チャンピオンズミーティングとは、ゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」で行われるゲーム内イベントの1つである。通称チャンミ。
概要
トレーナー(プレイヤー)がリアルタイムでマッチングし、他のトレーナーと勝敗を競う大会である。勝てばトレーナー称号など、ゲーム内で使える豪華報酬が手に入ることから、ここで勝てるウマ娘を育成することが、トレーナーの大きな目標の1つとなっている。
各トレーナー3キャラでエントリーし、3名、合計9キャラでのレースが行われる。モブウマ娘はいない。勝敗は誰のウマ娘が1位を取るかで決まる。
だいたい月1度の頻度で行われ、そのたびにレースの条件が変わる。その条件に最適なウマ娘をどう育てるか、トレーナーは毎月頭を悩ませることになる。現状ゲームのエンドコンテンツであるため、ウマ娘界隈で最も議論が活発になる話題の1つである。
イベントの流れ
- ラウンド2に参加
- 決勝に参加
歴史
タウラス杯 2021(東京 芝 2400)
【開催期間】2021/5/14 ~ 2021/5/20
記念すべき第1回チャンピオンズミーティングのモデルは日本ダービー。トレーナーの人口が多く、それほど攻略情報が出回っていなかったことから、低レアウマ娘が多く見られた大会だった。
特に大きな活躍を見せたのはゴールドシップ。府中2400mで噛みあう固有スキルと、直前のGWイベント(ゴルシウィーク)で多くのトレーナーに育成されていたことが原因で大流行。バ群の後ろから3人のゴルシが迫る様子が頻繁に見られた。またナイスネイチャによるスタミナデバフ戦法も凶悪であり、相手に1人でもいると回復スキルを積んでいないキャラはトコトコ歩くことに。
この大会でのみ、決勝に進出するにはBグループのラウンド2も3勝する必要があった。決勝に行けないトレーナーは今より多かったと思われる。
ジェミニ杯 2021(京都 芝 3200)
【開催期間】2021/6/14 ~ 2021/6/20
第2回のモデルは天皇賞(春)。ゴールドシップ、ナリタタイシンといった追い込みバと、アグネスタキオン、スーパークリークといった先行バ(スタミナ回復固有)が流行した。前回猛威を振るったナイスネイチャは、逃げにデバフが届かない、「八方にらみ」だけではスタミナを削りきれない、などの理由からそこまでの脅威とならなかった。
キャンサー杯 2021(東京 芝 1600)
【開催期間】2021/7/23 ~ 2021/7/29
今回のモデルは安田記念。当初はアンスキ(セイウンスカイ固有スキルの略称)が逃げウマ全体を強化したことで、終盤でいかに1位を取るかの争いになるかと思われた。しかし最強序盤スキル「地固め」の入手難易度の高さや、条件により必ず出遅れるバグの発見などで逃げ育成の見通しが立たない事態に。その結果、金スキル「豪脚」やメジロライアン固有による差し・追い込みの加速ガチャ、2位から逃げの差し切りを狙う先行エルコンドルパサーなどの多様な戦法が見られた。
ルームマッチ機能の追加によりこれらの仮説は検証を繰り返され、本番は混沌とした環境に。最終的には、前述したバグの修正により、地固めを搭載したセイウンスカイが環境の中心ではあったが、前二回よりも豊かな顔ぶれが揃った。
なお、バグの修正に時間がかかりキャンサー杯は約2週間遅れで行われている。チャンミ詳細の発表が遅れためトレーナーたちはストーリーイベント(それもよりによって幻想世界ウマネスト)を虚無顔で周回する羽目に。
レオ杯 2021(阪神 芝 2200)
【開催期間】2021/8/24 ~ 2021/8/30
モデルは宝塚記念。アンスキを継承させた水着マルゼンスキーと、それを差しきる先行オグリキャップの2強の様相を呈した。さらに史実ではマイラーのタイキシャトルの固有スキルがなぜか有効(修正前)であり、運営がゲーム内の性能を把握していないのではないかと、この辺りでトレーナー達から疑惑の目を向けられるようになる。
ヴァルゴ杯 2021(阪神 芝 1600)
【開催期間】2021/9/21 ~ 2021/9/27
モデルは桜花賞……ではなく2021年のマイルCS(京都競馬場改修中により阪神競馬場で開催)と思われる。新シナリオのアオハル杯実装によって、賢さ育成が大流行。その結果、高い賢さによりグングン進んで行く水着マルゼンスキーやセイウンスカイが大暴れ。対抗策として「豪脚」などによる加速ガチャが流行した。
ライブラ杯 2021(京都 芝 3000)
【開催期間】2021/10/22 ~ 2021/10/28
モデルは菊花賞。加速スキル「直線一気」やその上位金スキル「迫る影」による追い込みバ環境となった。具体的にはゴールドシップ、ナリタタイシン、マンハッタンカフェなどである。
ここまで読んだ賢明な読者は気づいているだろうがこのゲーム、特定の加速スキルが異常に強い。前述した「直線一気」は終盤スパートが直線になるコースで無類の強さを発揮する。今回は逃げ・先行・差しで確実に発動できる加速スキルがなかったため、それほど多く見られることはなかった。
スコーピオ杯 2021(東京 芝 2000)
【開催期間】2021/11/23 ~ 2021/11/29
モデルは天皇賞(秋)。セイウンスカイや、水着マルゼンスキー、タイキシャトル(修正前)などが環境を作り、それ以外は各々の長所を生かした戦いに。直前に実装されたメジロドーベルが「八方にらみ」を所持していたため、ナイスネイチャと合わせる十六方にらみ戦法も見られた。
サジタリウス杯 2021(中山 芝 2500)
【開催期間】2021/12/21 ~ 2021/12/27
モデルは有馬記念。加速スキルでは「直線一気」と「迫る影」の性能が抜きんでており、またも追い込みバ環境に。直前に実装されたタマモクロスが直線一気を自前で所持していたためトップメタとして君臨した。
またチャンミ最強性能のクリオグリ(クリスマス衣装オグリキャップ)も実装されていたが、有馬記念では固有発動が少し遅いため、トレーナーたちが真の絶望を味わうのはもう少し先の大会になる。これ以前はチャンミといえばゴールドシップと言われ、毎回ゴルシゲーなどと揶揄されていた。
カプリコーン杯 2022(中京 芝 1200)
【開催期間】2022/1/22 ~ 2022/1/28
モデルは高松宮記念、もしくはこの年中京競馬場で開催されたシルクロードステークス(GⅢ)と思われる。終盤にコーナーがないという特殊な事例だったために、短距離適性皆無のハロウィン衣装スーパークリークやエルコンドルパサーを改造するか、オグリキャップやサクラバクシンオー、エアグルーヴなどで終盤ランダムスキルの発動をお祈りするかの二択の方針に分かれた。
また終盤加速スキルとして「登山家」が最強クラスの性能になるため、ライスシャワーやマンハッタンカフェのサポートカードからこれを必死に狙うトレーナーが続出した。
アクエリアス杯 2022(東京 ダート 1600)
【開催期間】2022/2/18 ~ 2022/2/24
ついに行われたダートチャンミ。モデルは大方の予想通りフェブラリーステークス。初期ダートAマイルAのキャラが3人しかおらず、星1星2キャラでも継承1回で済むのがハルウララとエルコンドルパサーしかいない持ち物検査のような大会であった。
スマートファルコン、水着マルゼンスキー、通常オグリキャップなどが環境の中心であったが、中にはチョコボン(バレンタイン衣装ミホノブルボン)を魔改造して投入する猛者も。「地固め」と中盤速度固有スキルでアンスキを確実に発動しようとする強力な逃げウマである。ちなみにチョコボンの登場により水着マルゼンスキーへの地固めの継承も易化した。
ピスケス杯 2022(阪神 芝 3200)
【開催期間】2022/3/22 ~ 2022/3/28
モデルは2022年開催の天皇賞(春)。長距離、雨、不良バ場という過酷な条件で行われた。熾烈なスタミナ勝負になるかと思われたが、下り坂でのスタミナ消費量が減少する仕様により、実はそれほどスタミナは必要なく、代わりに賢さが重要なステータスになった。環境は追い込みvs逃げとなり、2逃げで追い込みバが届かないくらい先に進む戦術が特に有効であった。1stアニバーサリーで実装されたキタサンブラックを中心に環境が形成された。
新シナリオの Make a new track!! によってステータスのインフレが起こり、グレードリーグの人口が急増。初心者と上級者がぶつかり、圧倒的な差がつく様子が見られることも多々あった。またアニバーサリーでスキルの効果が見直され、「ノンストップガール」が終盤加速スキルとして注目された。
アリエス杯 2022(中山 芝 2000)
【開催期間】2022/4/22 ~ 2022/4/28
モデルは皐月賞。「スリーセブン」でほぼ確実に有効加速を行えるクリオグリが非常に強力で、このキャラを持っているかで勝率が大きく変わった。クリオグリは、前述した水マル、チョコボンと共に三強と並び称され、この3キャラのみの対戦も見られたそう。Make a new track!! での育成に慣れた上級者と、時々触れるだけのエンジョイ勢で明暗が大きく分かれた。
タウラス杯 2022(東京 芝 2400)
【開催期間】2022/5/24 ~ 2022/5/30
一巡したタウラス杯もモデルはダービー。やはり前述の三強(特にクリオグリ)が環境の中心だったが、アイネスフウジンなどダービー向きのキャラで勝利を狙うトレーナーも。去年のMVPであるゴールドシップやナイスネイチャも頻繁に見られた。
この大会からオープンリーグの条件がBランクからA+ランクに引き上げられた。また2度目に勝利した時の称号には「2回目」と付く予定だったが、さすがにダサいと判断されたか、2度目以降は星が付く仕様に変更された。
ジェミニ杯 2022(東京 芝 1600)
【開催期間】2022/6/14 ~ 2022/6/20
モデルは去年と異なり安田記念。逃げの二強とナリタタイシン、応援団キングヘイローなど加速スキルの強さが勝敗を分けたと言っても過言ではない。特に根性サポートカードに有用なものが多く、Make a new track!! での根性育成が流行した。
この大会からチャンミは中旬開催に変更。その影響で育成が間に合わなかったトレーナーも。
キャンサー杯 2022(阪神 芝 2200)
【開催期間】2022/7/14 ~ 2022/7/20
モデルは宝塚記念。上述の三強(特にクリオグリ)が圧倒的な強さを見せる。アリエス杯と似た条件だったのでそのまま流用したトレーナーも。追い込みバでは「ノンストップガール」の入手などアリエス杯での結果から改善を目指すことが重要であった。
レオ杯 2022(中山 芝 1200)
【開催期間】2022/8/13 ~ 2022/8/19
モデルはスプリンターズステークス。久しぶりの短距離開催であり、ニシノフラワー、タイキシャトル(修正後)、通常オグリキャップが活躍した。もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな。
「曲線のソムリエ」がランダムで有効加速となるので、本番は運の要素が強かったという声も。
ヴァルゴ杯 2022(大井 ダート 2000)
【開催期間】2022/9/15 ~ 2022/9/21
モデルはJBCクラシック。追加されたダートバのコパノリッキーや新衣装スマートファルコン、ダート適性の高いクリオグリなどが活躍し、前回のダートチャンミよりキャラの選択肢が増えていた。
1.5周年で追加された新シナリオの「グランドライブ」と、ステータスの上限解放について情報が錯綜。特に上限解放については「ステータス1600は2000に上げるのと実質同じだが、効果は1250並み」という仕様が発覚し、新シナリオよりも Make a new track!! の根性育成の方が強いのではと噂が広がる。新シナリオの評価は7月後半に実装されたグループサポカ「玉座に集いし者たち」の評価にも関わるため、白熱した議論が行われた。最終的に1600のステータスの効果が1400になる修正が行われ、議論は沈静化した(そして玉座はわずか一月で二軍サポカに)。
ライブラ杯 2022(阪神 芝 1600)
【開催期間】2022/10/14 ~ 2022/10/20
モデルはおそらく2022年も阪神開催のマイルCS。大逃げが新シナリオでようやく有用になり、逃げウマ対策としてサイレンススズカが注目された。他に先行で強力なニシノフラワー、ギャンブル加速の私服メジロドーベル、そして安心と信頼の追い込み型クリオグリが流行りとなった。
この大会でチャンピオンズミーティングのウイニングライブ「Ms.Victoria」が実装。敗北しても強制的に再生されるので、「死体蹴りライブ」としてtwitterのトレンドになってしまった。
スコーピオ杯 2022(京都 芝 2200)
【開催期間】2022/11/13 ~ 2022/11/19
モデルはエリザベス女王杯。「決意の直滑降」が有効加速になるコースだったため、先行バにこれを搭載する3エース型が流行した。また賢さサポカのオグリキャップが実装されたことで、決意の直滑降を自前で持つファインモーションなども注目された。
賢さサポカに有効なスキルが多く、どのサポートカードを使うか戦略が問われた大会であった。ちなみに強力なサポカが実装され弱体化が危ぶまれたクリオグリだが、結局は追い込み型クリオグリが安定した強さを見せたのだった。
サジタリウス杯 2022(中山 芝 2500)
【開催期間】2022/12/15 ~ 2022/12/21
モデルは去年に続き有馬記念。長距離・差し専用加速スキル「無我夢中」の実装により、各脚質に勝ち目のある群雄割拠の大会であった。有馬記念のグラスワンダーを超えるための存在、総大将スペシャルウィークが全員に配布されていたために流行、一方でクリオグリは固有が噛み合わないためあまり見られず。
長距離逃げの雄キタサンブラックや安定した強さのチョコボン、「迫る影」を自前で持つ秋イナリワン、カツカツなスタミナを削っていくデバフ組など、2022年を締めくくるにふさわしい多様な顔ぶれとなった。
カプリコーン杯 2023(中京 芝 1200)
【開催期間】2023/1/14 ~ 2023/1/20
天候・バ場を除き、去年と同じ条件で開催された(2022年は雪・重、2023年は晴・良)。「登山家」がランダム発動スキルとなり、これを搭載する必要がほとんど無くなったことが大きな違いである。
固有スキルの性能がやはり重要であり、先行バのニシノフラワーや花嫁衣装カレンチャン、逃げウマのアストンマーチャン、そして応援団キングヘイロー(追い込み型)などが活躍した。
一方「電光石火」や「風雲の志」などサポートカードから得られるスキルも強力であり、短距離向けに魔改造したキャラにも勝機があった。愛バをどの条件でも出走させるトレーナーは過去にも一定数いたが、彼らの熱意には感服するばかりである。
アクエリアス杯 2023(東京 ダート 1600)
【開催期間】2022/2/17 ~ 2022/2/23
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