ティム・フォリン(Tim Follin/Timothy John Follin)はイギリス出身の元ゲーム音楽作曲家である。現在は作曲家としては引退し、総合メディアクリエイターに転身した。
日本ではそもそも彼の関わったゲーム自体が余り出ていないため知名度が少々落ちるのだが、海外では神作曲家の一人と目されている。
概要
1985年にデビューした時はまだ15歳だったという早熟の天才。8ビット時代に活躍していながら、古代祐三よりもさらに若くデビューも早かった、といえば大体年代が分かると思う。
正規の音楽教育はほとんど受けておらず、一年程音楽学校に通った程度。後は同じくゲーム業界に進んだ兄の指導で、電子音源技術(それも本格的なのではなく、制約の多い家庭用マシン)に習熟していったらしい。楽曲的には本場英国ロックの影響が強い。
作曲能力自体も素晴らしいが、やはり誰もが驚くのは、その異常なレベルの音源操作能力であろう。とにかく聞けば分かる。
ゲーム的には微妙なのが多いので分かりづらいが、「ゲームの音楽は無意識の体験を表現するものだ」「環境の一部のようなものであるべき」という哲学を持っている(近いのは任天堂の近藤浩治辺りだろうか)。実際まともな出来の作品の場合、プレイ中は意外なほど没入感が高く、単なるテクニシャンで終わらない所も彼の音楽の魅力だろう。
お勧め巡礼ルート
とりあえず日本人は聞きなれたファミコン音源辺りから入るのがイチオシである。拡張音源どころかDPCMすら使ってない事を頭に入れておくとさらに楽しいかも知れない。なお、以下が作品の全てではない。
ファミコン篇
- ソルスティス オープニング
- Silver Surfer
- AVGNの「銀のクソ」でお馴染になったクソゲー。だが曲は文句なしに神。凄まじい厚みの音だが、もはやどうやって鳴らしているのかもよく分からない……。
Main BGM #1 Level Theme 2
- AVGNの「銀のクソ」でお馴染になったクソゲー。だが曲は文句なしに神。凄まじい厚みの音だが、もはやどうやって鳴らしているのかもよく分からない……。
- Treasure Master
メガドラ篇
スーパーファミコン篇
Tim耳ができたらZX SpectrumやCommodore 64、Amigaへと進むとよい。どれも最高である。
関連動画
基本
関連項目
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