なんだかこの記事カビ臭いです。 下へ読み進めれば進めるほど、カビがだんだん繁殖していくかもしれません。 |
人間は『好奇心』が刺激されるほど、精神のパワーがわいてくるものだ。
早く見たいッ!俺はこの記事を早く見たいと思っていたのだッ!
ジョジョの奇妙な冒険・第5部「黄金の風」の登場人物。
ギャング組織「パッショーネ」内「ボス親衛隊」の一人。
組織の切り札としてブチャラティチームを襲撃した最後の刺客。
カビの胞子を思わせるばいきんまんのような髪型に、十字架の刺繍が入った服装が特徴。
34歳、元医師。医療ミスで患者を死亡させ、病院を解雇されたのち組織に拾われた。
しかし実際は医療ミスは故意であり、患者の痛みや死の表情、死に行く者が生に執着する様を観察しビデオで撮影して楽しむために意図的に嬲り殺していたのだった。
14歳の頃からボランティアと偽り老人ホームの老人達を虐待して何人も自殺に追い込んだ天性のサイコパスで、合法的に人の死や苦痛を観察するために医師免許を取得してからは、健康な患者をワザと病症ありと診断して手術を強行したり、麻酔を少量にして手術中患者を激痛で目覚めさせたりと、医療行為に見せかけた人体実験を日常的に行っていた。
組織に入ってからは、倫理観・罪悪感が欠如した性分を象徴するような無差別大量殺戮スタンド『グリーン・ディ』を発現。ボスのディアボロからもその戦力を認められる一方で、人間性には激しく嫌悪感を抱かれており、「最低のゲス」「本来なら生かしておく事すらしたくなかった」とまで評されている。
あまりにも危険かつゲスな存在であったため、普段は相棒のセッコと共に組織の監視下に置かれていたが、ブチャラティチームへの打つ手がなくなったディアボロにより、やむなく出撃命令が発せられた。その際も、極悪非道・冷酷無比を誇るボスに「あのゲスどもの力だけは借りたくなかった」と言わしめており、まさに規格外の純粋悪であると言える。
当然ボスに対しても心から忠誠を誓っているわけではなく、セッコにはいずれボスを倒すつもりだった事を漏らしている。
組織をして「何人死なせたかは不明」という数々の人体実験により、常人が知り得ないような人体の細部の構造まで完全に把握しているため、後述のような生物学的に有り得ない人体改造を行うことができる。
相棒のセッコとは医師時代の元患者という間柄で、ペットのような扱いで溺愛している模様。セッコは専ら殺戮のビデオ撮影係として働いており、いい絵が撮影できた時はご褒美として角砂糖が振る舞われる。角砂糖にありつくセッコをチョコラータが「良お~~~~しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし」と力いっぱい撫でている姿は大変アブノーマルである。
自分より弱い人間や病人が絶望する様を上から見下す事で自身の存在意義を確立する歪んだ人間性にはじまり、「堅気の人間を巻き込まない」という最低限のルールすら平然と侵し無差別殺人を働くその極悪ぶりから、「最悪の悪役は誰か?」という話題では歴代ボス達(DIO、吉良吉影、プッチ神父、etc...)と並んでチョコラータの名前が挙がる機会も少なからずあるようである(参照→「吐き気を催す邪悪」)。
作中での顛末
「ボスの正体を知る男」に会うためにローマのコロッセオへ向かうブチャラティ一行を抹殺するべく、セッコとともに差し向けられる。ローマ付近の漁村へ辿り着いた一行を待ち伏せし、ボスにより封じられていた殺人カビをばら撒くスタンド能力『グリーン・デイ』を解禁。無関係の一般市民ごと葬ろうとする。
ブチャラティの機転により一時はローマ市中へ逃げられるも、ヘリコプターで空中より猛追。人口380万の都市のど真ん中で「グリーン・デイ」を発動させ、ローマは地獄絵図と化す。
さらにセッコとの連携戦法でブチャラティ達を追い詰めていったが、ミスタとジョルノのスタンド能力で生み出された樹木にヘリを絡め取られてしまい、逃げ場を失ったチョコラータは、自己手術により自身の身体を切断し、肉体のパーツを用いてジョルノへ不意打ちを仕掛ける。
まさかの猟奇的な戦法に攻撃を避けきれずヘリから落下するジョルノ。チョコラータは勝利を確信するが、セックス・ピストルズNo.5の援護を受けたジョルノに脳天を銃弾で撃ち抜かれる。
瀕死の状態ながら殺人カビを再発動させようとするチョコラータに、ジョルノは「能力を再発動させなければ、命までは奪わない」と取引を持ちかける。狡猾なチョコラータは取引の会話中にミスタを人質に取るが、「ゴールド・エクスペリエンス」で予め生命を与えられていた銃弾が脳天の中でクワガタへ生長、脳を抉られる。ジョルノははじめから許す気などなかったのだ。
「自分を知れ…そんなオイシイ話が……あると思うのか?おまえの様な人間に」と静かに激昂するジョルノに対し、チョコラータは自身の凶行を棚に上げ「なんてひどい野…」と逆ギレするが直後7ページ半にわたる渾身の無駄無駄ラッシュを叩き込まれ、「ヤッダーバァアァァァァアアアアア」という奇妙な断末魔の叫びを上げながらゴミ収集車にボッシュートされ敗北、死亡した。
ちなみにこのラッシュはジョジョ全編通して最長であり、「無駄」1回につきパンチ1発とカウントしても優に120発以上は叩き込んでいる。これは第3部で承太郎がスティーリー・ダンに3ページに渡って叩き込んだオラオララッシュの倍以上の手数である。
「グリーン・ディ」!カビをばら撒けッ!!
- グリーン・ディ
【破壊力:A / スピード:C / 射程距離:A / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:A】 - チョコラータのスタンド。サボテンを彷彿させる人型の容姿をしている。かびるんるんではない。
- 頭頂部や頚部周辺から数十本突き出たパイプから、肉体を腐食させるカビを散布し、範囲内の生物の肉体を無差別に腐らせていく。死体を媒介に繁殖の範囲が際限無く拡大されていくため、一度発動させたが最後バイオハザードは免れ得ない。
- 食人カビの性質は実在の菌生物「バッタカビ」や「冬虫夏草」をモチーフにしており、現在位置よりも少しでも低い場所へ下ると急速に繁殖し(他者を利用した生息範囲の拡大)、「生きている生物」にしか繁殖しない。そのため肉体が既に死亡していたブチャラティには効果がなかった。
- 相棒であるセッコの「周囲のものを泥沼化させる」スタンド能力は、「低い位置へ動いたときカビが繁殖する」チョコラータの能力とは相性抜群で、ブチャラティ達にも「この2人組、相性が良すぎる!今まで出会ったどのチームよりも!」「小指が赤い糸で結ばれてるコンビかチクショオ!」と評されていた(セッコはスタンド能力を身に纏っているためか、若しくは地中を潜っているためかカビが繁殖しない)。
- 一片の良心も持ち合わせない人間性と人の死や苦痛を探求し続ける極悪非道さが反映された能力であり、能力を目の当たりにしたジョルノには「悪の限界のない男」と称された。「下の位置へ降りたものにカビを繁殖させる」という性質は、チョコラータの「人を見下ろす事に幸福を感じる」ゲスな性格を反映している、とも言われている。
- ちなみにグリーン・ディ自体は近距離パワー型のスタンドであり、バトル終盤にはジョルノの「ゴールド・エクスペリエンス」と肉弾戦を繰り広げていた。
- 奥の手として、自身の肉体を自己手術で切断し、傷口や血管などをカビで覆って止血・保護する事でバラバラ状態のまま活動するという奇手を持っている。もっとも神経が切り離されている以上どうあがいても切り離された肉体を自在に動かすなんてできるわけがないのだが、カビを介して信号を送っているのかもしれない。腕や足(下半身)が別々に襲い掛かってくる様は「ONE PIECE」のバギー船長や「∀ガンダム」のターンXを彷彿とさせる。
- 成長性がAとなっているのは、チョコラータの底知れぬドス黒い好奇心・探究心ゆえか。
- ちなみに原作ではグリーン・ディの姿は上半身までしか描かれておらず、その全身像は登場媒体によって異なる(詳細は後述)。
各メディアにおけるチョコラータ
PS2『黄金の旋風』
敵キャラとして登場。
最初はミスタを操作しセッコの妨害を避けながらゴールを目指して上っていくが、立ち止まったり回避行動を取ると身体にカビが繁殖していきダメージを受ける。
建物の屋上へ到着するとジョルノ操作でチョコラータ本体とのバトルが始まる。原作と同様にグリーン・ディによるカビ攻撃(触れるとダメージのカビを設置)を行ったり、自身を腕や脚を分裂させ包囲しながら襲ってくる。バラバラになった身体が這いずりながら襲ってくる絵面はかなり強烈。パーツをうまく攻撃すると一体に再結合され攻撃しやすくなる。
「良お~~~~しよしよしよしよしよしよし」をはじめとするドラマパートでのセッコとのやりとりの再現っぷりは一見の価値あり。
なお、原作ではグリーン・ディの姿は上半身までしか描かれなかったので、何気にこのゲーム作品がグリーン・ディの全身像が初めて登場した作品となる。下半身には足がなく、スカートのように広がっているデザインであり、ルンバナメクジのように移動する。
フリーゲーム『ディアボロの大冒険』
敵キャラの1人として登場。「同じ部屋にグリーン・ディがいると階段を降りる事ができない(=次の階層へ進めない)」という能力を持ち、そうなると部屋の中のグリーン・ディを倒すか部屋から追い出すかしないと階段を降りられない。
低レベルでモンスターハウスの中に階段がある時に限って敵の集団の中に紛れていたりすると考えるのをやめたくなる事もしばしばである。もっともグリーン・ディを無視して階段を降りられる方法は一応幾つか存在するが、ここでは割愛。ちなみにチョコラータがセッコ共々召喚してくる事もある。
PS3『オールスターバトル』
キャンペーンモードで登場。イベント「カビをばらまけッ!『グリーン・ディ』ッ!」に出現する。このイベントは「ボスバトル前に発生するイベント」であるため、それ以外の対戦相手「ヴィジョン」に遭遇した場合には発生しない。
これから対戦するボスのHP(バトル時の体力ゲージではない)に与えるダメージ量が増える効果を持つ。ただし、ただ単純に戦うだけではダメージ量は増えないため、ゲーム中の説明文だけでは分からず、イベントの存在自体に疑問を感じるプレイヤーもいるかもしれないが、このイベントが真価を発揮するのは、「追加でエネルギーを使用した時」である。このイベント発生時に追加でエネルギーを使用すると、通常時よりさらに約10%ダメージが増加されるのである。このイベントは強制的に発生してしまうがノーコストのイベントなので、発生して困ることはない。ダメージ量は以下のように計算される。
追加エネルギー量 | 0個 | 1個 | 2個 | … | 10個 |
通常時 | 250 | 525 | 825 | … | 4125 |
イベント発生時 | 250 | 577 | 910 | … | 4537 |
また、このゲームには入手できるトロフィーに「ヤッダーバァアァァァァアアアアア」があり、シチュエーションフィニッシュ(バトルステージの特定の場所めがけて必殺技でとどめをさすことで原作で起きたシーンを再現するシステム)を初めて成功させることで入手できる。チョコラータ自身はプレイアブルキャラではないが、第5部モチーフのステージ「ローマ市街」で、敗れたキャラは彼と同じように「燃えるゴミは月・水・金」のゴミ収集車に吹っ飛ばされる。
TVアニメ
原作の登場シーンに先駆け、早期にシルエットのみ登場。
登場シーンは暗殺チームの2年前の回想で、暗殺チームにトラウマを与えた『輪切りのソルベ』事件の実行犯として描かれている。
原作では「誰がやった」かまでは語られていなかったが、チョコラータが「生きたまま人体を解剖できる」こと、またチョコラータが組織に入った時期が2年前という点も併せて適任との評判である。
また、上記のPS2版ゲームとは異なりアニメ版のグリーン・ディは下半身が人間と同様で二本足のデザインとなっている。
やったッ!見せろッ!動画をッ!わたしに関連動画をッ!
もたもたしてねーでさっさと奴らのあのイラストをクリップして来いッ!
さっき、おとなしくしていれば・・・ コミュニティへ入れてくれるって・・・
い・・・ 言ったくせに・・・
ヤッダーバァアァァァァアアアアア(関連項目)
- ジョジョの奇妙な冒険
- 黄金の風
- グリーンデイ
- 医師
- 見せパン
- セッコ
- ディアボロ
- 人間のクズ / 吐き気を催す邪悪
- マッドサイエンティスト
- シリアルキラー
- いともたやすく行われるえげつない行為
- ゴミ箱
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- ばいきんまん / かびるんるん
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