チャンネルFとは、CPUを世界で初めて搭載した、世界初のカセット交換式家庭用テレビゲーム機である。
概要
76年にアメリカのフェアチャイルドセミコンダクター社から発売。
家庭用ゲーム機として、プログラミング可能なROMカートリッジを初めて採用した。
コントローラーにはボタンが付いておらず、ジョイスティック代わりの操作ノブで操作を行う。上下左右の2軸操作に加え、ノブを引き出す、回すという他に見られない合計4軸の操作が可能となっている。元々VES(Video Entertainment System)という名前であったが、アタリVCS(Atari2800)がのちに発売されると、何故かこちらが「チャンネルF」へ名称を変更した。
本体には「テニス」「ホッケー」といったゲームが内蔵されており、その他ROMカセットで発売されたタイトルを併せると、約30種類前後のゲームがプレイ可能である。
日本では丸紅住宅機器社などが輸入販売を手がけたが、10万~20万という本体の価格設定がネックになり、普及には至らなかった。ちなみにソフトは一本1万円前後であった(丸紅の場合、本体が128000円、ソフトが9800円)。
本体は通信販売も行われ、ソフト一本が無料で付属するサービスが行われていた。
関連動画
↓11:16から登場。
↓9:51から登場。その特殊な操作系を垣間見ることができる
関連項目
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