ティモシー・モートン(1968~)とは、20世紀末から21世紀にかけて活動している哲学者である。
概要
ライス大学教授。オブジェクト指向存在論に属するが、もとはロマン主義文学の研究から出発している。
『ハイパーオブジェクト』において「地球温暖化」といった時間的・空間的に巨大な対象を考察する。こうした対象を「ハイパーオブジェクト」と呼び、以下の5つの特徴を持つとする。
- 粘性:ハイパーオブジェクトは切り離せずまとわりつく
- 非局所性:ハイパーオブジェクトそのものを直接経験することはできない
- 時間的うねり:膨大な時間的スケールをかけて徐々に変化する
- 位相:三次元的な認識によって全体をとらえることはできない
- 間対称性:非人間的対象が「網目」をなして相互作用する
関連項目
- <哲学>
- 現代思想
- グレアム・ハーマン
- レヴィ・ブライアント
- イアン・ボゴスト
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