チラー(Chiller)とは、1986年にエキシディが制作したグロいガンシューティングゲームである。
GOOD 概要!!
画面下部のタイムゲージがゼロになる前に、ターゲットを撃って画面上部のノルマをゼロにすればステージクリアとなる。
ステージクリア時に表示される、グロい雰囲気の中での「GOOD SHOOTING!!」という台詞が非常にシュール。
各ステージにはHIDDEN(隠し条件)が8箇所存在し、8つのHIDDENを全て出現させると、ボーナスステージのスロットゲームをプレイすることが出来、スコアやフリーゲーム(1クレジット無料)を獲得することが出来る。
また、全4ステージ全てのHIDDENを達成すると、画面下部から撃ち出されるモンスターの頭などをクレー射撃のように撃つスペシャルステージを遊ぶことが出来る。
人体の欠損表現が登場するゴアゴアバイオレンスなゲームで、多数のアーケード店舗が入荷を拒否、「作者は病気」「よくもこんなキチガイゲームを!!」「この会社大丈夫か」という声が多数上がった誰得なゲームである。
…にもかかわらず、なぜかNES(海外版ファミコン)にも移植されている(ただし、縛られている人間などは生身の人間ではなく、モンスターであるという設定が為された)。
NES版ではステージの順番がアーケード版とは逆になり、HIDDEN達成の際のスロットゲームが削除されているが、HIDDENの位置などがかなり忠実に再現されている。
GOOD ステージ紹介!!
ステージは「TORTURE CHAMBER」「RACK ROOM」「HALLWAY」「GRAVEYARD」の4つ存在し、各ステージには、それぞれ8つのHIDDEN(隠し要素)が存在する。
なお、NES版はアーケード版とステージ進行が逆になっている。
ステージ1:TORTURE CHAMBER(NES版ではステージ4)
鎖で繋がれた男、ギロチンにかけられている男、棺に入れられた女、万力で頭をつぶされかけた男がいる拷問部屋。これらの人間を撃つと、人体が欠損していく。
●ギロチンを撃って男の首を切断する
●万力を3回撃って男の頭を潰す
●台の上に3つ並べられた頭のうち、中央の頭を撃つ
●ギロチンで転がった男の頭を撃つ
●鎖で繋がれた男の頭を撃つ
ステージ2:RACK ROOM(NES版ではステージ3)
ワニが住んでいる血の川がある拷問部屋で、縄に縛られて宙吊りになった男、板に縛り付けられた男、コンベアに載せられている男女のいるステージ。
●画面中央上部のレバーを3回撃ち、宙吊りになった男をワニに食わせる
●コンベアに載せられた男の頭を撃つ
●画面中央下部の縛られた男の胸を撃つ
●画面上部、床を横切るネズミを撃つ
ステージ3:HALLWAY(NES版ではステージ2)
大廊下。顔だけの怪物と、それから逃げる女がいる。また、天井には切断された足がひっかかっている鉄柵があり、画面右には落とし穴、画面左にはミイラが安置された棺がある。
●画面中央下部の床を撃つ
●天井に引っかかった足を撃つ
ステージ4:GRAVEYARD(NES版ではステージ1)
教会をバックにした、満月に照らされる夜の墓場。柵の上には串刺しになった生首があり、下半身が土に埋まった女がいる。時折、墓石の側で土の中から手が現れ、生首を画面右の炎の中に投げ込む。
●画面左下の墓石を撃つ
●土に埋まった女を5回撃ち、跡形も無くする
●串刺しになっている4つの頭の中の、一番左の頭を撃つ
●画面中央右、土の盛り上がった部分(草むら?)を撃つ
●画面左、尖っている墓石の頂点を撃つ
スペシャルステージ:BONUS ROUNDS
4つのステージの全てのHIDDENを成立させると、ステージ4終了後にスペシャルステージをプレイすることが出来る。
画面下から、頭蓋骨やゾンビの頭や心臓など(スロットゲームの絵柄と同じもの)がクレー射撃のように撃ち出され、プレイヤーはそれを画面外に漏らさないように撃ち落としていく。
複数ラウンド制で、一定数のターゲットを撃ち落とすとラウンドクリア、ターゲット1つあたりのスコアが上昇していくが、ターゲットのスピードも上がっていく。
ターゲットを1つでも画面外に出してしまうか、第16ラウンドをクリアするとスペシャルステージは終了し、ステージ1に戻る。
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