チーム・DDDとは、星のカービィシリーズに登場するボス軍団の名称である。
概要
元祖ラスボス、夢の泉の力をかりて
大量チームでおおあばれ!いくどとなく
やぶれつづけ、もはや 自分がラスボスで
あったことも わすれていたが… 今日こそ
大王のいじ、チームのきずな、見せてやる!
ニンテンドー3DSのダウンロード専用ソフト『カービィファイターズZ』の「ひとりで」モードのラスボス。星のカービィシリーズの元祖ラスボスであるデデデ大王が夢の泉の力で大量の分身を作り出し、徒党を組んでカービィに勝負を挑んでくる。その設定を反映してか手持ちのハンマーがスターロッドをモチーフにしたようなデザインの「スターロッド型ハンマー・デデデカスタム」になり、対戦ステージも夢の泉が舞台になっている。
上記のボス説明文に書いてあるデデデ自身がラスボスであったことを忘れていたという事実には突っ込みを入れたくなるが、それも仕方のない話でダウンロード専用ソフトとはいえデデデ大王が作品内の純粋なラスボスを務めるのは『コロコロカービィ』以来なんと14年ぶりとなっている。ついでに言えばこの説明文はTDXに登場したとあるボスの説明文のセルフパロディだったりする。
分身デデデ軍団といってもチームの殆どがサイズの小さい「ミニデデデ大王」で、後はミドルサイズの「コンビデデデ大王」2体とオリジナルのデデデ大王という構成になっている。しかし、その総数は非常に多く難易度の上昇に応じて24体、32体、47体、64体とどんどん増えていく。この戦いに敗れてコンティニューするとその度に1ランク下の数に減少する。ミニデデデとコンビデデデはデデデ大王に比べて技のバリエーションが少なくずっこけ、ハンマー叩き、デデデジャンプ、ホバリングという4種類の技しか使わないが、このうちずっこけだけは難易度が上がると回転しながら長距離を滑る性質に変化するという特徴がある。
最初は次々と出現するミニデデデ軍団との対戦になり一度に3~5体ずつ相手をする事になるが、ミニデデデは非常に貧弱で殆どの攻撃一発でふっとんでいくので包囲されないように立ち回りながら攻撃を当てていけばなんなく切り抜けることが出来る。難易度「むずかしい」まではミニデデデを数体倒すたびに回復アイテムが出現するが「めちゃむず」では一切出現しないのでこの後の戦いを考えればできるだけノーダメージでミニデデデ戦を終わらせたい。
ミニデデデたちを全滅させるとBGMの変化と共にデデデ大王がコンビデデデを引き連れて現れる。デデデたちは難易度「むずかしい」まではカービィのいる位置の左右どちらかに3体が並ぶように登場するが、「めちゃむず」ではデデデ大王とコンビデデデのどちらか1体がカービィを挟み込むように配置される。3人がかりで攻めてくるがコンビデデデは攻撃を当てると怯み、体力もデデデ大王に比べればそれほど高くないので速攻で倒すのであればあまり問題ない。デデデ大王はコンビデデデがいる間はミニデデデ&コンビデデデと同様の攻撃しか使ってこないがコンビデデデが全滅すると咆哮を上げながら『夢の泉デラックス』のデデデ大王並みのサイズに巨大化し、行動パターンが一気に増えてTDXで披露した新技も使ってくるようになる。一応コンビデデデを全滅させなければデデデ大王を巨大化させずに倒すことも可能だが、攻撃が重なり合って回避が難しい場合が多いのであまり得策ではない。難易度が上がるにつれて体力や技のバリエーションが増えていき行動感覚もどんどん短くなっていく。
倒すと悲鳴を上げながら背景の夜空までふっとんでいきお星さまになる。(恐らく初代星のカービィのやられ方のリスペクト)
難易度「めちゃむず」のデデデ大王は「大王の本気」と呼べるほどの凄まじい耐久力と攻撃力を誇り、さらにいくつかの攻撃は性質が大きく変わり全く別の攻撃へと変化している。また、巨大化前に使用するハンマー叩きとデデデジャンプに衝撃波が発生する効果が付加されている。攻撃を一発受けるだけでも致命的になりかねないので。出来るだけデデデ大王から距離を置き、ここぞという時を見定めて攻撃を当てていかなければ勝利するのは難しい。
ポーズ画面を開くと「めちゃむず」限定の説明文を見ることが出来るがその内容は歴代作品でのデデデ大王と関係のあるフレーズをごちゃ混ぜにした非常にネタ要素の強いものになっている。
以下、その説明文
元祖ラスボス、大王さまの 大逆襲。
・・・さあ、次はお前たちの番だ!と言っても
仲間は全員ミニサイズ。不覚だが やむをえない。
やい!しにぞこないのピンクだま!
チーム決戦の機は熟したぞ!いざ・・・やらいでか!
元のフレーズは分けると、「USDX(大王の逆襲)」、「あつめてカービィ」、そして「カービィ64」のムービータイトル「やらいでか(アニメカービィでもこの台詞を言っている)」だろう。
コンビデデデ&デデデ大王戦の戦闘BGMは難易度「むずかしい」までは本作のタイトルBGMが使われているが「めちゃむず」に限り「ヒストリー オブ デデデ」という専用曲に変更されている。GB音源風の「マスクド・デデデのテーマ」のイントロから始まり、その後は「Mt.DeDeDe→夢の泉の物語ボス戦→カービィボウルのメカデデデ戦→王位の復権:D.D.D.」のメドレーになっているという歴代でも最強クラスの強さを持つデデデ大王戦に相応しい非常に豪華なものになっている。
デデデ大王の行動パターン
巨大化後の攻撃
巨大化前の行動はミニデデデ&コンビデデデとほぼ同じ内容のため割合。
いくつかの技はステージ端にバックジャンプしてから使用するという特徴があるが、デデデの位置によってはバックジャンプせずにいきなり技を繰り出してくる。
- ずっこけ - おなじみのヘッドスライディング攻撃。体のサイズが大きくなったため最大までジャンプしないと飛び越えられなくなった。
- ホバリング - おなじみのホバリング攻撃。ホバリング中に攻撃を当てれば技を途中で中断させることが出来る。難易度「めちゃむず」では一切使用してこない。
- スーパーデデデジャンプ - おなじみの大ジャンプ攻撃。3回連続で行う場合と1回で終了する場合がある。難易度が上がるとジャンプで移動するスピードが上昇していく。
- 吸いこみ - おなじみの吸い込み攻撃。過去作に比べて効果範囲がかなり広く、攻撃時間もとても長い。うまく後ろに回り込めば攻撃のチャンス。難易度が上がると吸いこみ時間と吸引力が上がっていく。引き寄せられてもダッシュで踏ん張れば吸い込まれずに済むが攻撃終了後の隙が短いので、そのまま攻撃の発動が早いずっこけに繋げられると厄介。
- ハンマー叩きつけ - おなじみの殴りつけ攻撃。難易度「むずかしい」だと地上では2連続で叩いてくる。過去作と同じく空中に居るとジャンプして殴り付けて来るので注意。
- デデデトルネイド - デデデ自身が駒のように大回転する攻撃。ステージ端に移動した後、大回転しながら前進していきステージ中央まで来ると空中に浮かび上がり画面に自分のキーホルダーを4枚張り付けて視覚妨害をする。張り付いたキーホルダーは次のデデデの攻撃の途中あたりで自然に剥がれ落ちる。
- ハンマー振り回し - 難易度「ふつう」から使用するTDXの斧の舞に似た攻撃。ステージ端に移動した後、ハンマーを横に4回振り回しながら前進していき2回転した後に突進突きを繰り出す。最後の突進突きは反対側の端にいても当たるのでジャンプして飛び越えなければいけない。また、技の動作中にホバリングで飛び越えようとすると方向転換してくる。
- ハンマー大爆発 - 難易度「むずかしい」から使用するTDXのアクスボンバーに似た攻撃。その場でハンマーにエネルギーを溜めた後、大ジャンプして叩きつけ大爆発を引き起こす。攻撃自体は単調だが当たった時のダメージが非常に大きい。
- 光弾掃射 - 難易度「むずかしい」から使用するTDXのシャイニングアクスに似た攻撃。空中に浮かび上がり掲げたハンマーから光弾を撒き散らす。光弾はカービィのいる位置を狙って降り注ぐように落ちてくる。
めちゃむずで動作が変化した攻撃
- ずっこけ - 突っ込んでくる距離が長くなっただけではなく、一度突っ込んできた後に起き上がる姿勢を見せずに方向転換してもう一度突っ込んでくる。
- エクストラデデデジャンプ - スーパーデデデジャンプが変化した攻撃。ステージ端に移動した後、高速で5回ジャンプして反対側に移動して最後に衝撃波を飛ばし、その後はまた5回ジャンプを繰り返しながら最初の位置まで戻り再び衝撃波を飛ばす。ステージ端で攻撃を終えるので、そのままバックジャンプ動作を省いた別の攻撃に繋げてくることも多い。
- ハンマーファーマー - ハンマー叩きつけが変化した攻撃。ステージ端に移動した後、スマブラのハンマー状態のような動作で超高速でハンマーを叩きつけながらステージを往復し、元の位置に戻ると突然振り返って飛び上がりながらハンマーを叩きつけて衝撃波を飛ばす。
- デデデトルネイド - ステージ中央まで移動した後は左右に大きくぶれるような動きになり、画面に張り付けるキーホルダーもより大きくしかもTDXでは登場しないものばかりになった。
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関連項目
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