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「北に長く囚われ、故郷に戻ることさえ叶わなかったこの私を、今更連れて行く気？――そう。お前についていってこの世界を見てみようか」
ティルピッツとは、STGアプリゲーム「アズールレーン」の登場キャラクターである。
イラストレーターはハオ、CVは田中敦子である。
待つことに慣れてしまうと、待っていたものの概要が失われる……
| KAN-SEN名 | |
|---|---|
| ティルピッツ KMS Tirpitz |
|
| 基本情報 | |
| 所属 | 鉄血 |
| 艦種 | 戦艦 |
| レアリティ | SSR |
| CV | 田中敦子 |
| イラスト | ハオ |
| 艦歴 | |
| 国籍 | ドイツ |
| 出身地 | ニーダーザクセン州 |
| 造船所 | ヴィルヘルムスハーフェン海軍工廠 |
| 艦級 | ビスマルク級戦艦2番艦 |
| 進水日 | 1939年4月1日 |
| 就役 | 1941年～1944年（ナチスドイツ軍） |
| 最期 | 1944年11月12日（沈没） |
| 備考 | |
イベント「鏡写されし異色」にて初登場した鉄血所属の戦艦でレアリティはSSR
イベントでの報酬ポイント「Pt素子」での交換対象であり、その代価は大きいものの、しっかりとイベントをプレイすれば間違いなく交換できる存在であった。
2018年6月28日からイベント復刻があり、再びポイント交換対象となった。未所持の指揮官は、今度こそお迎え出来たであろうか。2018年7月中旬以降は再び入手不可能となっている。また違った形での復刻か、はたまた恒常実装がいずれ行われるであろうから、それを待とう。2019年8月15日、大型建造に恒常実装となった。ピックアップはないため、未入手の指揮官は焦らずに狙おう。
Twitterでのキャラクター紹介
では下のように紹介されている。
- 表面上は沈着冷静だが、実は孤独で心を固く閉ざしている。
- 最初は指揮官にも心を閉ざしているが、次第に温もりを知るようになる。
- ある出来事から長いあいだ待ち続けた影響か、姉の存在はおぼろげにしか思い出せない。
常に硬い表情でおり、母港での絵や、ロード画面でのイラストで見られるように、あえて遠くを見つめるような仕草をしており、めったにカメラ目線を見せてくれない。
常に孤独を感じながら、世の非情を儚んでいる。「何も出来ずにただ待つ」という過酷な状況を何度も味わってきたのか、「任務があるだけで幸せ」と語ることがある。
指揮官に対しても、戦いに身を投じる者同士の思いを知ってか「寒いか？」と同情のような素振りを見せる。ただ、局部にタッチすると「あとでどう料理してやろうか…」と静かにお怒りである。怖い。
指揮官との親密度が上がっていくと、彼との触れ合いの中でその温もりとすべてへの諦めの間で苦悩することになる。しかし、「愛」になると…ぜひとも指揮官の手で彼女を迷いから開放してあげよう。
ロイヤルの空母ヴィクトリアスとは、史実で空爆を受けた過去があり、イベント「凛冽なりし冬の王冠」では、二人で敵同士ながらも熱い会話を交わした。その時は物別れに終わるが、お互いに感じるものがあったようだ。そのせいか、母港ではヴィクトリアスは押しかけ友達としてティルピッツの部屋に航空機を差し向けて爆弾を落としては遊びに誘っているらしい。…いや、それってどう見てもただの空爆だろ…。
戦略目的か……砲塔を艤装したのに、それが弾薬を撃つためにあるわけではない…皮肉だと思わないか？
銀髪をボブカットに切りそろえ、蒼い瞳の切れ長の目はそのクールさを際立てている。全体に白のイメージの軍服に黒のタイトスカート。ポイントには元ネタのドイツの国旗カラーを思わせる黄色と赤色のストライプが入っている。足に履くロングブーツ、頭につけている軍帽も白。ファー付きの白いマントを羽織り、そのマントにも黄色と赤色のストライプがあしらわれている。露出度は少なめでいかにも冬の光景が似合うスタイルである。
艤装は四基の連装砲を備えた鉄血特有の生物風艤装を背に抱えている。そして、鉄血の海軍旗をタペストリーとして取り付けたマストを左手に持っている。
2018年8月9日のアップデートで、水着着せ替えが期間限定販売で実装された。
タイトルは「氷溶ける夏」。白いビキニに包まれたその艦（フネ）としての姿は、いつもの露出低めの衣装では隠されていた見事なものである。
Live２D実装されているので、値は少し張るが、その孤高の女王の美しい姿を自分のものにしたい指揮官はダイヤを貯めてでも買うことにゃ。上記恒常実装とともに、こちらも恒常販売となったにゃ。
2019年9月18日のアップデートで、パーティー着せ替え「鉄血の氷風」が実装された。
ビスマルクのドレス「鉄血の威光」と対照的な、白いドレスである。その表情はすっかり柔らかくなり、指揮官のもとで氷の心が溶かされつつあることを実感できる。2周年イベントの限定販売なので、ビスマルクとドレス姿で揃えたい指揮官はショップへどうぞにゃ。
どんなに強くても、相手がないと意味はないが……（能力）
スペックについては、さすがSSR戦艦と言うべきもの。ロイヤル巡洋戦艦最強のフッドと肩を並べる耐久値と、ウォースパイトに次ぐ火力を誇る。唯一対空については補正値が90%となっているのがウィークポイント。下記の通り限界突破で磁気魚雷も撃てるようになる。その雷装値は魚雷型重巡洋艦に匹敵するものがある。対空は前衛艦隊に得意な艦を配置するか、強力な対空砲台でもある工作艦に随伴してもらうのがいい。
攻撃モーションは遅く、自爆ボートの処理は苦手だった。だが、2018年7月17日のアップデートで副砲のモーションが速度向上。砲座が少ないという不利はあるもののスキルでカバーできる。さらに魚雷も自爆ボートの迎撃に有効で、がぜん対自爆ボートの戦闘力は上がったといえる。
スキルは次の2つ
孤高なる北の女王
彼女を彼女たらしめているスキルである。主力艦隊の中で彼女だけが戦艦のときだけ発動する。当然、他に戦艦や巡洋戦艦を配置すれば無効となってしまう。例外として、航空戦艦（扶桑型改）は随伴してもスキルが発動する。護衛艦隊を潰して回るときは、主力艦隊が戦艦＋空母（軽空母）＋工作艦という形になりやすいため、このスキルが活かされることになる。
あるいは、燃費節約のために主力艦隊を彼女一人に絞った構成もアリである。
最大30%と言っても、ダメージ値への直接上乗せなので、他の火力値へのバフに比べて効果は絶大である。ちなみに弾薬切れ状態になっても、依然30%がそのまま乗るのでダメージの落ち込みが小さい（他の艦が威力半減に対して、ティルピッツは3分の2ほどにとどまる）。まさに、護衛艦隊潰しの際は大いに頼りになるのだ。
磁気魚雷
限界突破を2度行うことで解禁される。
35秒毎(最大レベルで15秒毎)、敵を追尾する磁気魚雷を4発発射する(威力はスキルレベルによる)
鉄血戦艦（巡洋戦艦）の最大の特徴である魚雷攻撃。彼女を語る上で外せないものである。
シャルンホルスト姉妹の魚雷発射より本数が1本多く、非常にゆっくりとした速度で強い誘導が掛かるのが特徴であり、上記の自爆ボートの迎撃のみならず敵艦に対してもダメージを与えられる。ただ、雷装の数値は前述の通りであり、同格の相手に対しては削り程度と思っておこう。
姉さん……そう言えば、たしかに姉が…はぁ、もう忘れかけるところだったわ
戦艦ティルピッツはビスマルク級戦艦の2番艦。艦名はドイツ帝国の海軍元帥で、ドイツ海軍近代化に力を振るったアルフレート・フォン・ティルピッツ海軍大臣から取られている。
1939年4月1日に進水、1941年2月25日に竣工した。しかし、彼女が就役した時には第2次世界大戦はとっくにはじまっており、姉のビスマルクはわずか3ヶ月後の5月に英海軍に撃沈されたのだった。いきなり姉妹は永遠に引き裂かれ、ティルピッツは孤独の生涯を宿命付けられたのだ。
当初は姉妹揃って通商破壊戦で連合側のシーレーンを壊しまくり、恐怖と実際の物資的損害を与えまくるはずだった。だが実際は1年近く本国に留め置かれ、1942年にノルウェー最北端のフィヨルドへ移動。ここはイギリス本土からの爆撃機も航続距離が続かず、安全な場所であった。ティルピッツは北にその存在を置くことで、イギリスにプレッシャーを与える役目を負うことになったのだ。
もちろん、イギリスとしてもこの「目の上のたんこぶ」をそのままにしておく気はなく、あらゆる手段を講じて彼女を行動不能に、出来れば撃沈することを狙った。
1942年3月には空母ヴィクトリアスから雷撃機や爆撃機で攻撃を試みたが、不首尾に終わった。今度は潜水夫が漁船に隠れて潜入、水中爆弾を取り付けようとしたがこれも失敗した。
1943年9月、こんどは豆潜水艦X挺で肉薄し、機雷を取り付けて2回の大爆発を起こさせることに成功した。これでティルピッツは大浸水を起こして竜骨が歪み、全速力を出せなくなった。これで同艦の脅威度は大幅に落ちたが、当時の戦艦は現代の核兵器にも匹敵する存在。そこに「在る」だけで依然イギリスに脅威を与え続けていた。
1944年3月、またも空母ヴィクトリアスとフューリアスを始めとする航空兵力で攻撃。艦載機で爆撃を行った。しかし、命中弾はあったものの、高高度からの急降下爆撃ではなく、低高度でホイッと当てただけの爆弾は肝心の装甲を貫くことは出来なかった。その後も何度となく艦載機での攻撃は繰り返されたが、やはり致命傷にいたらなかったのである。
業を煮やしたイギリス軍はなんと戦略爆撃機であるランカスター爆撃機に超大型6トン爆弾を搭載しての航空攻撃に切り替えた。
まず、9月の爆撃で前部に大穴を開け、さらに竜骨を歪めさせることに成功。これでティルピッツは6ノットしか出せなくなり、はうように移動するしか無くなった。そして11月12日、晴れた日曜日の朝にいよいよとどめを刺すべく32機のランカスターが飛来。3発の命中により、ティルピッツはついにバイタルパートを破壊され、後部砲塔も弾薬庫が爆発して吹き飛ばされた。同艦は大きく傾き湾内に転覆。2年半にわたるイギリス軍の執念の前についに「孤高なる北の女王」は膝を屈したのだ。
ちなみにティルピッツへの最後の攻撃の際、その隠れ場所を突き止めたのはソ連であった。当時ノルウェーに大量に偵察員を潜入させていたソ連がティルピッツを発見し、イギリスに座標を送ったのである。
史実の詳細については、こちらの記事も参照→ティルピッツ（戦艦）
関連の動画……いい、ね
関連静画が完了したようだが……次は私にも描かせてもらえないか？少し……好奇心が沸くんだ
立体モデルの選択は慎重にね、指揮官
あなたの関連商品……ふぅ…羨ましい
指揮官よ、コミュニティにはよく顔を出したほうがいい。裏仕事を長くやりすぎると命の重さをいつしか忘れることになるわ
ティルピッツ(アズールレーン)に関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目の寒さと寂しさには慣れたつもりよ。今更期待なんかしないわ
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