チャンピオンロードとは、ポケットモンスターシリーズに登場するダンジョンである。
概要
ジムバッジを8つ集めたプレイヤーは四天王・チャンピオンの待つポケモンリーグを目指すことになるのだが、そこに至るにあたって必ず通らなくてはならない難関がチャンピオンロードである。
複数の秘伝技を要求されるなど複雑な構造をしているうえに、非常に長いダンジョン。作品によっては直前のポケモンセンターからチャンピオンロードまでが長いことも。
道中にはエリートトレーナーなどの手強い相手が並び、登場する野生ポケモンのレベルも高い。作品によってはライバルからの襲撃イベントが発生するため入念な準備が必要である。
各作品でのチャンピオンロード
赤・緑・青・ピカチュウ
トキワシティから西へ。22・23番道路(ライバル戦あり)を抜けた先にある洞窟ダンジョン。
一部塞がれている道があるが、かいりきを使って岩を動かして塞がれた通路を開けたりロックを解除したりすることで先に進めるようになる。ダンジョン内の階層を移動すると岩の位置が元に戻るが、一度解除したロックは解除した状態が維持される。一旦ダンジョンの外に出ると岩のみならずロックも元の位置に戻ってしまう。
今作のチャンピオンロードで特に重要な点として挙げられているのが、三鳥こと伝説のポケモンのファイヤーがこのダンジョンの一角に住み着いている事である。このため、今作のチャンピオンロードは通過点とはいえ、決して見逃してはいけないエリアと化している。
とはいえ、今作におけるファイヤーは当初実装が予定されていたダンジョンが製品版発売の際に削除された事によって、単なる通過点に過ぎないこのダンジョンに設置されているという。所謂「大人の事情」が強く関係している物なのだが。
ちなみに、リメイク版以降のファイヤーはともしびやま(ファイアレッド/リーフグリーン)、シロガネ山(ハートゴールド/ソウルシルバー)等々様々なダンジョンに拠点を移す事になる。
もっとも、これらの迷走劇によって、ファイヤー自信がポケモン屈指のネタキャラにされてしまう結果になるのだが…
金・銀・クリスタル
赤・緑と同じ場所にあるが、トキワシティ側から訪れることができるのはクリア後になってから。
ワカバタウンからなみのりで西へ。26番道路、トージョウの滝(たきのぼり必須)、27番道路を抜けた先にある洞窟ダンジョン。この道中が非常に長く、一旦戻ってやり直すのはかなり面倒。救済措置として、チャンピオンロード手前の民家で、手持ちを全回復出来るようになっている。
一方チャンピオンロード自体は前作と同じようなレイアウトのマップではあるが、仕掛けがなくなり若干狭くなるなどシンプルな構造に改められており、トレーナーもいない。しかし、出口ではライバル襲撃があるため要注意。
ルビー・サファイア・エメラルド
サイユウシティ(南)に入口がある洞窟ダンジョン。ちなみにサイユウシティ(南)にはポケモンセンターしかない。
いわくだき・かいりき・なみのり・フラッシュ(地下1・2階)が必要。段差や立体交差なども織り交ぜて複雑な構造になっている。ルビー・サファイア版ではなみのり出来ない状態で出口側から向かうと、あなぬけのヒモなどがないと脱出できなくなる(詰む)場所があるため要注意。
エメラルド版ではトレーナーの配置のほか、ミツルの襲撃ポイントが変わっている。
ダイヤモンド・パール・プラチナ
ナギサシティから北へ。223番水道を抜けてたきのぼりをした先にポケモンセンターと並んで入口がある。
例によって洞窟ダンジョン。なみのり・たきのぼり・かいりき・いわくだき・ロッククライムと5種の秘伝技を使わなくてはならない複雑な構造。ビーダルなどを秘伝要員を連れていくのがベターだろうか。
アイテム回収のためには自転車でのジャンプを駆使する必要がある。
クリア後には224番道路につづくエリアが解放される。
ブラック・ホワイト
従来と異なり、扇のような山を出たり入ったり滑り降りたりしながら最上層にあるポケモンリーグへの入り口を目指すダンジョン。アイアントが作ったとかなんとか。山を滑り降りる場所を間違えると一気に入り口付近まで戻るハメになるので要注意。必須ではないがかいりきがあると近道をつくることができる。
チャンピオンロード内部4階のドクターを倒すと体力を回復をしてくれるようになる。
ブラック2・ホワイト2
崩落によって10番道路は閉鎖されているため、セイガイハシティ側から向かうことになる。入り口のすぐそばにポケモンセンターがある。
ブラック2とホワイト2ではマップが異なるため、攻略ルートが一部異なる。どちらにせよかいりきは必須。水面もあるためアイテム回収のためになみのりもあるとよい。頂上付近でライバル襲撃イベントが発生する。
遺跡や洞窟、屋外などが組み合わさった複合ダンジョンでマップの広さは歴代最大級。クリア後にはゾロアークに案内されてNの城へ赴くイベントが発生する。
X・Y
エイセツシティから西へ。21番道路の先にあるバッジチェックゲートを北へ向かうとチャンピオンロードに突入する。
洞窟に入ったり出たりしながら進む複合ダンジョン。なみのりとかいりき必須。アイテムを全て回収する場合はたきのぼりも必要。
長丁場ではあるが、かいりきを使うことによって近道を作ることができる。
中盤にいるポケモンレンジャーの女性に話しかけると回復してくれるが、そのすぐ先でライバル戦が発生する。
サン・ムーン
ポケモンリーグ自体は、ウラウラ島の「ラナキラマウンテン」にあるが、そこまでの道のりにトレーナーはおらず、ライバル戦が2回発生するだけとなっている。その代わり、直前のイベントの関係上、立ち寄ることになる、ポニ島の「ポニ大峡谷」が今作のチャンピオンロードポジションとなっている。
道のりは険しく、ポケモンライドを使用しないと、全ての道具を集めることができない。また、途中にいるリーリエに話しかけると回復をしてくれるが、先に進むと試練とストーリーイベントがあるため、すぐにポケモンリーグに挑戦することはできない。
ウルトラサン・ウルトラムーン
ウルトラサン・ウルトラムーンでは、ラナキラマウンテンからポケモンリーグまでの道のりが完成しており、名実ともにチャンピオンロードとなっている。もちろんトレーナーもいるため、万全の準備が必要。
道のりの途中にはなんとネクロズマがいる。強制対戦ではないので、そのまま通り抜けていっても問題ない。
ソード・シールド
ポケモンリーグに当たるチャンピオンカップのスタジアム自体はシュートシティにあるが、そこまでは電車で手前まで行くことになる。そこからシュートシティへの道のりも複雑なものではないので歴代で一番簡単なチャンピオンロードといえる。むしろチャンピオンロードと言っていいのかも危うい。
スカーレット・バイオレット
3つのシナリオラインの1つ、8つのポケモンジムを巡りチャンピオンを目指すルートに「チャンピオンロード」の名が使われている。
ポケモンリーグはテーブルシティの近郊にあり、訪れるだけならルート開始後すぐに可能。道中もごく短く序盤レベルのポケモンと一般トレーナーが2人いるのみ。しかしリーグの側にいる方のトレーナーは序盤では到底太刀打ちできない高レベルという初見殺しもある。
ダンジョンとしては存在しないが、チャンピオンに至る道程の全てがチャンピオンロードだと言える。
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関連項目
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