ツーリングカーは、主に100キロを超えるような長距離の移動を想定した車のこと。基本的にはくつろぎやすい車内環境を備えている。
概要
一般的な常用車と比べて、見た目はこれといって違いはない。
ただ、長距離の運転をしても疲れにくいシートの作りをしていたり、クルーズコントロールといった、ドライバーの運転を補助する装備がついていたりする。
エアコンの使用も現行のオートエアコンよりも更に温度センサーを敏感にさせて温度変化を小さくさせたり、レジスターから出る風量もごく自然な感じにさせるなど、とにかく便利さと快適さを追求された仕様になっている。
サスペンションは比較的柔らかく設定されており、地面から拾う凹凸の衝撃を極力抑えて運転者や同乗者にストレスを与えないように工夫されている。また、エンジン音も車内に響きにくくするために遮音材の材質を変えたり、エンジンマウントそのものに手を加えて振動を可能な限り殺すようにされている。
総じてこのような装備が奢られているのは今の所は高級車のみで、使用される目的も、普段の足代わりとして使われるより旅目的である場合が多いが、最近では手頃な大きさの乗用車にも採用しようと、各社では財政や市場需要と睨めっこしながら計画を立てているようだ。
モータースポーツにおいて、ツーリングカーレースというカテゴリーが存在するが、これは外見がツーリングカーに近いか又は実際に販売されているツーリングカーをベースにしたレーシングカーで競技を行うレースをこう呼ぶことがあるためだ。→WTCC、DTM(ドイツツーリングカー選手権)など
関連項目
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