チャールズ・マーティネー(Charles Martinet)とは、アメリカの男性俳優・声優である。
概要
名前を聞いただけでは「誰?」と思う人が多いことだろう。
実はこの人、言わずと知れた任天堂の看板キャラクター、マリオの専属声優である。
1995年に北米限定で発売されたPCゲーム『Mario's Game Gallery』よりゲームでマリオの声優を担当しているが、広く知られるようになったのは1996年に発売された『スーパーマリオ64』であろう。それ以降はずっとマリオの声を担当し続けている。
また、マリオ以外にもルイージ、ワリオ、ワルイージといった配管工コスチュームのキャラも担当している。
普段はマリオ達のようなマスコット然とした役柄が目立つが、元々チャールズは20歳に俳優デビューしたベテランであり、声優業とは縁遠い世界にいたマリオが彼に新しい世界を提供したとでも言うべきだろうか。
彼がマリオ役としてインタビューを受ける時は、自身の陽気さをマリオボイスとともに披露していることが多い。
ソニックシリーズなど日本とアメリカで声の担当を分けていることが多いのがゲーム業界のキャスティング傾向であるが、マリオは任天堂らしく世界共通でチャールズ・マーティネーが基本的には担当しているので、日本の任天堂ゲーマーなら、まずその声を聞いたことがない、という人は恐らくいないだろう。
ちなみにチャールズにとって声優はあくまで副業に過ぎず、元々はマリオなどテレビゲームに詳しいわけでもなかった。マリオ役になったのも撤収しようとしていたオーディションにギリギリ飛び込んで受けた、程度のものだった。
そこで彼は、オーディション担当の注文(ブルックリンに住んでるイタリア人の配管工をやってくれ)を受け、彼はあえて陰湿なイメージのあるイタリア人ではなく、「昔のマンマミーアとか言ってる頃のイタリア人」のイメージをフルに出していろいろな声を出し、テープ一杯になるまでいろいろと表現してみたところ、見事に合格したという。
今となっては、マリオにとっても、チャールズにとっても、マリオは欠かせない存在となっていると言える。
ちなみにそれほど多くはないが、マリオ以外の声優業も行っている。例えば下記の関連動画にもあるように、スカイリムにおけるパーサーナックス役など、マリオとは完全に違う方向性のキャラも担当している。こちらはマリオのような陽気さはもちろんなく、威厳ある雰囲気を醸し出した演技になっている。
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