ティンパニとオーケストラのための協奏曲とは、曲の最後で演奏者がティンパニに体を突っ込む曲である。
※以下のように同名、または似た楽曲が複数ある。当記事ではマウリシオ・カーゲルの楽曲について述べる。
曖昧さ回避
少し名称が異なるもの
概要
オーケストラで使用される太鼓の一種である「ティンパニ」を独奏楽器とする協奏曲の1つ。「珍しい曲」「変わった曲」という話題になると挙げられることが多い。
独特なティンパニの演奏法が複数登場することで知られており、「最後に演奏者がティンパニに体を曲げて突っ込む」という部分で最も有名。楽譜におけるこの箇所には、絵でティンパニに突っ込むよう説明がされており、強弱記号として「fffff(フォルティッシシシシモ)」と書かれている。
ティンパニの皮を破損しているように見えるが、実際には「最後に破る用」として、皮の代わりに紙を張ったティンパニが事前に準備されている。この紙のティンパニは最後の部分以外演奏には使わない。
この曲は他にも通常とは異なるティンパニの演奏法が登場しており、「スネアドラム用のスティックやブラシで叩く」「スティック同士を交差させる」「手で直接叩く」「マラカスやクラベスで叩く」「大きなメガホンのようなものを持ち、歌って共鳴させる」などがある。
ちなみに「ティンパニに頭を突っ込む」のはこの曲ぐらいだが、「手で叩く」「マラカスで叩く」などの奏法は他の一部の楽曲でも見られるようだ。
また、作曲者のカーゲルはこれ以外に「指揮者が終盤で急に苦しむ仕草をして最後に倒れる(『フィナーレ』)」などの珍しい特徴を持つ曲を作っている。
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関連項目
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