チュン・ウー・チェン(Chung Wu-Cheng)とは、銀河英雄伝説のキャラクターである。
概要
石黒監督版アニメでのCVは大塚明夫。宇宙艦隊副参謀長、同参謀長、宇宙艦隊司令長官代理などの要職を歴任した、パン好きのスネーク。最終階級は大将。軍人らしさはないが有能な人物であると言う点で、ヤンと共通性を持つ。食事のマナーはあまり良くない。宇宙暦800年、マル・アデッタ会戦で戦死。
軍歴、能力など。
フェザーンを制圧した帝国の本格的な同盟領侵攻に備える戦争準備において、参謀長オスマン中将が過労の為に病に倒れ更迭されたため、その代役として昇格された。
以後は帝国軍同盟領再侵攻までビュコック提督の幕僚として戦った。”神々の黄昏”作戦下での宇宙艦隊参謀長、バーラトの和約後の宇宙艦隊司令長官代理など、彼の軍歴の最後は末期状態の同盟軍を支えることに終始したと言える。
彼の柔軟さと能力は同盟軍の中でも優れているといえる。参謀長に登用された直後には、宇宙艦隊司令部の責任においてヤンに行動の自由を与え、彼の能力を最大限に発揮するように進言している。また帝国の同盟領再侵攻作戦に先立っては、ムライ、フィッシャー、パトリチェフらに残存艦隊の一部を預け、謀殺を逃れる為に逃亡したヤンに合流するように指示した。その時点で彼は同盟軍の敗北を明確に予見・確信しており、ヤンに望みを託したといえる。レベロ議長に対しては、徹底してヤンを擁護する姿勢で臨み、一方で帝国軍に対しては同盟軍人としての使命を果たす姿勢を貫いた。
先述の通り彼はビュコックと最期までを共にした。会戦の雌雄が決した時。ビュコックが帝国軍の降伏勧告を拒否し、民主主義の精神を説くと、それに続いて末期の酒が入った杯を掲げて「民主主義に乾杯!」と民主主義を喝采し、共和国軍人の矜持をラインハルトらに示した。民主主義国家の軍人として、ヤンら後輩軍人や同盟市民に対する自らのけじめをつけ、同盟最後の宇宙艦隊総参謀長はマル・アデッタの宙に散った。
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関連項目
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