押せの展開でしか演奏されない。
- チャンステーマ(わっしょい):06年から。ここぞの好機で使用。ビジター球場でも内野席まで一体となった「ワッショイワッショイ」のコールは猛烈な迫力。これがホーム・甲子園となるとほぼ360°音圧が投手や守備陣に襲いかかる。
- チャンス襲来:2010年から。05年に作られたチャンステーマより、こちらをよく聞くようになった。
- チャンス牙:2015年から。
読売ジャイアンツ
- ザ・ヒットパレード:「ひっぱれーひっぱれー」のフレーズが印象的。チームカラーのオレンジタオルを得点時の時のように振り回す。
- バタフライ:Dance Dance Revolutionに収録されているSMiLE.dkの楽曲。
- バタフライ2:上記の別パターンで、かつては交互に歌っていたが現在使われることは稀。2015年に久しぶりに使用された。
- ファイター:休部した三菱ふそう川崎の応援歌であった。
- ライディーン:YMOの名曲。広島・九州の応援団が使用。
- スパルタンX:プロレスラー、故・三沢光晴の入場テーマ。北海道の応援団が使用。
- Gフレア:2009年から使用。メロディーの一部が西武のチャンステーマ3と似通っているため、西武戦では自粛している。
- マサオ:山本雅夫の元応援歌。長らくチャンステーマとしては使われていなかったが、2012年から再び使用。
- 勝ち取れ:2013年から使用。オリジナル。ジャイアンツのチャンステーマとしては珍しくしっかりとした歌詞がある。
横浜DeNAベイスターズ
- チャンス0:通称「月面(月面チャンテ)」。FC「わんぱくダック夢冒険」の月面ステージBGMから流用。
- チャンス1:通称「アラチャン」。パチスロ「アラジンA」の「アラジンチャンス」から流用。
- チャンス2:通称「サバチャン」。パチスロ「獣王」の「サバンナチャンス」から流用。
- チャンス3:短いテーマに「ワッショイワッショイ」とコールを入れる。旋律はオリックスの「はよやれ」コールと同一。
- チャンス4:通称「薔薇チャン」。一打サヨナラなどの絶好機に演奏される。コールは「勝つぞ!横浜!倒せ!○○!」。1998年の日本一に大きく貢献した助っ人外国人、ロバート・ローズの応援歌。元曲はアニメ「きんぎょ注意報!」OP「わぴこ元気予報」。
- ハンターチャンス:オリジナル曲。FF9の同名曲とは当然ながら無関係。現在は歌詞が応援団公式サイトから消滅しており、封印されたと思われる。
- つなげ!:バント等によりチャンスを広げて欲しい時に使用する。旧清水義之応援歌。こちらも歌詞が応援団公式サイトから削除されているため、封印されたと思われる。
- ライジングテーマ:木村由姫の楽曲「LOVE&JOY(フジ系ドラマ「花村大介」主題歌)」。劣勢時に演奏され、その歌詞などから「やけくそテーマ」とも呼ばれる。
- Fight oh! YOKOHAMA:2013年から。空耳で「開港横浜!」と聞こえることから、「開港テーマ」と呼ばれてるとかなんとか。
- 攻めまくれ:2013年から。角田信朗の「武士ノ花」から流用。相手投手交代、攻撃イニングの始まり、得点後のチャンス継続時など、用途多数。掛け声の「絶対勝つぞ、ベイスターズ!」が「でっかいカツ丼ベイスターズ」に聞こえることから、「でっかいカツ丼」の通称がある。
個人専用(過去使用含む)
中日ドラゴンズ
竜心会(全国竜心連合)時代(~2014途中)
- チャンステーマ1:ゲーリー・レーシッチのテーマであった「狙いうち」。高校野球の応援歌としても著名な山本リンダの名曲である。「お前が打たなきゃ誰が打つ!」の合いの手が入る。試合終盤、勝負どころでかかるテーマで、他球団ファンからも人気が高い。
- チャンステーマ2:前奏の後アロンゾ・パウエルのテーマ。通称「Get Get Victory」。
- チャンステーマ3:川又米利のテーマであった「ぶっちぎりの青春(川口オートレース場テーマ)」。「打って打って打ちまくれ!」の合いの手が入る。
- チャンステーマ4:2012年から登場。平野謙の応援歌であった「狼少年ケンのテーマ」が元ネタ。
なお、優勝がかかった際などに、このチャンステーマ1~3を続けてメドレー形式で演奏することがあった。
中日ドラゴンズ応援団時代(2014途中~)
- チャンステーマ1:新応援団発足時から使用。原曲は高校野球でも有名なピンク・レディーの曲「サウスポー」。「お前が打たなきゃ誰が打つ!」という、竜心会「狙い撃ち」を彷彿とさせるアカペラ歌詞がある。しかし2019年7月以降、与田剛監督から「お前」というフレーズが子供の教育上不適切という指摘を受け、与田が退任した2021年シーズンまで使用を自粛した。試合終盤の一打同点・勝ち越し・サヨナラのチャンスで多用される。
- チャンステーマ2:2015年から。2014年以降に作成されたチャンステーマでは唯一、前奏がある。試合中盤のチャンスで多用。
- チャンステーマ3:2015年から。
- チャンステーマ4:2016年から。主に試合序盤のチャンスや流れを変えるべき場面で使用する。
- チャンス決めてくれ:2019年から。「サウスポー」と同様、試合終盤のチャンスで使用。
- 紅:2015年から。関西限定。X JAPANの同名曲より。広島時代の江藤智の関東限定テーマとして使用されていたが、広島応援団の厚意により使用可能になった。
個人専用(過去使用含む)
- ダヤン・ビシエドに通常の応援歌を移調したチャンス専用バージョンがある。その勇ましい曲調からファンからの人気も高い。
- 根尾昂にはチャンス専用バージョンとして大阪桐蔭高校時代に用いられていた「かっせー!パワプロ」を原曲にした応援歌がある。
東京ヤクルトスワローズ
- チャンステーマ1(夏祭り):JITTERIN'JINNの楽曲、後にWhiteberryがカバー。ここ一番の好機で使用され、「ワッショイワッショイ!」の合いの手が入る。この曲の際、ヤクルトファンは団扇を持って応援することが多い。高校野球の応援にも伝播。
- チャンステーマ2(ルパン三世):2010年から。こちらは逆に高校野球の応援からインスパイアされたのか使用が始まる。夏祭りに比べると、序盤・中盤からかかることも多い。
- チャンステーマ3:2012年後半戦から。原曲は「逆転検事2」の「追究~つきとめたくて」。
- チャンステーマ4:2016年から。
- マルチテーマA(錨を上げて):荒井幸雄・松元ユウイチの元応援歌。ノーアウトで走者が出た場合などに演奏される。冒頭の「○○倒せ、ぶっとばせ」時には通常の数倍声が大きくなる(特に巨人戦:読売倒せ、ぶっとばせ)
- マルチテーマB:原曲は「ポパイのテーマ」。通称「KO」。
- マルチテーマC:原曲は「ポケットモンスター 金・銀」のエンディングテーマ。相手チームの投手交代時や、得点テーマ「東京音頭」の後などに演奏される。
- 共通テーマα(Come on):日大三高の応援歌の流用。出塁時、得点後などにマルチテーマ代わりに演奏されるようになった。例によって「○○倒せ!」部分の声が異様に大きい。
- 共通テーマβ:原曲は、いきものがかりの「気まぐれロマンティック」。
- 共通テーマγ:原曲は「バジリスク~甲賀忍法帖~」の主題歌で、「バジリスクタイム」でお馴染みの曲である。応援歌の練習時に畠山和洋の名前をコールしていたことから「ハタケヤマタイム」と呼ばれる。なお、同曲のネットでの流行が採用のきっかけと思いがちだが、元々はBCリーグ・滋賀ユナイテッドBCのチャンステーマである。
個人専用(過去使用含む)
- 川端慎吾専用チャンステーマとして、出囃子の楽曲(FUNKY MONKEY BABYSの「悲しみなんて笑い飛ばせ」)が挿入される。
- 必殺仕事人:イントロは「必殺仕事人Ⅳ」のテーマ、それ以降は「闘牛士のマンボ」を繰り返し演奏する。若松勉の元応援歌で、現在は青木宣親専用テーマとして使用されている。
パシフィック・リーグ
福岡ソフトバンクホークス
- チャンステーマ1:藤本博史の元応援歌。福岡ドームでは最前列の客がフェンスを叩きながら「ワッショイワッショイ」のコールをするシーンが散見される。
- チャンステーマ2:PL学園応援歌→若井基安の応援歌を交互演奏。メガホンダンスが特徴的なため「若井ダンス」の通称がある。
- 関西限定チャンステーマ1:原曲は、ガガガSP「弱男」。通称「鷹の道」で、人気も高い応援歌。
- 関西限定チャンステーマ2:2012年から。原曲は、ひみつのアッコちゃん「すきすきソング」。
- 関西限定チャンステーマ3:「オオサカツンデレラ」。2014年鷹の祭典から。原曲はDJ OZMAの「六本木ツンデレラ」。
- 関西限定チャンステーマ4:2019年途中から。原曲はゴールデンボンバーの「令和」。
- 関東限定チャンステーマ:山田勉の元応援歌。
- 北日本限定チャンステーマ:前奏ブルーハーツ「人にやさしく」~北野良栄元応援歌。
- 鷹の爪:2013年から使用しており、同年のみ「フラッグテーマ」のタイトルで、ビクトリーフラッグを振る応援スタイルだった。原曲は「秘密結社鷹の爪のテーマ」。
- アッチャン:原曲は、はなわの「伝説の男 ~ビバ・ガッツ~」。元々は2013年の鷹の祭典で「ガッチャン」というタイトルで演奏されていたテーマだが、それと2015年の球団スローガン「熱男(アツオ)」を組み合わせ、歌詞を一部変更して「アッチャン」として復活した。
- オス!チャンス:2014年鷹の祭典から。原曲はパチスロ「押忍!番長2」の「ラコタス・ランデブー」。
埼玉西武ライオンズ
- チャンステーマ1:「ジャングル大帝」のED、「レオのうた」のAメロ部分。サビ部分は後述のチャンステーマ4として使用される。
- チャンステーマ2:旧清原和博のテーマ(8番打者テーマ)。光り輝く~で少年野球の応援歌として定番となっていたアレである。清原の移籍後は松井稼頭央(関西)・中島裕之専用のチャンステーマとなる。演奏時、客がスタンドを左右に移動し「民族大移動」と比喩される応援スタイルが見られる。明治神宮野球場でのものが特に有名。
- チャンステーマ3:「チャンスだ!○○(選手名)」と「打ちぬけ!○○」を交互に連呼する。
- サンバソーリャセ:得点したあと押せ押せの展開時に使われる。フラッグを振って応援する。
- かっとばせ若獅子:同上。こちらのテーマはレアで押せ押せの展開が長続きしないと使われない。
- チャンステーマ4:2011年から。後述の日本ハム「チキバン」にインスパイアされたのか、男女パートがある。原曲は「ジャングル大帝レオ」ED「レオのうた」のサビ部分。
- Flag to Victory:2017年から。フラッグを使う第3のチャンステーマ。
- 大宮限定:県営大宮球場限定。ジプシー・キングスの「ボラーレ」。
- 東北限定:2017年から。「サンバ・デ・ジャネイロ」。
- 西日本限定:2019年5月から。Oi-SKALL MATESの「NUTTY SOUND」。
- 沖縄限定:BEGINの「オジー自慢のオリオンビール」。「かっとばせ!○○(選手名)」の後に「泡盛飲ませろライオンズ」と続ける。
- 外国人専用テーマ:アレックス・カブレラの元応援歌。
個人専用(過去使用含む)
- 秋山翔吾にチャンス専用バージョンがある。
- ウルトラセブンのテーマ:石毛宏典→松井稼頭央→片岡治大→脇谷亮太の専用チャンステーマとして使われていた。理由は背番号7だから。
- その他、栗山巧専用で秋山幸二→赤田将吾→後藤武敏のテーマ(ジェットミサイル~)、やトム・エバンスやホセ・フェルナンデスなどに代々使われてきたテーマ(ユーロビート~)も使われる。細川亨在籍時は細川専用で伊東勤のテーマが使用されていた。
東北楽天ゴールデンイーグルス
2019年以降
- チャンステーマ(ここで打て):2019年から。応援歌一新時に作られたチャンステーマ。
- チャンステーマ(我らの願い):2019年から。こちらも応援歌一新時に作られたチャンステーマ。
- チャンス突撃:2019年途中から。どことなく高校野球のような曲。
- チャンステーマ(ベニーランド):旧「チャンステーマ1」。さとう宗幸「青葉城恋唄」ファンファーレ~「八木山ベニーランド」のCMソング。元々は仙台二高の応援歌。決して「ガリガリ君」ではない。2019年の応援歌一新以降も、このチャンステーマは継続使用されている。
2018年以前
- チャンステーマ2:山形のローカルヒーロー「大鍋宣隊イモニレンジャー」のテーマ。
- 東北限定テーマ1:「銀河鉄道999」。一時期使用停止されていたが2017年にアレンジを加えられて復活した。
- 東北限定テーマ2:2013年から使用。ASTRO BOY 鉄腕アトムの主題歌でZONEの「true blue」。「針生チャンテ」という別名があるが由来は一切不明。
- 東北限定テーマ3:2016年から。
- 北海道限定テーマ1:札幌千秋庵「山親爺」のCMソング。
- 北海道限定テーマ2:2016年から。ウルトラマンティガの主題歌でV6の「TAKE ME HIGHER」。
- 関西限定テーマ1:京阪電車のイメージソングで中之島ゆき(三浦理恵子)の「出町柳から」。
- 関西限定テーマ2:2016年から。のぼる↑Pの「白い雪のプリンセスは」。
- 九州限定テーマ1:宮永英一「琉球三国志」。
- 九州限定テーマ2:2014年から使用。みなみけの主題歌「経験値上昇中☆」。
- 関東限定テーマ:オリジナル曲。
個人専用(過去使用含む)
オリックス・バファローズ
- 丑男(COW BOY):合併後に作成。合併後初めて応援団が作った曲で、「泣けるチャンステーマ」として知られる。
- ジャンプ:元ブルーウェーブ応援歌(高橋智→チャンステーマ)。山本正之「逆転イッパツマン」が原曲。
- タオル:元大阪近鉄バファローズ「チャンステーマ2」。タオルダンスが特徴。これの前奏が球場に鳴り響き、タオルが掲げられると、相手チームのファンは「打たれる気しかしない」。
- 笑牛拳:合併後に作成。旧近鉄チャンス3「踊る丑(笑う丑)」に相当する。
- 欲球根性~河内のオッサンの丑~:2013年から。歌詞がモロに土方。通称「変態チャンテ」「お上品チャンテ」。
- 丑王:2019年から。過去に使われてきたオリックス・近鉄の応援歌の歌詞を取り込んでいる。
個人専用(過去使用含む)
- T-岡田に専用チャンステーマが存在する。そのイントロはオリックスファン以外からも好評であるので必聴。
- 糸井嘉男にもチャンス専用バージョンがあったが、2015年から通常時にも演奏するよう統一された。
- 吉田正尚にも「境地ver.」と題された専用チャンステーマが存在する。
- タオルには沖縄県出身選手用に琉球音階風に変奏した「琉球のタオちゃん」と呼ばれる別バージョンがある。2018年途中に作成され、それ以来実質大城滉二専用のチャンステーマとして使用されている。
- 中村紀洋在籍時に近鉄時代の応援歌、田口壮在籍時にブルーウェーブ時代の応援歌がそれぞれ前奏をつけ演奏されていた。
大阪近鉄バファローズのチャンステーマ
特記ない限り2004年の球団消滅まで。なお、合併後も復刻応援を実施する際は使用される。
- チャンステーマ1(扇子):記事冒頭の「1990年代に暴れん坊将軍のテーマを演奏し始めた」まさにその曲であり、現在のチャンステーマの実質的始祖に当たる曲である。もともとはオジー・カンセコの応援歌として1991年に作成された曲で、いくらかの流用を経てチャンステーマとして演奏された。扇子を用いた踊りが特徴。
- チャンステーマ2(タオル):2000年から。先述した通り、合併後も現在に至るまで使用。
- チャンステーマ3(踊る牛):2001年から。得点後の押せ押せ展開で使用されるが、得点テーマを定めていなかった近鉄の実質的な得点テーマとしても使用される場面があった。勝利の二次会では「笑う牛」のタイトルで使用。前述の通り合併後は笑牛拳が近いポジションで使用されている。
- チャンステーマ4(紅の丑):2002年から。試合終盤の大チャンスで用いられることが多かったチャンステーマ史上でもかなりの名曲だが、この曲がビハインドで流れると大抵負けていたことから「敗北のテーマ」と揶揄されたことも。合併後も年に数回終盤の大チャンスで用いられることがある。
- チャンステーマ5(パニ牛):2003年から。
北海道日本ハムファイターズ
- チャンステーマ1:「北の国から」。サヨナラなど最大のチャンス時に演奏。福盛の21球の場面で演奏されたことから「福盛処刑のテーマ」の異名がある。
- チャンステーマ2:「わっしょい」。橋上秀樹の応援歌で、札幌移転前の東京ドーム時代から使用されている。現在は主にダメ押し時のテーマ。
- チャンステーマ3:「チキチキバンバン」。日本プロ野球応援史上始めて男女パートが設定された。元々は関東限定だったが、ポストシーズンを経て全国で演奏されるようになった。
- ジンギスカン:ジンギスカンの同名の名曲。札幌ドーム限定で、「打て!」の4連コールを入れるパートが観客席の列ごとに決められている。
- それゆけぼくらのファイターズ:ささきいさおが歌った東京時代の球団歌。東京ドーム主催試合限定。
- 関東限定:ザ50回転ズの曲「酔いどれマーチ」より。
- 関西限定:2012年交流戦より。ナゴヤドームなど、中部地方でも演奏されることがある。
- 西日本限定:2015年から。
- 仙台限定1:コボパーク宮城では鳴り物が使えないため、声援のみ。通称「大きなホームラン」。
- 仙台限定2:こちらは太鼓のリズムに合わせて「行け行け行け行け行け○○」と「打て打て打て打て打て○○」による男女別パート。
個人使用(過去使用含む)
千葉ロッテマリーンズ
Marines Victory Productions時代(~2009年)
- Let's go:原曲はOFFSPRINGの「What happened to you?」。元々は通常のチャンステーマだったが、後述の「ロッテ・ファイティン」が登場したことにより、試合終盤の勝負所でのみ演奏されることになり「大チャンステーマ」と呼ばれた。「ボーリックナイト」で演奏されたことでも有名。
- コヨーテ:通称タオル回し。原曲はコヨーテの「純情」。2005年の優勝時の祝勝会では清水直行をはじめ選手本人達が行ったことでも知られる。
- ロッテ・ファイティン:原曲はHi-STANDARDの「SHY BOY」。2000年頃から使われていたチャンステーマ。
- Calling:原曲はOi-SKALL MATESの「Justice Calling 69」。2006年頃から。
- SKINHEAD RUNNING:通称「禿頭疾走」。Oi-SKALL MATESの同名曲からで、2009年までの主要チャンステーマ。2010年以降は使用されていない。ただし、新応援団でも的場直樹専用曲として1度だけ使用されたり、2016年は一時的に復活したりした。
千葉ロッテマリーンズ応援団時代(2010年~)
- チャンステーマ1:MVP騒動後、一新された応援団によって2010年から使用。パチスロ「デコトラの鷲」の「車BIG」BGM。最近では、2010年の日本シリーズの影響か分からないが、高校野球の応援に使用している学校もある。
- チャンステーマ2:2010年から。熱血高校ドッジボール部「対抗試合」BGM。使用される頻度は、他曲に比べ極端に少ない。
- チャンステーマ3:2011年から。パチスロ「モンキーターン」の「SG RUSH優勝戦」BGM。曲調が勇ましいことから、近年ではこちらも高校野球の応援で聞くことが多い。
- チャンステーマ4:2013年から。
- チャンステーマ5:2018年から。
- アフリカン・シンフォニー/海のトリトン:地方球場等限定テーマで、2013年交流戦の甲子園球場での阪神戦から使用。高校野球の応援スタイルの再現。地方限定だが、2015年以降は本拠地で使用されたこともある。
- TPT(ターニングポイントテーマ):2015年途中から。発表して数か月で一部歌詞が変更された。
個人専用(過去使用含む)
- 福浦和也専用で、福浦の母校である習志野高校の「レッツゴー習志野」が演奏されている。
- 井口資仁にはチャンス時専用の応援歌が存在した。原曲はAIRこと車谷浩司の「KIDS ARE ALRIGHT」。「井口打て」が「飲酒運転」に聞こえるとか言ってはいけない。
野球日本代表チャンステーマ
日本代表(侍ジャパン)の常設化に伴い、2013年の第3回ワールド・ベースボール・クラシックより、専用のチャンステーマが作成・演奏された。また、同年のオールスターゲームにおいても演奏された。
関連動画
関連項目
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