概要
2022年4月23日発売の「POWER OF THE ELEMENTS」に登場した融合テーマ。
一部を除き闇属性・水族のモンスターとなっている。
また、1月に登場したスケクアロー、後の7月に登場したクシャトリラ同様、「ヴィサス=スタフロスト」を中心にしたストーリーに関連するテーマでもある。
英名は「Tearlaments」であり、「Tear(涙)」+「Lament(嘆き)」が語源の可能性がある。
特徴は下級モンスターによる墓地肥やし・デッキに戻す融合召喚であり、融合素材は再度デッキから墓地へ送れば再利用可能という点にある。
融合モンスターも墓地肥やし・相手への妨害が可能。自身が墓地に送られた場合の効果も兼ね備えており、専用罠カード発動に必要なリリースはむしろアドバンテージを広げる要因になる。
魔法・罠カードは「壱世界」と表記されるが「壱世界=ペルレイノ」を除き、「ティアラメンツ」と読む。
このテーマの扱いは場合によってはデッキや墓地のリソースを管理しなければならず、融合回数の制限が事実上存在し、墓地に落ちるカードにある程度ランダム性が存在する。そのため、デッキの動きとしては同時期のスプライトのようなゴリゴリに展開に特化するよりかはリソース管理型のミッドレンジに近い。
しかし、妨害の質と最終的な量がそれまでのミッドレンジとは常軌を逸しており、様々なカードを取り込める拡張性が、以下のような長期に渡って環境トップとして君臨し続けた要因になっている。
環境への影響
闇属性・融合テーマということで、当初からシャドール・烙印・捕食植物・召喚といった汎用性の高い既存の融合テーマを組み合わせたデッキで環境上位に食い込んだ。この段階ではスプライト(特に【ガエルスプライト】)に次ぐ環境2番手に過ぎなかった。1か月後、「デュエリストパック-輝石のデュエリスト編-」が現れるまでは……
【イシズティアラメンツ】
このパックには原作でイシズ・イシュタールが使用した「現世と冥界の逆転」と関連する新規カードが収録。「現世と冥界の逆転」はバトルシティ編で海馬瀬人との戦いで、デッキ破壊を得意とする海馬をデッキ破壊で追い詰めた罠カードだ。
エラッタ後の「現世と冥界の逆転」を活用するには墓地肥やしが前提だが、新規で登場する関連カードは墓地肥やしと自身が墓地に送られた場合の効果を兼ね備えていた。そう、ティアラメンツと組むことで、強力なシナジーが産まれたのだ。
まず、「ティアラメンツ」モンスターに墓地肥やし効果がついており、必要であればケルベク・アギドの墓地肥やし効果が使える。ここにケルドウ・ムドラが墓地に落ちると、実質的にフリチェの墓地妨害が1つ増えることになり、様々なデッキの対面相性を良くし、ミラー戦においても非常に重要な動きになる。
結果、墓地リソース使い放題な上に相手のデッキ切れも狙える【イシズティアラメンツ】が環境トップに急浮上した。宣告者との相性も良く、シャドールを併用するデッキも見られるようになった。
7月には更なる追い風がやって来た。ティアラメンツの新規カードとリミットレギュレーションの改訂だ。
スプライト・ティアラメンツいずれも直接禁止・制限入りしたカードは無いが、「餅カエル」禁止で【ガエルスプライト】は大きな打撃を受けたのに対し、ティアラメンツは「烙印」魔法に制限が加えられた程度で【イシズティアラメンツ】への影響はゼロ。
改訂後、新パックでティアラメンツの新規カードが登場したが、スプライトもまた新たなカードを携えてきた。結果、改訂後も二強であることに変わりなく、後発の【深淵の獣】が【烙印】と組み合わせることで三番手に位置し、日本選手権でも【イシズティアラメンツ】が優勝した。
2022年秋の規制・【クシャトリラティアラメンツ】
流石に公式も【イシズティアラメンツ】の影響を無視できなくなり、10月の改訂で「壱世界=ペルレイノ」が制限、「ティアラメンツ・ハゥフニス」が準制限となった。
一方で、10月の新パックではクシャトリラがティアラメンツを巻き込んだ新カード「ティアラメンツ・クシャトリラ」が登場。
元々出張採用が目立っていたクシャトリラと環境トップのティアラメンツの両方を兼ね備えたカードであり、【イシズ】も規制を受けていたため、イシズパーツを不採用にして、「クシャトリラ」との混合デッキが環境で台頭。結局、ティアラメンツ・クシャトリラの二強が大会を席巻、ティアラメンツは半年近く環境のトップを走り続けた。
2023年冬・春の規制
2023年1月の改訂で更に厳しい規制が加えられキトカロスが禁止、シェイレーン・レイノハートが制限に指定された。ルルカロスはキトカロスを素材に融合召喚するが、「沼地の魔神王」をキトカロス代わりにすることで融合召喚は可能で、「ティアラメンツ」での「沼地の魔神王」にはそれ以上の価値がある。
(詳細は「沼地の魔神王」の記事参照)
とはいえ、ここまで5枚の規制(禁止1、制限3、準制限1)を生み出しており、クシャトリラも複数枚規制を受けたことから、前年秋の規制前から大幅に弱体化されることとなった。
それでも、過去のOCGでは【征竜】のように徹底的な規制を受けつつも、他テーマも取り込んでしぶとく生き残ったテーマが存在した。ティアラメンツもその例に漏れず、烙印・シャドール・イシズ・クシャトリラなど様々なテーマと手を組んで抗い続けた。結果、環境は【ピュアリィ】や【超重武者】といった勢力が台頭しつつもティアラメンツがトップに立つこととなった。
また、「クシャトリラ」も大打撃を受けたことで、【イシズティアラメンツ】に「クシャトリラ」を入れたデッキのような形態になっていた。
この間、海外でも2月の改訂で禁止1、制限3(イシズ側も制限4)とOCGに近い規制となっていた。
そして4月の改訂でメイルゥ・ハゥフニスが制限となったことで、規制対象が6枚に(禁止1、制限5)増加。イシズ側も海外同様制限4と2つのテーマで10枚の規制カードを生み出す結果となった。
徹底した規制を受けたティアラメンツだったが、空いた枠に今度はティアラメンツ魔法・罠カードや本来の召喚方法である「融合」魔法、《グローアップ・バルブ》など墓地肥やしのカードを入れた構築等注目されている。
2023年春環境
ここまで大打撃を受けた【ティアラメンツ】であるが、この規制の中でどれだけやれるのか興味を示すプレイヤーも少なくなかったようで、大会環境には未だによく登場するテーマである。(ここまで制限カードだらけでも入賞自体は一定数おり、このデッキの有様はかつての【魔術師】を彷彿とさせる状態になっている。)
ただし、さすがにテーマパワーの落ち方が非常に大きく、【ピュアリィ】や【超重武者】が無規制であり、【VS(ヴァンキッシュ・ソウル)】や【エクソシスター】の台頭もあってか、現状ではトップの座からは転落しているようだ。
ティアラメンツは環境の変化に呑まれていくのか、それともかつての【征竜】と同じ末路を辿るのか……
相性の良いカード
イシズカード
「現世と冥界の逆転」及びその名が記載されたカード群。 ⇒ 現世と冥界の逆転
クシャトリラ
他の組み合わせとは異なり、裏側除外による妨害・墓地融合を組み合わせた戦い方になる。
⇒ クシャトリラ
沼地の魔神王
シャドール出張
「シャドール・ビースト」の墓地効果で1枚ドローしたり、「エルシャドール・ミドラージュ」を融合召喚して相手の展開を封じることが可能。
烙印
「烙印融合」でデッキ融合しつつ、手札コストでティアラメンツモンスターを捨てて更なる融合召喚に繋げることが可能。
「灼熱竜マスカレイド」なら、ミラー戦で相手のLPを削ることが可能。
捕食植物
闇属性が多いティアラメンツモンスターと融合召喚することが可能。
マスク・チェンジ・セカンド
ティアラメンツの闇属性モンスターを「マスク・チェンジ・セカンド」をリリースすることで「M・HERO ダーク・ロウ」を特殊召喚。墓地のイシズモンスターで相手のカードを一方的に墓地送りにすることが可能。
ジェムナイト出張(OCG・TCG不可)
マスターデュエルで禁止となった「簡易融合」の代わりに「ブリリアント・フュージョン」1枚でキトカロスに繋げる方法。
「ジェムナイト・アイオーラ」とティアラメンツモンスターを素材に「ジェムナイト・アメジス」を融合召喚、アメジスと墓地のティアラメンツモンスターでキトカロスを融合召喚することが可能。
グローアップ・バルブ(TCG・マスターデュエル不可)
OCGで制限カードに復帰した「グローアップ・バルブ」は、デュエル中1度だけ墓地から蘇生することが可能。
イシズモンスターor「沼地のドロゴン」と組み合わせて「ナチュビ・ビースト」、「ティアラメンツ・クシャトリラ」等と合わせて「混沌魔龍 カオス・ルーラー」、「ティアラメンツ・カレイドハート」等と合わせて「フルール・ド・バロネス」と、これまで融合召喚中心だったティアラメンツにシンクロ召喚という活路が見いだされた。
上記の他にも「絶海のマーレ」「デビル・フランケン」、「スプライト・エルフ」、宝玉獣出張等が存在する。
遊戯王マスターデュエルにおいて
マスターデュエルでは2023年4月10日の新パック「ブレッシングス・オブ・ネイチャー」にて実装。
順番としてはPOTEの中では春化精と共に最後の登場となる。一方でルルカロスをはじめ「DARKWING BLAST」のカードも収録されており、「ティアラメンツ・クシャトリラ」を除く全カードが使える状態でスタートを迎えた。
当然ながら、以下の事前規制が加えられており、テーマ単体で制限2準制限3、イシズも合わせて8枚ものカードが規制対象となった。特にキトカロスはSRであることから、明らかに禁止になることを念頭に置いたレアリティ設定と見られる。
制限カード
準制限カード
- ティアラメンツ・シェイレーン
- ティアラメンツ・メイルゥ
- ティアラメンツ・ハゥフニス
しかし、蓋を開けてみればランク戦はティアラメンツ一強状態と化したので、10日後の4月19日に5月1日以降のリミットレギュレーションが発表。
「簡易融合」禁止、「沼地の魔神王」「おろかな副葬」が制限カードに指定された。
それでも普通に戦えてしまうのがティアラメンツの恐ろしさであるが。
対策
ミッドレンジ型デッキの対策としては、展開のカギとなる効果を1つ1つ潰していく必要がある。
手札誘発
《灰流うらら》や《屋敷わらし》、《D.D.クロウ》に《エフェクト・ヴェーラー》のような妨害系をピンポイントで当て続ければ相手の展開を止めることが可能。
但し、手札誘発は基本的に「1枚で1つの仕事」しかしため、他のテーマ以上に使いどころを慎重に見極める必要がある(例外は《増殖するG》だが、相手が展開を止めるかどうかは場合によりけり。)
墓地封じ・除外
《ソウルドレイン》のように墓地のモンスター効果を封じるか、《次元の裂け目》《マクロコスモス》のようにモンスターを除外するカードに弱い。
【エクソシスター】は下級モンスターは墓地からカードが離れた時にX召喚する効果を持つ。エクシーズ主体のテーマかつ、カードの墓地活用も基本行わないため上記の墓地封じや除外との相性が良い。
また、ティアラメンツ側もミラー対策としてランク4《深淵に潜む者》を採用することも。
イシズカード
墓地の《宿神像ケルドウ》や《剣神官ムドラ》はフリーチェーンで自分・相手の墓地のカードを任意にデッキに戻す効果を持つ。これを墓地で融合召喚しようとするティアラメンツモンスターを対象にすることで、効果を不発にすることが可能。これも《深淵に潜む者》同様ミラー戦で(ry
また、墓地に《現世と冥界の逆転》がある状態で場に《墓守の罠》があると、相手は墓地のカードを発動出来ずに詰む。ミラー戦なら(ry
カード紹介
壱世壊=ペルレイノ/Primeval Planet Perlereino
フィールド魔法(2022年10月より制限カード)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」1体を手札に加える事ができる。
(2):自分フィールドの融合モンスター及び「ティアラメンツ」モンスターの攻撃力は500アップする。
(3):自分フィールド・墓地の「ティアラメンツ」モンスターがデッキ・EXデッキに戻った場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
発動時に「ティアラメンツ」か「ヴィサス=スタフロスト」をサーチする効果を持ち、自分の融合モンスターと「ティアラメンツ」に対する全体パンプ効果を持つ。
そのため、戦闘面への貢献も非常に大きい。
また、(3)の破壊効果は下級「ティアラメンツ」の融合召喚効果やイシズパーツであるケルドウ・ムドラのデッキバウンス効果で起動する。
メインデッキのモンスター
共通効果(水族)
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):(固有の発動条件や処理を行った後に)
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
融合モンスターカードによって決められた、
墓地のこのカードを含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から好きな順番で持ち主のデッキの下に戻し、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
基本的に水族の下級モンスターで墓地を肥やし、デッキに戻して融合召喚という流れを繰り返す。
ティアラメンツ・メイルゥ/Tearlaments Merrli
効果モンスター(2023年4月より制限カード)
星2/闇属性/水族/攻 800/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
融合モンスターカードによって決められた、
墓地のこのカードを含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から好きな順番で持ち主のデッキの下に戻し、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
始動要員にもなるが、召喚権を他のモンスターに使いたい場合は「ティアラメンツ・キトカロス」の効果で特殊召喚するとよい。
また、「スプライト・エルフ」に対応したモンスターのため、相手ターンに特殊召喚することが出来ていた。
ティアラメンツ・ハゥフニス/Tearlaments Havnis
効果モンスター(2023年4月より制限カード)
星3/闇属性/水族/攻1600/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がフィールドのモンスターの効果を発動した時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
融合モンスターカードによって決められた、
墓地のこのカードを含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から好きな順番で持ち主のデッキの下に戻し、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
相手のターンにおける展開要員。
相手依存の面があるため、妨害されるのを念頭に置くと良いだろう。
ティアラメンツ・シェイレーン/Tearlaments Scheiren
効果モンスター(2023年1月より制限カード)
星4/闇属性/水族/攻1800/守1300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分の手札からモンスター1体を選んで墓地へ送る。
その後、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
融合モンスターカードによって決められた、
墓地のこのカードを含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から好きな順番で持ち主のデッキの下に戻し、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
基本展開となるカード。
(1)で手札から墓地へ送る効果はコストではなく効果であるため、ティアラメンツやシャドールの「墓地で送られた時に発動する効果」に繋げることが可能。
ティアラメンツ・レイノハート/Tearlaments Reinoheart
効果モンスター(2023年1月より制限カード)
星4/水属性/戦士族/攻1500/守2100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ティアラメンツ・レイノハート」以外の「ティアラメンツ」モンスター1体を墓地へ送る。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚し、自分の手札から「ティアラメンツ」カード1枚を選んで墓地へ送る。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
戦士族である点に注意。
初動要員となるカード。他の下級モンスターと異なり任意のティアラメンツモンスターを墓地に送ることが可能。「ティアラメンツ・カレイドハート」の融合素材に指定されているため、「融合派兵」でリクルートすることも可能。
ティアラメンツ・クシャトリラ/Tearlaments Kashtira
効果モンスター
星7/水属性/サイキック族/攻2300/守1200
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分の手札・墓地から
「クシャトリラ」カードまたは「ティアラメンツ」カード1枚を選んで除外する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分または相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
(3):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
2022年10月15日発売の「PHOTON HYPERNOVA」に登場。
サイキック族である点に注意。
カード名の通り、ティアラメンツとクシャトリラの効果を併せ持ったカードである。
(1)の効果はハゥフニス同様、後攻1ターン目でも召喚するが、手札・墓地の「クシャトリラ」カードまたは「ティアラメンツ」カードを除外する必要がある。どちらかというとクシャトリラ向けの効果。
しかし、召喚に成功すれば(2)の効果でティアラメンツ十八番の墓地肥やしが可能。
(3)の効果も墓地肥やしであるため、(2)(3)の効果はティアラメンツ向けの効果といえる。
ちなみに、融合モンスターに同じ攻守・水属性のモンスターがティアラメンツに存在するのだが、まあそういうことである。
融合モンスター
ティアラメンツ・カレイドハート/Tearlaments Kaleido-Heart
融合・効果モンスター
星9/闇属性/悪魔族/攻3000/守3000
「ティアラメンツ・レイノハート」+水族モンスター×2
このカードは融合素材にできない。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、またはこのカードがフィールドに存在する状態で、
水族モンスターが効果で自分の墓地へ送られた場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚し、デッキから「ティアラメンツ」カード1枚を墓地へ送る。
闇属性・悪魔族モンスター。
(1)のバウンスはティアラメンツの効果で墓地送りすれば容易に発動可能。
(2)の効果で1ターン1回限りの蘇生も可能。その後の効果で更に融合召喚に繋げられる。
ティアラメンツ・キトカロス/Tearlaments Kitkallos
融合・効果モンスター(2023年1月より禁止カード)
星5/闇属性/水族/攻2300/守1200
「ティアラメンツ」モンスター+水族モンスター
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ティアラメンツ」カード1枚を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
(2):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・墓地から「ティアラメンツ」モンスター1体を選んで特殊召喚し、
対象のモンスターを墓地へ送る。
(3):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。
(1)の効果はサーチor墓地送り。罠カードをサーチすることで最悪このカードの融合召喚で展開を止めることが可能。
(2)の効果は1:1交換だが、墓地に送られた際に発動する効果に繋げると効果的だ。
(3)の効果で自身が効果で墓地に送られた時、更に墓地肥やしすることが可能。
【ティアラメンツ】では「ティアラメンツ・メイルゥ」をサーチし、(2)効果を使用して自爆することで、最大8枚の墓地肥やしが出来る。
また、《簡易融合》でこのモンスターの特殊召喚を行い、(1)効果を使うことでサーチ要因にもなる。これで、何の偶然かこれによってとある同じ攻守ステータスのモンスターにアクセス出来、【クシャトリラ】でも優秀なカードになり得る。
また、攻撃力が非常に高く、「エルシャドール・ミドラーシュ」を上回っている。
ティアラメンツ・ルルカロス/Tearlaments Rulkallos
融合・効果モンスター
星8/水属性/水族/攻3000/守2500
「ティアラメンツ・キトカロス」+「ティアラメンツ」モンスター
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外の自分の水族モンスターは戦闘では破壊されない。
(2):モンスターを特殊召喚する効果を含む効果を相手が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「ティアラメンツ」カード1枚を選んで墓地へ送る。
(3):融合召喚したこのカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(1)の効果で戦闘破壊を防ぎ、(2)の効果で相手が効果で特殊召喚しようものなら無効にした上で、こちらが展開するといった流れが可能。
(3)の効果は蘇生効果だが、蘇生されたこのカードが破壊されると効果は発動出来ないため注意。
「ティアラメンツ」魔法カード
壱世壊に渦巻く反響(ティアラメンツ・グリーフ)/Tearlaments Grief
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分のデッキ・墓地から「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」1体を選んで特殊召喚する。
その後、種族または属性がこの効果で特殊召喚したモンスターと同じとなる自分フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、除外されている自分の「ティアラメンツ」罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
効果自体はフィールドとデッキ・墓地のモンスターの交換であり、これでフィールドの「ティアラメンツ」を墓地へ送れれば、融合素材揃っていれば融合召喚になる。
効果で墓地へ送られれば、除外状態の「ティアラメンツ」罠カードを回収できるが、それらが除外されることはほとんどない。
壱世壊を揺るがす鼓動(ティアラメンツ・ハートビーツ)/Tearlaments Heartbeat
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
その後、自分の手札を1枚選んで墓地へ送る。
自分フィールドに「ヴィサス=スタフロスト」が存在する場合、この効果の対象を2枚にできる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、自分の墓地の「ティアラメンツ」罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
魔法・罠の除去になり、速攻魔法なため、テーマ専用の「サイクロン」のような扱いに出来る。ただし、手札1枚を墓地へ送る必要があることに注意。
手札から「ティアラメンツ」を墓地へ送れれば、融合素材が揃っていれば更に1妨害が立つ。
壱世壊を劈く弦声(ティアラメンツ・スクリーム)/Tearlaments Scream
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドにモンスターが召喚・特殊召喚された場合に、
自分フィールドに「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」が存在していれば発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
このターン、相手フィールドのモンスターの攻撃力は500ダウンする。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「ティアラメンツ」罠カード1枚を手札に加える。
フィールドに「ティアラメンツ」か「ヴィサス=スタフロスト」を要求するが、自分相手問わずモンスターが展開されればデッキトップ3枚捲れる。
効果で墓地へ送られた場合に罠カードのサーチになり、妨害が構えられる。
嫋々たる漣歌姫の壱世壊(ティアラメンツ・ペルレギア)/Tearlaments Perlegia
フィールド魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの融合モンスター及び「ティアラメンツ」モンスターの攻撃力は500アップする。
(2):水族の「ティアラメンツ」モンスターが効果で自分の墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の水族モンスター1体を墓地へ送る。
この効果で「ティアラメンツ」モンスター以外のモンスターを墓地へ送った場合、
このターン、自分はこの効果で墓地へ送ったカード及びその同名カードの効果を発動できない。
「壱世壊=ペルレイノ」と同様の、自分の融合モンスターと「ティアラメンツ」に対するパンプ効果を持ち、「ティアラメンツ」を墓地へ送った場合、更に水族を墓地へ送ることが出来る。ただし、実質「ティアラメンツ」しか墓地へ送ってはいけないような制約がついている。
一応、「融合」サーチを使うことがない状況で、「沼地の魔神王」を送ればカバーできる。
唯一「ティアラメンツ」名称のサポートカードで墓地での効果がなく、「壱世壊=ペルレイノ」のようなサーチ効果もないため、採用としては厳しいところか。
「ティアラメンツ」罠カード
全てのカードでフィールドに「ティアラメンツ」か「ヴィサス=スタフロスト」が存在している必要がある点には注意。
また、効果で墓地へ送られた場合でも効果を持つ。
壱世壊に軋む爪音(ティアラメンツ・メタノイズ)/Tearlaments Metanoise
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」が存在する場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
その後、デッキから「ティアラメンツ」モンスター1体を墓地へ送る。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「ティアラメンツ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
相手モンスターを裏側守備に出来る罠カードで、ついでのようにデッキから「ティアラメンツ」モンスターを墓地に落とせる。
このカードと場の「ティアラメンツ」で1妨害になる上に、墓地に融合素材があれば、更に1妨害が立つという恐ろしいボードアドの取り方をするカードである。
また、効果で墓地へ送られた場合に墓地からのサルベージになる。
壱世壊に澄み渡る残響(ティアラメンツ・クライム)/Tearlaments Cryme
カウンター罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」が存在し、
モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、そのカードを持ち主のデッキに戻す。
その後、自分の手札からモンスター1体を選んで墓地へ送る。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、
除外されている自分の「ティアラメンツ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
「ティアラメンツ」における万能無効のカウンター罠カードであるが、手札にモンスターを抱えていないと使えない点には注意。
その面では上記のメタノイズと比較すると使いにくいが、テーマ内で魔法・罠対策が充分ではないこともあり、通せるのであれば非常に強い妨害となる。また、手札で「ティアラメンツ」が切れれば、墓地に融合素材があれば更に1妨害が立つ。
また、効果で墓地へ送られた場合には除外からのサルベージになり、ピンポイントで除外されてしまったカードもこれで帰還できる。
壱世壊に奏でる哀唱(ティアラメンツ・サリーク)/Tearlaments Sulliek
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」が存在する場合、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果を無効にする。
その後、自分フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「ティアラメンツ」モンスター1体を手札に加える。
相手モンスターの効果を無効に出来る永続罠カードでトレードとして自分のモンスターが必要で上記のクライムと比べると、無効できる範囲が限られているが、カレイドハートや復活していないルルカロスであれば、墓地から戻ってくるためにコストにしやすい。
また、上記のクライムと比べると追加のコストが実質必要ないため、フィールドの「ティアラメンツ」を墓地へ送る手段として使える。そのため、融合素材揃っていれば更に1妨害が立つ。また、永続罠であるため、相手に割られない限り常駐する1妨害兼アド取りになるのも大きいだろう。
一方、墓地効果は非常に優秀でサーチになるが、「救いの架け橋」や「トリヴィカルマ」で「壱世壊=ペルレイノ」をサーチしても良い。
関連コミュニティ・チャンネル
ティアラメンツに関するニコニコミュニティもしくはニコニコチャンネルを紹介してください。(特にない場合はこの部分を削除してください)
関連項目
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- 0pt