チョコラテ・イングレスとは、スペインにおける『だるまさんがころんだ』である。
概要
所謂日本におけるだるまさんがころんだであり、チョコラテ・イングレスでの鬼の掛け声は『Un, dos, tres, chocolate inglés(訳:1、2、3、チョコラテ・イングレス)』となっている。
「chocolate(チョコラテ)」は「チョコレート」、「inglés(イングレス)」は「イングリッシュ」なので、「イギリスのチョコレート」という意味か。
なぜ「イギリスのチョコレート」なのかはよく分からない。深い意味はないのかもしれない。
日本でもそうだが、子どもの遊びに使われる童歌は地域によってバリエーションが多い。「chocolate inglés」の「chocolate」の部分が変化している場合の例としては、
- palito inglés(イギリスの小さな棒)
- zapatito inglés(イギリスの小さな靴)
- soldadito inglés(イギリスの小さな兵隊)
- pollito inglés(イギリスのひよこ)
等がある。この例での「palito」「zapatito」「soldadito」「pollito」の4つは「小さな○○」「可愛い○○」という意味の接尾語「-ito」が付いているという共通点はあるものの、それ以外に意味上の法則性は見られない。
よって、特に言葉自体に深い意味はなく、単に掛け声として使いやすいかどうかの「語呂」「音の響き」で使われているのではないかと思われる。
漫画『BLEACH』の影響
週刊少年ジャンプに掲載されている漫画『BLEACH』の第645話にて、京楽春水と交戦中の敵リジェ・バロが、自身の置かれた状況について、京楽春水に質問した際の出来事である。その質問に対して、京楽春水はリジェ・バロがあたかも『だるまさんがころんだ』の参加者のような状況に置かれている為、リジェ・バロに『だるまさんがころんだ』のルールを丁寧に説明し始める。そして、それ以降の会話は以下の通りである 。
京楽春水 「だるまさんがころんだは鬼が目隠ししてかけ声と共に振り返り、
動いた人をつかまえる遊びだよ きまりは3つ
1・鬼は参加者から必ず見える場所に居なくちゃならない
2・参加者は鬼に動いてるところを見られたら負け
3・参加者は鬼に見られる前に鬼に触れば勝ち」
リジェ・バロ「成程、チョコラテ・イングレスか」
京楽春水 「なんだ似たのがあるんじゃないか 説明してソンした」
このやりとりは、交戦中の敵に対して『だるまさんがころんだ』を丁寧に説明するという状況や、チョコラテ・イングレスのキャッチーな語感も相まって、「お前らチョコラテ・イングレス知らんの?」「僕も昔チョコラテ・イングレスやったわ」「あーチョコラテ・イングレスね」とネット上でちょっとした話題となった。
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